旦那がようやく、家の裏のデッキの修繕に取り掛かった。
10年以上何ら手を加えずに、ほおりっぱなしにしていたデッキだ。ペンキは剥げ、木は痛み、いくぶん傾きかけている。子供たちは床が抜けるんではないかと、デッキを歩く時は抜き足差し足である。とにかく、木や道具を買う為に、ホームデポと言う日本で言うところのホームセンターに私も一緒に、ここのとこ毎日のように繰り出している。そこに行くと、ガーデニングコーナーもあり、バーディングコーナーもある。鳥の餌も売っている。
それで、
バードフィーダーを買ってきた。
今は餌の多い時期に当たるから、本当は自然界の鳥たちにむやみにえさを与えずともよいのではと思いながら、人間の勝手で、どんな鳥が来るのか好奇心余って、買ってしまった。鳥の餌の袋には、一年を通して餌を切らさず与えると良いとは書いてある。これは、つまりは鳥が常にこの場所に餌がある事を覚えて毎年帰ってくるようにと言う事のようだ。
ここで、一番の問題はリスである。例の東部灰色リスと言われる大型のシッポがふさふさのリスの事だ。感電して停電の元になる彼らのことだ。彼らは、頭がいい、と思う。バードフィーダーには美味しい穀物が入っている事をなぜか知っている。鳥が群がると、彼らも寄ってくる。
最初は、ガレージの横に吊り下げた。
すると、彼らがガレージの屋根を伝ってフィーダーのひものとこまで来たではないか。屋根のヘリに後ろ脚をひっかけて宙づり状態で、体を伸ばすだけ伸ばし、バードフィーダーに前足をかけようとするではないか。
これはいかんと、ひもの長さを長くしたところ、今度は、同じ体制で、そのひもを前足(手?)で手繰って引き上げようとするのだから、大したものだ。彼らは、ジャンプもする。地面からテーブルの上くらいなら軽々と飛び上がる。テーブルの上に置いてあった、ジェイに与えるつもりのひまわりの種を、油断してたら全部食べられてしまった。
デッキの上に置いても同じ。彼らはどこにでもやってくる。グランドホグまでデッキの階段を(偉そうに)上って鳥の餌目当てにやって来るではないか。
結局、と言うか、やっぱり、それ様のポールを買って来て、地面に刺し、それにバードフィーダーを下げる事にした。3匹のリス(これは兄弟だと思う、いつも3匹一緒にいる)たちが、恨めしそうにバードフィーダーに群がる鳥たちを下から見上げていて、どうやらポールは登れないようだ。これで、やっとリスの侵略から逃れる事ができたわけだ。
こっちのバードフィーダーには、リス対策が練られているものが結構あり、例えば、リスがフィーダーに飛びついたら、彼らの重みでふたが閉まる様になっているものが多い。
その餌によって来る鳥だが、
やっぱり雀が多い。しかも群れを成してやってくる。家族なのかと思う。そして、その中の1羽のメスが、癖が悪い。
どうやら、自分が好きな穀物があるようで、フィーダーの透明なグラス越しに見えるその餌を目当てに、どんどん手前の穀物をくちばしで辺りに飛ばしまくる。手前の餌がなくなれば、段々と目当ての餌が下がってくるのを、知ってるわけだ。食わず嫌いってこと。
そのおかげで、バードフィーダーの餌は,あっという間になくなってしまう。地面にばらまかれてしまってるってわけだ。それをまた食べにくる鳥もいるけど、リスがその鳥を追い払いながら、地面を仕切って食べてるし…。
ま、いいけどね。
雀に混じって、食べに来たのは、赤い胸元と頭のHOUSE FINCH。
デッキの餌を食べにくる、ブルージェイ。近影。
雄のカーディナルが口移しで餌を雌に与える。
ジョージフロイド氏の死をめぐって、今も各地で続く抗議活動。
時間が過ぎても収まるどころか、拡大の様相を見せている。
先週の土曜日にはわが町でもデモ行進があり、私もこのムーブメントに同意すると言う意志表示を示すべく、参加してきた。300人以上は集まっていたと思う。小さな町なのに、結構な人数が行進した事になる。
ニュースでは、過去に起こった警察官の首絞め映像や、不当に市民(黒人)を扱う映像が流れている。
アメリカ各地では、歴史に名を残した人物、コロンバスとかの銅像が倒されて、引きずり回されたりしているらしい。
銅像には何の罪もないのにね……。
ニューヨークでは、コロンバスサークルのコロンバスの像を守るために警察官が配備されてると言うし、シアトルでは、市民が街を占拠したとかどうとか言ってるし、1か月前、早々にコロナ自粛を切り上げ、ビーチや公園を解放した南部のステイト(テキサスとかアリゾナとか)では、ここ数日、コロナ感染者数が倍増してるなんて、すでに第2派到来かと思わせる恐ろしいニュースも流れるし。
秋までにアメリカで20万人コロナで死ぬなどと予想をする専門家もいるらしい。現在11万人が亡くなっていて、その80%が65歳以上と言う。本当に多くの方が亡くなられた。
すごいことが起こっているんだ。
ニュージャージーは、自宅待機指示が終了した。少しづつ普通の生活に戻りつつある。でも、まだ、感染者は毎日少なくない数で出ているし、死亡者も二桁だ。
気を緩めずに行かねばと、自分に言い聞かせている。
日中の日差しが強くなり、朝夕の庭の水やりが欠かせない。
庭の手入れやら、デッキの板のペンキはがしやらで時間を取られ、ここのとこ公園に鳥を見に行ってないなあ…。
明日は、天気が良いらしい、久しぶりに公園に足をのばそうかなあ。