コニタス

書き留めておくほど重くはないけれど、忘れてしまうと悔いが残るような日々の想い。
気分の流れが見えるかな。

ガリ版再び

2007-06-23 09:31:16 | 
先週、若林佳代子さんという若い版画家(木版多色刷り)さんの個展に行った。


あ、この個展は6/24までです!
若林佳代子展
*山田あゆみ(ガラス)とのコラボレーション企画*
『K…A』の作品も展示販売。 
am10:00~pm7:00(最終日~pm5:00)
富士宮市 ギャラリーかとう

(富士宮市大宮町8-1インテリア加藤2F 0544-27-1381)

急げ!!!


そこで、シンプルだけれど理知的で、ちょいと懐かしげな小さな版画たちを眺めていたら、妙に昔を思い出して、ガリ版話を始めてしまった。

と言うのが発端。

で、会話に興味を持ってくれた若林さんは、驚異的な行動力で探索を開始した


当然待ち受ける苦難。
ガリ版印刷文化は滅びつつある。ホリイ倒産してるし。

しかし、ガリ版情報はそこそこ流通していることも判明。

例えば、
印刷機メーカー「ショーワ」のWeb謄写印刷館
山梨の古書店「文人庵」さんの「謄写版,ガリ版,ロウ原紙」情報。
そして、裁断機メーカーの大島工業ではヤスリの在庫を売っている


彼女が奮闘している間、こっちは父親に、昔使っていたガリ版機材一式の現況(前に廃棄した、と聞いていたので、あきらめの確認のつもりで)を問い合わせ。
その、オヤジの返事が

蝋原紙・ヤスリ・印刷機・鉄筆んど、何れも保存状態は良くないけれど、(使えるかどうかは現物を見て下さい。)私が再度ガリ版を使うことは無いはずですので、全部持って行ければ結構です。

と言う物だったので、話は急展開。
手入れは必要にもせよ、とにかく機材は揃う。
蝋原紙も高価だけれど買うことも出来る。

あとは、技術の伝授と開発だ。

と言うわけで、若林さんも大興奮


と言うのが現状。


ガリ版。
たかがガリ版で何を大騒ぎするのか、と思う人は、さしあたり、上のリンク先にある「作品」画像を見て欲しい。

以下、続く。

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