日々のメモ帳

日常生活での、ちょっと気になった事や、面白かった事などメモしていきます。

気になる地震頻発/ジオ・ジャパン絶景列島/北磁極が急激移動

2019-02-25 14:15:20 | 地震
『猫の日』のBLOGに2/21の夜に発生の北海道胆振東部地震のMEMOを残し、その前日にも『ちょっと気になる地震/フォッサマグナ周辺』という事も書いた。

今朝早く、大阪では揺れを感じなかったが、琵琶湖の東側で地震が発生している。
珍しい所で発生したような気がするが、西や東で頻発している地震とは関係は無いのだろうか。
気になる所である。


(ウエザーニュース 地震より)


(京都大学 地震 より)

今自分たちが住んでいる日本列島は、すぐには沈んでしまうような事は無いかと思われるが、昨日今日で興味深い事が出て来た。

一つは日本列島誕生の詳細
昨日(2/24)NHK[BSプレミアム]「ジオ・ジャパン絶景列島を行く」という番組である。
昼番組であり、タイトルからすると風景写真紹介かと思って、別作業をしながら何げなく見ていたが、日本列島の生い立ちを知る興味ある内容であった。



番組紹介のHPでは、今回の第3集は・・
『中部・関東。日本一の山岳地帯と広大な関東平野、対照的な絶景を作った秘密を解く鍵は深海にあった』となっている。
1時間の映像では、日本海側へ突き出した岩の解析から、日本の背中にあたる中部から関東における高い山々の生成過程。これがプレート移動で出来た事は理解していたが、CGでその細かい動きを知る事になり、その後の浸食で出来た平野部、さらには海溝へ流れ込んだ浸食での細かい石など、新しい事実も知らされた。
再放送があればもう一度見てみたい。そして、次回、3月3日には東北から北海道が生まれる過程が紹介されるようである。
前のMEMOに残した『北海道は三枚おろし』についても、最近の研究成果を学んで見たい。

そしてもう一つは、プレートよりまだ下の地球内部での出来事
日経の記事検索経由で見つけた、ナショナルジオグラフィック日本版掲載の『北北磁極の動きが加速、原因不明、あまりに急激 グーグルやアップルも利用する「世界磁気モデル」を急きょ更新(2019.02.06』である。

記事では・・
『北の磁極はじっとしていたためしがない。地球内部の「外核」を流れる液体の鉄に影響されて、過去100年ほど、北磁極は真北に向けてじりじりと移動してきた。ところが最近になって、専門家は異変が起こっていることに気が付いた。北磁極が急にスピードを上げて移動し始めたのだ。なぜなのかは誰にもわからない。

その動きがあまりに急激なので、慣例の5年ごとという予定を繰り上げて、米国は世界磁気モデル(WMM)を今年初めに更新する予定にしていた。世界磁気モデルは、携帯電話をはじめ、船舶、航空機などのナビゲーションに利用されている。ところが、米連邦議会の予算案交渉が難航し、予算が切れた連邦政府が一部閉鎖されたため、更新が延期されていた。

政府が再開し、新しい北磁極を示した最新モデルが2月4日に発表されたが、疑問は残る。北磁極はなぜこれほど速く移動しているのか。更新が遅れたことによる影響はあるのか。最近のグーグルマップの不調と何か関連はあるのだろうか。』
との報道がなされている。

地球上には、北の「極点」が3つ存在するとの事で、自転軸の真北を示す北極点。棒磁石が地表に出ていると考えられる地磁気北極点。そして3つ目が「北磁極」との事。
今まであまり意識したことがなかったが、コンパスの北がたどりつく場所で、記事にあるような、これを利用している装置では大変重要な極点の様である。

この『北磁極』が1990年代半ばまでは年11キロに満たなかったのが、2000年代初めには年約55キロのペースで移動し始めた。この原因が、地球内部の約3000キロより深い外核で液体の鉄のジェット噴流が起きていた時期と重なるとの事。
2018年初めには、北磁極の現在位置と世界磁気モデルのずれが大きくなりすぎて、磁気ベースのナビゲーションシステムに支障が出る恐れが出てきたため、更新が2020年予定の所、直近3年分のデータを使って修正したバージョンを昨年年10月にオンラインで公開したが、政府機関が閉鎖され民間用の更新が遅れてたとの事。

現在、世界磁気モデルはグーグルやアップルをはじめ、多くの地図システムが採用しており、スマートフォンでは、東西南北を磁気モデルで調整しているとの事であるが、日本では大きな影響はないようである。

ただ、ここで気になったのが、移動速度が速くなっており、ロンドンの方向へ向いているとの事。
昨年地球物理学会で、この北磁極の動きについては、カナダ北部とシベリアにある2つの強力な磁場領域の引張合いらしいが、カナダの方が弱くなりシベリアの方が強くなった事が要因らしい。
原因は、カナダの地下の外核でジェット噴流が起こり、磁場が薄く引き伸ばされ、弱まってしまったことだろうとは推測されているが、プレートのまだ下でも動きがあるのかと心配な所である。

日本が乗っているプレートは、北米プレートやユーラシアプレートへ押し付けられており、この下にある外殻がどんな事になっているのか気になる所であり、いきなり地表へ出て来ることはないであろうが・・

2016年にもこのナショジオで
『北極点がヨーロッパ方向へ急移動と研究発表 (2016/4/23)』との記事が出ていた事を思い出した。
(2016年4月8日付「Science Advances」に発表された論文)
この時は・・
近年この「極移動」が急激になりつつあり、その原因は気候変動にあるという。
・・
世界中の氷河が大量に解けることで、地球上の質量の大規模な再分配が起こるのではないか
特にグリーンランドと西南極で巨大氷床が融解すると、その影響はきわめて大きい。
自転する地球のある部分で氷が融解し、別の場所で水として落ち着くと、自転軸は質量を失った場所に向かって移動する。
・・地球の質量再分配の原因が、氷河の減少だけではなく、地上から液体の水を大量に失うことによっても起きていると、

・・との警鐘が出されていた事が記憶に残る

小生も、過去、大都市部へ高層ビルなどのコンクリート構造物が集中すると、自転がおかしくなるのでは・・と
質量移転(山から都市へ)
モーメント(W*L)
空気抵抗
などから検証が必要と勝手な事をHPに書いた事があるが、今一度グローバルで見る必要があるかもしれない。
火山噴火などで山体が消滅したためかどうか判らないが、自転が少し変わったとの記事もあったような気がしている。
人間が、地球の自転を狂わす様であれば、最大の罪と言える。せめて地球温暖化だけでも避けたい所である。

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