日々のメモ帳

日常生活での、ちょっと気になった事や、面白かった事などメモしていきます。

『首都直下型地震?』/『危機を危機と感じさせない報道』/『日本の下では何か起こっている』

2021-10-11 15:13:24 | 地震
先週木曜、夜の報道番組を見ていた時、『今、東京は地震です』『身を守る行動を取ってください』と、いきなり報じられた。
アナウンサーとは言えども、あれだけの揺れであり、直ぐに、机の下へ隠れる『危険回避行動』がとれなかった違和感は残るが、『防災』への呼びかけは、充分に伝わってきた。
そして、埼玉県の川口市や、ここに近い東京の足立区では『震度5強』と報じられ、東北での『3・11地震』以来、10年ぶりの大きな揺れであったと・・報じられた。

しかし、この後、気象庁の会見では・・・
 『首都直下型ではない』『千葉県北西部地震』
 『震源が深いので、大きな揺れとはなっていない』
 『関東大震災のマグニチュードほどではない』
 『しばらくは同程度の余震に注意』・・・と報告され
今回の地震は、過度の『危機』として感じる事は
『不要』・・とも思える内容であった。


そして、翌日以降の『報道番組』等でも、専門家の方々から『首都直下型』として考える必要はない・・とも思わせるようなご発言が多く・・
これほど『大きな揺れ』が発生したのに・・・
『危機を危機として感じる必要がない報道』となっているように思えた。

確かに、『死者はゼロ』『重傷者は3名』であり、大きな『人災』とはなっておらず、報道では『帰宅困難者問題』や『インフラの脆弱性』を追求することに『視点』をそらせているが・・・
今一度『首都直下型地震は起こりうる』
今回は、たまたま『震源』が『千葉寄』で『深かった』事で『激震』を免れたが、
『いつか、必ず、大きな地震は起こる』
『東京の直下が起こるかもしれない』・・と
『迫りくるる危機』として受け止める『チャンス』ではなかったのだろうか。

ここ2週間程、少し下火となってきた『新型コロナウイルス』も、当初、過去『SARS、MERS』を体験した国々は、一早く『国難』として『予防処置』を始めたが、日本では、一部の『専門家』を除き、『ただのインフルエンザ程度』との『認識』で、『危機対応』が遅れた感がある。
今回の地震も、『大規模地震の予兆』として、とらえておく必要があるのではなかろうか。

『新型コロナ』という『危機』は、やっと『第5波』で、多くの国民の方々に『理解』を得、始めたが、
ある専門家の方が、なかなか『収束』に向かえないのは、一部の『無理解の方』『危機意識の低い方』がおられることが『最大要因』と話されていたが、
今回の『地震の予兆』も、多くの国民に『いつか起こる』事を『周知徹底』する事から、『防災』は始まるのではと感じている。

こんな事から・・・
今回の『地震』を、『首都直下型地震の予兆』として報じ・・
『危機を危機として正しく理解』する事が、重要なのではなかろうか

+***
なぜそう思うのか・・・
前メモ 『岩石散歩』/『日本の周りが変』/『象の大移動と地震の関係』(2021-6)で、最近、少しおかしな『地震』が『頻発』しており、『太平洋プレート』の動きが気になると書いたが、その後も、『ウエザーニュース』や『USGS』などを、見ている中で、先週、ついに『首都直下型』に近い『地震』が起こった。

拾い集めた『記事』は以下の通りであるが、今までとは少し異なったような『地震活動』を呈しており、専門家ではないので理解できない所もあるが、『日本の下で何かが起こっているのでは』と、かってに思っている。

特に、このメモでも何度か残しているが、『深発地震』が気になる。
9月に2度、はるか離れた『震源』からの『揺れ』を関東から東北で感じている。

(ウエザーニュース記事より)

昨年9月から、今年3月までと、これ以降で『震源』の深さを『100Km』以下をプロットしてみると、ここ数か月『発生回数』が増加し、先の『能登沖』に繋がっているようにも見える。





(USGSデーターを加工)


(USGS 資料より)

これは『太平洋プレート』が『ユーラシアプレート』と押し合っていることが原因なのであろうか?。
『日本列島の下で何か起こっているのであろうか』

そして、もう一つ気になる事がある。
世界の地震との関係である。
今回の『地震』も、『トルコ・ギリシア周辺』『バヌアツ付近・深発』の後で『発生』しているようにも思え、さらには、これまでとは違う地域での『頻発地震』も発生しており、これらが『太平洋プレート』など、日本の下にある『プレート』を刺激していないか?・・




これが『首都直下型?』の、前日発生の少し強い『地震』と関係は?・・


そして、今回の『報道』でも『首都直下』ではない事を、逆に『説明』するために用いられていた、『内閣府』や『東京都』の『防災図表』も、2005年の、今回と同じような『大地震』で『地下構造』が少し見直されたようであるが、このあたりも『専門家』の方々の見解が見えてこない事も心配である。

東京近郊では、『マグニチュード』は、今回の『大地震』よりは小さいが、同じような『深度』で『頻発』しており、今後、これらの中で、どこか、大きな『揺れ』を引き起こす可能性があるものと思われる。


つくばの産業技術研究所の活断層研究レポートに載せられていた資料であるが、現在は、プレート境界に『スラブ』が挟まりこんだような『地下構造』があると『解析』されているようであり、これらからの、あらたな『直下型』という『概念』が現状どうなってきているのかを知りたい所である。


<新しい考え方>


<固着域?>


+***
しかし、何れにしても『日本の地下』の構造は、『推定』でしかない。
何年か前からの『西ノ島』や『小笠原』での『マグマ噴火』
『御嶽山』や『草津白根山』での『噴火』もまだ記憶に新しい。
そして『桜島』の『活性化』。『新潟』での『原油再湧出』。
身近なところの『地下』では、何が起こっているか判らない。
スペインの『カナリア諸島』のように、『富士山』も噴火するかもしれない。
こんな事を考えると、今回の『首都直下?大地震』は、我々に『警鐘』を鳴らしている…と理解するべきであろう。

『危険を危険と感じない』『危機を危機として感じない』事が、『防災』を講じるために、妨げとなる。
『危なそう』と常に感じていれば、自ずと『余裕のある行動』がとれるはずである。

このためにどうすれば・・・
たぶん『訓練』『予行演習』しかないであろう。

『新型コロナ』のように『仮想の危機』を想定するより、『地震』『豪雨』の方が、まだ目に見える所にあり『仮想現実』から『危機』を学べると思われる。
ただ、これも『危機を危機』として感じるかどうかである。
号令をかける『リーダー』の力量、そして『ブレイン』の力量にもよるが・・
参画する『メンバー』の『危機意識』が無ければ、何もできない…と思われる。

:;::;
こんな事を思って、先週発生の『地震』を振り返ってみた。
テレビの『報道』で、『専門家』の方が『帰宅困難者』について『コメント』されていたが・・・
さらに『最悪』を想定した場合どうなるかが見えてこない

『東京都』などの『指針』では、『帰宅困難者』は『現職職場待機』との事であるが、先週の様に『帰宅途中』の方が多く、さらには『市中火災』で、『赤い光景』が見えたりすれば、郊外へ『一目散』で逃げ出す『群衆』が殺到するであろう。

『3・11』の時も、浅草から隅田川に並行した道路は、車道まで人があふれ、車も動けない事態となっていた。もしここに、『火災』という事になると、『白髭橋』や『言問橋』、さらには『千住大橋』など、川をまたぐ『橋』はどうなるのであろうか。

先の『大阪北部地震』でも、新大阪から南下して、淀川に架かる橋へ殺到するなどがあり、このような事で『想定』した『防災計画』を、『地震』での『直接危機』と共に、さらなる『追加危険』として『情報提供』をお願いしたいものである。

;:;:
NHKで、2週間程前、『MEGA QUAKE 2021』が放映され、『学生』に自ら考えさせる『訓練』が紹介されていたが、『危機を危機として考える、第一歩』であろう・・
こんな『作業』の中から、『大人目線』ではない『危機』が探し出せればいいのであるが
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