昨日、9月1日は『防災の日』であった。
今年は、『首都直下型』『南海トラフ巨大地震』を想定した総合防災訓練として『命を守る対応』を検証する事を目的に、新型コロナウイルスの拡大を受け、感染を防ぐ避難所の運営方法を確認する訓練が各地で行われたようであるが、テレビ報道では『総裁後任選挙』の話題一色となり『防災の日』の意義が・・どこか薄れてしまった感がある。
たしかに、『ポスト安倍』での政治運営がどうなるのかは気になる所であるが、『派閥間抗争』での総裁選の議論は、こんな時間かけての報道が必要なのであろうか・・・・
先々週、首相が再検査を受けたあたりから、『コロナ』報道が『総理退陣に向けた報道』へすり替わり、お盆明けに議論が進んでいた『感染者数の数から重症者、亡くなられた方の重要性』や『PCR検査数増での真の検査対象』さらには『感染症での指定変更』などの話題が、一気に塗り替えられてしまった。
『コロナ禍』の『危機意識』がマスコミでゆがめられた感がしている。
報道として、今、一番に国民が考え行動をすべき事な何なのかを正しく報道するのが、マスコミの役目ではなかろうか。
このメモでも何度か『コロナ禍』をマスコミが煽っていると書いたが、今回は『正しく恐れる』事にブレーキをかけた責任は重いと感じている。
昨日の『防災の日』は、『自民党の内輪事』より、もっと国民へ『備える事』を伝えるべきではなかったのではなかろうか。
こんな事を思っていた所・・・
今朝も富山県で少し強い地震が起こった。
台風や集中豪雨による大規模水害は、ある程度の予測が出来、『命を守る行動』へは備える事が出来るが、『地震』や『火山噴火』は突然に発生する。
これに向けた備えを考える日が『防災の日』であったはずである。
日本列島は、世界の中では『地震の巣』の中に存在している。
いつ大きな地震が発生したり、プレート界面がこすれる事でのマグマ発生で火山が噴火し、日本中『降灰』で生活が成り立たなくなる可能性がある。
このメモでも何度か『地震』についても気になる事項を書き加えたが、小松左京の小説『日本沈没』も、現実として考えておく必要があり、『いざ』への備えを常にしておく必要がある。
8月に入り、『地震』については少し動きが気になっている所がある。
発生した地震は、アメリカのUSGSという機関で、すぐにプロットされるが、
ここ2カ月、M2.5以上の震源を見ると『日本列島』は・・点で覆いつくされる。
世界一の『地震密集地』であることが判る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/5d/47d9d701dc7fa296ab183eb8b649e397.jpg)
もう少し『日本列島』だけを見ても、関東中心の発生は頻発傾向にある。
このプロットは地震の強さを示す『マグニチュード』であり、時々ゆらゆらと感じた時に報道される『震度』ではないが、プレートが潜り込んだ地下での、歪を戻すためにエネルギー放出の度合いであり、この数値の方が『危険性』を考えるためには重要と感じている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/ac/5085e61ea2be2d37bec09e1f38ced438.jpg)
最近の動きでの中で、特に地下深くで発生する『深発地震』が多いような気もしており、8月初めの紀州沖や中越で発生した地震は、東北へ伝播し、『震度』こそ小さく大きな被害を及ぼさなかったが『異常震域』という珍しい地震も発生(ウエザーニュース記事)している。
日本の周辺で『プレート』が複雑にもぐり込んでおり、この動きが気になる所である。
最近の地震から幾つかの発生個所と震源の深さを記してみたが、『太平洋プレート』が『フィリピンプレート』の下へ。関東以北の地震は『オホーツクプレート』の下へ『フィリピンプレート』との気象庁報告もあり??、さらには『ユーラシアプレート』の下で3枚重ね??の可能性も出て来る複雑な所が震源となっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/10/a48a61b53a9480f49d4860bcc9a59ce6.jpg)
2011年の『東北地震』では『太平洋プレート』側での『アウタライズ地震』も要因との事が残されていたが、上記発生メモの中でも見受けられ、最近の『千葉内陸部、沿岸部』との関係も気になる所である。
話しが少し横へそれてしまったが、『地震予知』はまだ不可能である。
そして『火山噴火』もある程度は『予見』は出来るが『発生は止められない』。
『地震』での甚大な被災や、これに伴う『津波』。さらにはイタリアや中南米などでの大噴火との複合被災となると『日本の機能』はすべて止まってしまう。
今年4月末に公表された『富士山噴火での被害予想』や『NHKスペシャル』などで『降灰被害』は『警鐘』されているが、なぜ『防災の日』は軽視されたのか・・・
今朝の新聞の記事にも出てこない・・・・
+**
一部の地方ニュースでは、3密(密閉、密集、密接)回避のため、訓練規模を縮小したり、中止したりする自治体もあったとの事であったが、自宅で出来る『防災の日』への取り組みも出来たのではなかろうか。
これを担うのは『マスコミ』の力が大きい。
例えば・・
今までの『防災グッズ』に加え、『感染症』などの『複合被災時』に付け加えるべきものを、もっと広く知見を集め、この日に報道する事で・・・
『防災の日』・・『命を守る行動』
そして『感染症への危機感』も、もう一段レベルアップ出来たのではなかろうか。
*+**
ここまで書いてくる中で、またまた最近の『マスコミ』や『自民党政権』『野党』の『危機感』という事について、本当に大丈夫なのかと思いが出て来た。
今、置かれている『新型コロナ感染の収束』への危機対応と言う点では、国民が一体化し、この対応にあたる関係機関は、方策の議論はすれども、決められた事項については同じ方向を向いていく必要が重要と思われる。
そして、この方向を『マスコミ』は正しく伝える義務があるものと感じている。
例えば『野党』の動きにおいても・・
この『未曾有の国難』と言える時期に、次の政権奪取のために『合体』の動きがあったり、予算委員会で、本来の審議を止めるような『厚労副大臣のプライベート問題』を取り上げたりしているが、もっと建設的な議論が出来ないものであろうか。
GoTo キャンペーンでも宿泊先ホテルの不備だけを問うような議事も出ている様であるが、もっと具体策を示しての審議を行わないと、先の『モリカケ』での不毛の議論の様に、時間だけを費やしてしまう。
この『コロナ対応』は、正しい判断で『スピード』が要求される。
国会議員は『保守』『野党』の枠を超えた超党派で動いてほしいが、6カ月もたっても、足の引っ張り合いである。
大阪でも、維新と自民党の分裂で『大阪都構想』をがむしゃらに進めているが、この議論や、これに向けた準備室を、なぜすべて『コロナ対応』へ振り向けられないのか・・・
今だかって、府知事や大阪市長のリーダーシップには疑問が残ったままである。
『コロナ収束後まで一旦検討中断』・・と言えないものか。
マスコミは、『コロナ感染者』でのマンネリ報道が続いたためか・・
感染症学会での理事長の『第二波の真っただ中』発言と、専門家の方々の『収束方向』発言でのニュアンスの違いに、『組織内分裂』的な報道や、政府の『何をもって第二波』との公式コメントから『学会無視』を思わせるような発言のワイドショーも見られた。
そして、先週あたりからは、政府が『保健所業務の負担軽減』を目的のためか、今般の『新型コロナ』の『指定感染症』の位置づけを『二類相当』から引き下げる事への専門家を交えた議論もなされているが、5類に入っている『新型インフル』のようなワクチン、治療薬が無い中での『リスク』が十分に伝わってこない事も気になる所である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/cc/fb7ec6ff860c35baaee8f3e26a2639ff.jpg)
(政府資料より)
確かに、もう少し簡単に検査が受けれて、軽症の場合は『自宅隔離』でもいいが、重症化の場合の『病院手配』。さらには『感染ルートのトレース』など、『想定』すべきことが多い感染症であり、このあたりもっと安易な方向へ煽る報道だけは避けてほしいものである。
PCR検査数についても、ある番組で地方の知事さんが、『当県の検査数は1日1000件は難しく』と発言され、『そんなにも少ないのですか』とキャスターが切り返していたが、各報道機関ももっと現実をしっかり把握した上での、報道をお願いしたものである。
たぶん、報道制作者が、最新の厚労省のアドバイザリー会議で示された、都道府県別の検体採取、分析能力(通常、最大)などを見ていないからであろう。
今日も京都府が検査能力を機器導入で増強すると新聞報道されているが、高々、1日800件程度の増であり、コメンテーターが闇雲に叫ぶ『検査能力増強』の実情も正確に伝えないと、報道を見た方は、『いつでも』『だれでも』『何回でも』という海外の実情報道を間違って捉えてしまうかもしれない。
東京世田谷方式でも、あくまでも保険適用外の『学術検査』からスタートするようであり、テレビでよく出てこられるクリニックが『PCR検査は当院で』と話されているが、実際は『検体採取』のみで、『測定』は『民間へ委託』されており、このような事なども、もっと何がどうなっているのか、あおるだけの報道でなく、そろそろ実情を正確に伝える必要があるのではなかろうか。
そして、昨日朝『防災の日』の訓練の最中、次期『総裁候補』の方がテレビへLIVE出演されていた。
何をこの時期。もう現総理大臣は引退されることは決まっている。
『あなたが次期総理を受けるのであれば・・』
あまりにもトップとしての『危機感』のなさに驚かされた。
この『訓練』が形式的で、形骸化されたものであることを物語っている。
この点では『マスコミ』も共犯である。
政府対策会議と同じ時間帯に、なぜ『次期総裁候補者』を呼び出して出演させたのか。
冒頭に書いた・・『防災の日』の意義はどこへ の思いである。
このメモの中のどこかで書いたが、昨年の『新型インフルエンザ等対策訓練』も、
今回の様な『危機感』のない形式的な会議であったのか。
このためであれば・・・
『新型コロナ感染症』の対策へ活かされなかったのが残念である。
こんな『ゴタゴタ』がニュースとなって報道されれば、国民も『何を信じて』という事になり、『気のゆるみ』を助長させることが危惧される。
政府コメントでよく使われる『緊張感をもって』ではなく、『危機意識』を常に持った行動が出てこない限り、国民はついてこないと感じている。
そして、この『防災の日』の動きをもう一度内閣府のHPから見返してみると・・
『新型コロナ』の初動で、『もやもや』していたものが少し見えて来た。
それは・・・・
『組織』が見えない事である。
昨日の総理が国民に向けての報道でも、
冒頭担当者から・・・
今回の『緊急対策』では
『**対策会議を招集』『**を本部長』
『以下この組織に従う・・・』 との簡単でもいいから
説明があってもいいはずである。
これがないままで、いきなり国民へ向けたメッセージでは・・・
この後の事態が読めない。
『誰がどのような組織で動くかが』簡単に説明が無いと・・・
との感がした。
今回の『新型コロナ』では、報道での『リスクコミュニケーション』の進め方が、三菱総研が取り纏め、レポートとして残されているが、何も活かされていない。
もう少し資料を詳しく見てみたい。 (政府資料のURL**)
(参考)
新型コロナ対策に不可欠なリスクコミュニケーション
長々となったが
来年2月には、感染症を新たに認識する『コロナの日』が制定されることを祈りたい。
今年は、『首都直下型』『南海トラフ巨大地震』を想定した総合防災訓練として『命を守る対応』を検証する事を目的に、新型コロナウイルスの拡大を受け、感染を防ぐ避難所の運営方法を確認する訓練が各地で行われたようであるが、テレビ報道では『総裁後任選挙』の話題一色となり『防災の日』の意義が・・どこか薄れてしまった感がある。
たしかに、『ポスト安倍』での政治運営がどうなるのかは気になる所であるが、『派閥間抗争』での総裁選の議論は、こんな時間かけての報道が必要なのであろうか・・・・
先々週、首相が再検査を受けたあたりから、『コロナ』報道が『総理退陣に向けた報道』へすり替わり、お盆明けに議論が進んでいた『感染者数の数から重症者、亡くなられた方の重要性』や『PCR検査数増での真の検査対象』さらには『感染症での指定変更』などの話題が、一気に塗り替えられてしまった。
『コロナ禍』の『危機意識』がマスコミでゆがめられた感がしている。
報道として、今、一番に国民が考え行動をすべき事な何なのかを正しく報道するのが、マスコミの役目ではなかろうか。
このメモでも何度か『コロナ禍』をマスコミが煽っていると書いたが、今回は『正しく恐れる』事にブレーキをかけた責任は重いと感じている。
昨日の『防災の日』は、『自民党の内輪事』より、もっと国民へ『備える事』を伝えるべきではなかったのではなかろうか。
こんな事を思っていた所・・・
今朝も富山県で少し強い地震が起こった。
台風や集中豪雨による大規模水害は、ある程度の予測が出来、『命を守る行動』へは備える事が出来るが、『地震』や『火山噴火』は突然に発生する。
これに向けた備えを考える日が『防災の日』であったはずである。
日本列島は、世界の中では『地震の巣』の中に存在している。
いつ大きな地震が発生したり、プレート界面がこすれる事でのマグマ発生で火山が噴火し、日本中『降灰』で生活が成り立たなくなる可能性がある。
このメモでも何度か『地震』についても気になる事項を書き加えたが、小松左京の小説『日本沈没』も、現実として考えておく必要があり、『いざ』への備えを常にしておく必要がある。
8月に入り、『地震』については少し動きが気になっている所がある。
発生した地震は、アメリカのUSGSという機関で、すぐにプロットされるが、
ここ2カ月、M2.5以上の震源を見ると『日本列島』は・・点で覆いつくされる。
世界一の『地震密集地』であることが判る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/5d/47d9d701dc7fa296ab183eb8b649e397.jpg)
もう少し『日本列島』だけを見ても、関東中心の発生は頻発傾向にある。
このプロットは地震の強さを示す『マグニチュード』であり、時々ゆらゆらと感じた時に報道される『震度』ではないが、プレートが潜り込んだ地下での、歪を戻すためにエネルギー放出の度合いであり、この数値の方が『危険性』を考えるためには重要と感じている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/ac/5085e61ea2be2d37bec09e1f38ced438.jpg)
最近の動きでの中で、特に地下深くで発生する『深発地震』が多いような気もしており、8月初めの紀州沖や中越で発生した地震は、東北へ伝播し、『震度』こそ小さく大きな被害を及ぼさなかったが『異常震域』という珍しい地震も発生(ウエザーニュース記事)している。
日本の周辺で『プレート』が複雑にもぐり込んでおり、この動きが気になる所である。
最近の地震から幾つかの発生個所と震源の深さを記してみたが、『太平洋プレート』が『フィリピンプレート』の下へ。関東以北の地震は『オホーツクプレート』の下へ『フィリピンプレート』との気象庁報告もあり??、さらには『ユーラシアプレート』の下で3枚重ね??の可能性も出て来る複雑な所が震源となっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/10/a48a61b53a9480f49d4860bcc9a59ce6.jpg)
2011年の『東北地震』では『太平洋プレート』側での『アウタライズ地震』も要因との事が残されていたが、上記発生メモの中でも見受けられ、最近の『千葉内陸部、沿岸部』との関係も気になる所である。
話しが少し横へそれてしまったが、『地震予知』はまだ不可能である。
そして『火山噴火』もある程度は『予見』は出来るが『発生は止められない』。
『地震』での甚大な被災や、これに伴う『津波』。さらにはイタリアや中南米などでの大噴火との複合被災となると『日本の機能』はすべて止まってしまう。
今年4月末に公表された『富士山噴火での被害予想』や『NHKスペシャル』などで『降灰被害』は『警鐘』されているが、なぜ『防災の日』は軽視されたのか・・・
今朝の新聞の記事にも出てこない・・・・
+**
一部の地方ニュースでは、3密(密閉、密集、密接)回避のため、訓練規模を縮小したり、中止したりする自治体もあったとの事であったが、自宅で出来る『防災の日』への取り組みも出来たのではなかろうか。
これを担うのは『マスコミ』の力が大きい。
例えば・・
今までの『防災グッズ』に加え、『感染症』などの『複合被災時』に付け加えるべきものを、もっと広く知見を集め、この日に報道する事で・・・
『防災の日』・・『命を守る行動』
そして『感染症への危機感』も、もう一段レベルアップ出来たのではなかろうか。
*+**
ここまで書いてくる中で、またまた最近の『マスコミ』や『自民党政権』『野党』の『危機感』という事について、本当に大丈夫なのかと思いが出て来た。
今、置かれている『新型コロナ感染の収束』への危機対応と言う点では、国民が一体化し、この対応にあたる関係機関は、方策の議論はすれども、決められた事項については同じ方向を向いていく必要が重要と思われる。
そして、この方向を『マスコミ』は正しく伝える義務があるものと感じている。
例えば『野党』の動きにおいても・・
この『未曾有の国難』と言える時期に、次の政権奪取のために『合体』の動きがあったり、予算委員会で、本来の審議を止めるような『厚労副大臣のプライベート問題』を取り上げたりしているが、もっと建設的な議論が出来ないものであろうか。
GoTo キャンペーンでも宿泊先ホテルの不備だけを問うような議事も出ている様であるが、もっと具体策を示しての審議を行わないと、先の『モリカケ』での不毛の議論の様に、時間だけを費やしてしまう。
この『コロナ対応』は、正しい判断で『スピード』が要求される。
国会議員は『保守』『野党』の枠を超えた超党派で動いてほしいが、6カ月もたっても、足の引っ張り合いである。
大阪でも、維新と自民党の分裂で『大阪都構想』をがむしゃらに進めているが、この議論や、これに向けた準備室を、なぜすべて『コロナ対応』へ振り向けられないのか・・・
今だかって、府知事や大阪市長のリーダーシップには疑問が残ったままである。
『コロナ収束後まで一旦検討中断』・・と言えないものか。
マスコミは、『コロナ感染者』でのマンネリ報道が続いたためか・・
感染症学会での理事長の『第二波の真っただ中』発言と、専門家の方々の『収束方向』発言でのニュアンスの違いに、『組織内分裂』的な報道や、政府の『何をもって第二波』との公式コメントから『学会無視』を思わせるような発言のワイドショーも見られた。
そして、先週あたりからは、政府が『保健所業務の負担軽減』を目的のためか、今般の『新型コロナ』の『指定感染症』の位置づけを『二類相当』から引き下げる事への専門家を交えた議論もなされているが、5類に入っている『新型インフル』のようなワクチン、治療薬が無い中での『リスク』が十分に伝わってこない事も気になる所である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/cc/fb7ec6ff860c35baaee8f3e26a2639ff.jpg)
(政府資料より)
確かに、もう少し簡単に検査が受けれて、軽症の場合は『自宅隔離』でもいいが、重症化の場合の『病院手配』。さらには『感染ルートのトレース』など、『想定』すべきことが多い感染症であり、このあたりもっと安易な方向へ煽る報道だけは避けてほしいものである。
PCR検査数についても、ある番組で地方の知事さんが、『当県の検査数は1日1000件は難しく』と発言され、『そんなにも少ないのですか』とキャスターが切り返していたが、各報道機関ももっと現実をしっかり把握した上での、報道をお願いしたものである。
たぶん、報道制作者が、最新の厚労省のアドバイザリー会議で示された、都道府県別の検体採取、分析能力(通常、最大)などを見ていないからであろう。
今日も京都府が検査能力を機器導入で増強すると新聞報道されているが、高々、1日800件程度の増であり、コメンテーターが闇雲に叫ぶ『検査能力増強』の実情も正確に伝えないと、報道を見た方は、『いつでも』『だれでも』『何回でも』という海外の実情報道を間違って捉えてしまうかもしれない。
東京世田谷方式でも、あくまでも保険適用外の『学術検査』からスタートするようであり、テレビでよく出てこられるクリニックが『PCR検査は当院で』と話されているが、実際は『検体採取』のみで、『測定』は『民間へ委託』されており、このような事なども、もっと何がどうなっているのか、あおるだけの報道でなく、そろそろ実情を正確に伝える必要があるのではなかろうか。
そして、昨日朝『防災の日』の訓練の最中、次期『総裁候補』の方がテレビへLIVE出演されていた。
何をこの時期。もう現総理大臣は引退されることは決まっている。
『あなたが次期総理を受けるのであれば・・』
あまりにもトップとしての『危機感』のなさに驚かされた。
この『訓練』が形式的で、形骸化されたものであることを物語っている。
この点では『マスコミ』も共犯である。
政府対策会議と同じ時間帯に、なぜ『次期総裁候補者』を呼び出して出演させたのか。
冒頭に書いた・・『防災の日』の意義はどこへ の思いである。
このメモの中のどこかで書いたが、昨年の『新型インフルエンザ等対策訓練』も、
今回の様な『危機感』のない形式的な会議であったのか。
このためであれば・・・
『新型コロナ感染症』の対策へ活かされなかったのが残念である。
こんな『ゴタゴタ』がニュースとなって報道されれば、国民も『何を信じて』という事になり、『気のゆるみ』を助長させることが危惧される。
政府コメントでよく使われる『緊張感をもって』ではなく、『危機意識』を常に持った行動が出てこない限り、国民はついてこないと感じている。
そして、この『防災の日』の動きをもう一度内閣府のHPから見返してみると・・
『新型コロナ』の初動で、『もやもや』していたものが少し見えて来た。
それは・・・・
『組織』が見えない事である。
昨日の総理が国民に向けての報道でも、
冒頭担当者から・・・
今回の『緊急対策』では
『**対策会議を招集』『**を本部長』
『以下この組織に従う・・・』 との簡単でもいいから
説明があってもいいはずである。
これがないままで、いきなり国民へ向けたメッセージでは・・・
この後の事態が読めない。
『誰がどのような組織で動くかが』簡単に説明が無いと・・・
との感がした。
今回の『新型コロナ』では、報道での『リスクコミュニケーション』の進め方が、三菱総研が取り纏め、レポートとして残されているが、何も活かされていない。
もう少し資料を詳しく見てみたい。 (政府資料のURL**)
(参考)
新型コロナ対策に不可欠なリスクコミュニケーション
長々となったが
来年2月には、感染症を新たに認識する『コロナの日』が制定されることを祈りたい。