自然からの贈り物
3月中旬某日、三たびの八溝川、今日は先日探索した場所からさらに下流に向けて探石しようと思います。....
八溝川-1
ランキング参加中
探石も最初のうちは1個も見逃さずすべての石ころを見て絶対見つけてやろうと目をギラつかせて歩いていました。まぁ見つかりませんね、目が疲れるだけでした。こっちの岸を探しているのにあっちの岸が気になりウロウロと川の中を右往左往です。
八溝川-2
そんな時富山の宮崎海岸でのヒスイ探しの時に出会ったおじさんの言葉を思い出しました。「ヒスイは自然からの贈り物、最初の1歩で出会える時もあるし4~5時間探しても出会えない時もあるよ」。
何かふうっと気分が楽になりました、するといろんな周りの音が聞こえるようになりました。鳥のさえずり、水がサラサラ流れる音、川底の石を踏む音、土手の上の方からたまに聞こえる車のエンジン音、藪でガサガサ何かが動く音(イノシシ?)、川は結構にぎやかです。誰もいなくて何にもないと思っていた川なんですが不思議ですね。
八溝川-3
そういえば水石の雑誌にもこんなことも書かれていました、探石のポイントは「とにかく丁寧に探すこと」、そういえば置き石なんかがあるとこはもう先に誰かが探した場所なんで可能性は低いかなぁと思い込んで、さぁ~っと流してましたね。でもそんなとこもポイントは「丁寧に」です。地面に落ちた「針」や「コンタクトレンズ」を探す時のように丁寧に、丁寧にと口に出して自分に言い聞かせました。
すると不思議なもんでこんな石ころに出会いました、まぁそんなにいい感じの石ではないですが八溝石っぽいです。
八溝川石?-1
続いてこれも八溝石っぽいですが私の感覚からするといまいち、ということで私も置き石をしてみましょう。ふふふっ1個見つかると何か余裕といいますか1歩引いて石を見ることが出来ます。欠片でもいいですから1個早く見つけるのもポイントかも知れませんね。
八溝川石?-2
おっとこれも小さいですけど八溝石っぽいですね。
丁寧に丁寧に淡々と探していると結構これはという石に出会えます。
八溝川石?-3
清流を歩いていると川底の石ころで足裏が刺激されるせいなのか酸素とオゾンがたっぷりあるせいなのかいつもより頭が回転して、いろんなことが脳裏に思い浮かびます。まず考えついたのが水の流れ、いわゆる淵と瀬、八溝石はメノウや石英が川の淵に貯まりやすいのに比べて少し重めということでどちらかというと流心、流れの中心に近いところに溜まりやすいようです。特に早瀬やS字の後のトロ場なんかは要チェックポイントです。水の流れを読む、これ結構大事ですね。
やった~ほらっこれ、なかなかの石じゃないですか、と思ったらただの木片、現実はそう簡単には行きませ~ん。
八溝川石っぽい木片
おっとこっちは本物の石ころ、硬くてキンキン、でも灰色、今までのは蒼黒っぽかったんですが……。これが地元の人が言っていた「泡石?」ってヤツですかね、八溝石は八溝石らしいんですが情報がなくてよく分かんないです。
八溝川石?-4
これね八溝石じゃないんですがちょっとお気に入り、見た目が何となく弁当箱みたいじゃないですか。上が白っぽくって周りが青のツートン、でもちょっと重いんで置き石にしときま~す。
八溝川の石
そしてこれも八溝石ではないんですが、ナイフで抉ったような穴が2か所開いてて溜まりっていうんですか、なかなか見た目もいい感じの石です。ウキウキして持ち帰って洗って水を入れてみたんですが、なんとなんと水がボトボト落ちてくるではないですかぁ、あちゃ~。水が溜まる⇒たまる⇒貯まる⇒お金が貯まるということで人気のある「溜まり石」なんですが、これじゃお金がドンドン出て行ってしまいます。直ぐに捨ててしまおうかなと思ったんですが、「溜まり」ということではなくて立てれば洞窟っぽく見えるかなということで取り敢えず置いてあります。
溜まらない石
まぁ石ころって不思議なんですよねぇ、川を下りながら探していた時は見つからずに折り返して戻るときに見つかったりします。石ころは動いている訳ではなく全く同じところにあるんですが、見る角度や光の当たり具合なんかで見えたり見えなかったりする時があります。探してる方の注意力や集中力の影響度合いも大きいんですけどね。
この石がまさにそれ、三分の一ぐらい埋まってました。ここは1回探して通ったところなんですけどその時は見つからず、折り返して戻る時に見つけました。素人判断ですけどかなりいい感じの石のように見えます。
溜まる石-1
見た感じ「溜まり石」、底は漏れていません。かなり泥をかぶっていますけど磨けば期待底出来そう、川ずれ具合っていうんですか枯れ具合っていうんですか、それが何ともです。
溜まる石-2
さて今日もそろそろ時間ですのであがることにしましょう。川からあがって県道を歩いているとバス停が、ここほとんど人通りがないんですが4~5本バスが走っているようです。乗客は少ないみたいですがこのエリアではたぶんバスがないと車が無い人は買い物にも学校にも行けない感じです、まさにライフラインですね。
バス停
左手にかやぶきの屋根の家が、あ~これがたぶん以前に調べた「旅澤家書院」、あの弘道館、偕楽園を創設した水戸藩9代藩主「徳川斉昭」公が地方巡村の際に休息所となったところみたいです。ということは200年近く前に建てられた建物、こんな山奥に、すごいですね。
旅澤家書院-1
個人の住宅で現在もお住まいということですので、遠くからズームで撮らせてもらいました。
旅澤家書院-2
石は出会いそして「自然からの贈り物」、今回石拾いのポイントがほんのちょっとだけ分かったような気がします。(思い違いかもしれませんが…?)
以下に続く
八溝石-6
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3月中旬某日、三たびの八溝川、今日は先日探索した場所からさらに下流に向けて探石しようと思います。....
八溝川-1
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探石も最初のうちは1個も見逃さずすべての石ころを見て絶対見つけてやろうと目をギラつかせて歩いていました。まぁ見つかりませんね、目が疲れるだけでした。こっちの岸を探しているのにあっちの岸が気になりウロウロと川の中を右往左往です。
八溝川-2
そんな時富山の宮崎海岸でのヒスイ探しの時に出会ったおじさんの言葉を思い出しました。「ヒスイは自然からの贈り物、最初の1歩で出会える時もあるし4~5時間探しても出会えない時もあるよ」。
何かふうっと気分が楽になりました、するといろんな周りの音が聞こえるようになりました。鳥のさえずり、水がサラサラ流れる音、川底の石を踏む音、土手の上の方からたまに聞こえる車のエンジン音、藪でガサガサ何かが動く音(イノシシ?)、川は結構にぎやかです。誰もいなくて何にもないと思っていた川なんですが不思議ですね。
八溝川-3
そういえば水石の雑誌にもこんなことも書かれていました、探石のポイントは「とにかく丁寧に探すこと」、そういえば置き石なんかがあるとこはもう先に誰かが探した場所なんで可能性は低いかなぁと思い込んで、さぁ~っと流してましたね。でもそんなとこもポイントは「丁寧に」です。地面に落ちた「針」や「コンタクトレンズ」を探す時のように丁寧に、丁寧にと口に出して自分に言い聞かせました。
すると不思議なもんでこんな石ころに出会いました、まぁそんなにいい感じの石ではないですが八溝石っぽいです。
八溝川石?-1
続いてこれも八溝石っぽいですが私の感覚からするといまいち、ということで私も置き石をしてみましょう。ふふふっ1個見つかると何か余裕といいますか1歩引いて石を見ることが出来ます。欠片でもいいですから1個早く見つけるのもポイントかも知れませんね。
八溝川石?-2
おっとこれも小さいですけど八溝石っぽいですね。
丁寧に丁寧に淡々と探していると結構これはという石に出会えます。
八溝川石?-3
清流を歩いていると川底の石ころで足裏が刺激されるせいなのか酸素とオゾンがたっぷりあるせいなのかいつもより頭が回転して、いろんなことが脳裏に思い浮かびます。まず考えついたのが水の流れ、いわゆる淵と瀬、八溝石はメノウや石英が川の淵に貯まりやすいのに比べて少し重めということでどちらかというと流心、流れの中心に近いところに溜まりやすいようです。特に早瀬やS字の後のトロ場なんかは要チェックポイントです。水の流れを読む、これ結構大事ですね。
やった~ほらっこれ、なかなかの石じゃないですか、と思ったらただの木片、現実はそう簡単には行きませ~ん。
八溝川石っぽい木片
おっとこっちは本物の石ころ、硬くてキンキン、でも灰色、今までのは蒼黒っぽかったんですが……。これが地元の人が言っていた「泡石?」ってヤツですかね、八溝石は八溝石らしいんですが情報がなくてよく分かんないです。
八溝川石?-4
これね八溝石じゃないんですがちょっとお気に入り、見た目が何となく弁当箱みたいじゃないですか。上が白っぽくって周りが青のツートン、でもちょっと重いんで置き石にしときま~す。
八溝川の石
そしてこれも八溝石ではないんですが、ナイフで抉ったような穴が2か所開いてて溜まりっていうんですか、なかなか見た目もいい感じの石です。ウキウキして持ち帰って洗って水を入れてみたんですが、なんとなんと水がボトボト落ちてくるではないですかぁ、あちゃ~。水が溜まる⇒たまる⇒貯まる⇒お金が貯まるということで人気のある「溜まり石」なんですが、これじゃお金がドンドン出て行ってしまいます。直ぐに捨ててしまおうかなと思ったんですが、「溜まり」ということではなくて立てれば洞窟っぽく見えるかなということで取り敢えず置いてあります。
溜まらない石
まぁ石ころって不思議なんですよねぇ、川を下りながら探していた時は見つからずに折り返して戻るときに見つかったりします。石ころは動いている訳ではなく全く同じところにあるんですが、見る角度や光の当たり具合なんかで見えたり見えなかったりする時があります。探してる方の注意力や集中力の影響度合いも大きいんですけどね。
この石がまさにそれ、三分の一ぐらい埋まってました。ここは1回探して通ったところなんですけどその時は見つからず、折り返して戻る時に見つけました。素人判断ですけどかなりいい感じの石のように見えます。
溜まる石-1
見た感じ「溜まり石」、底は漏れていません。かなり泥をかぶっていますけど磨けば期待底出来そう、川ずれ具合っていうんですか枯れ具合っていうんですか、それが何ともです。
溜まる石-2
さて今日もそろそろ時間ですのであがることにしましょう。川からあがって県道を歩いているとバス停が、ここほとんど人通りがないんですが4~5本バスが走っているようです。乗客は少ないみたいですがこのエリアではたぶんバスがないと車が無い人は買い物にも学校にも行けない感じです、まさにライフラインですね。
バス停
左手にかやぶきの屋根の家が、あ~これがたぶん以前に調べた「旅澤家書院」、あの弘道館、偕楽園を創設した水戸藩9代藩主「徳川斉昭」公が地方巡村の際に休息所となったところみたいです。ということは200年近く前に建てられた建物、こんな山奥に、すごいですね。
旅澤家書院-1
個人の住宅で現在もお住まいということですので、遠くからズームで撮らせてもらいました。
旅澤家書院-2
石は出会いそして「自然からの贈り物」、今回石拾いのポイントがほんのちょっとだけ分かったような気がします。(思い違いかもしれませんが…?)
以下に続く
八溝石-6
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