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2014年度後期 日本言語文化各論Ⅲ 情報

2014-08-24 00:13:06 | 鞠水
毎年何かしら実験的な試みをしている私の授業の中でもかなり特殊なので、補足することにしました。
ここをよく読んで、第一回に備えて下さい。
情報共有のため、質問は、個別メールでは無く、この記事のコメント欄にお願いします(匿名で構いません)。

以下、まずシラバスにある情報(黄色は補足事項です)。

************

日本言語文化各論Ⅲ 後期 月78 2~4年生対象 2単位

キーワード
言語文化、文学、ことば、取材、発表、アニメ、サブカルチャー、ライトノベル、
怪異、広告、翻訳、コミュニケーション、芸能、古典

授業の目標
"言語文化学科"で学ぶことに自覚的になる。
問題設定・調査取材・発表の技術・方法を身につける。

学習内容 日本の言語文化再考
 言語文化学科が生まれて20年以上が過ぎ、昨年度は学部名称も人文社会科学部に変わりました。学問も教育も"キャリア"に"デザイン"されてしまい、文学や語学の研究/教育がどこへ向かっているのか何処を目指すべきなのか。新学部の学生が"専門"に上がるのを機に、"日文"に所属する一教員としてみんなと一緒に考え直してみようという授業です。
 私のつながりのある範囲で、"言語文化"の先端にいる人たちをお呼びし、受講生がインタビューします。十分な予習、的確な表現が必要ですが、失敗を恐れずに進みましょう。

授業計画
【重要】12/6(土)午後に授業を行うので、あらかじめ空けておくこと(教室変更予定)。
【重要】12/8(月)は特別授業のため教室変更の予定。

・第1回は説明、最終回はまとめ。
・全体の受講生数によって授業形式を決定。
・ほぼ一週おきに、学生がゲストにインタビューし、間の週に共有のための話し合いをする。
・取材者は第一回に提出された書面によって振り分けるので、説得力のある表現を。
・最終的には取材したことに基づいてレポートを作成・提出。

受講要件
【重要】第一回の授業時に課題を提出した人のみ。
やむを得ず休む人は事前連絡・課題提出必須。

他学部・他学科の学生を排除はしませんが、上の条件を満たさない場合は言語文化の学生でも履修・聴講を認めません。
市民開放授業等の受け入れはしません。
教員の参観を歓迎しますが前もって御連絡の上、途中入退室はご遠慮下さい。

テキスト
以下の人物が「テキスト」
一柳廣孝、ロバート・キャンベル、鶴岡法斎、野原佳代子、藤津亮太、安田登、山本高史
*正確な順番・日程は最初の回までに公表します。

不測の事態が無い限り、以下のような日程で進めます(敬称略)。
10月06日 ガイダンス
10月15日 準備
10月20日 一柳廣孝
10月27日  共有
11月10日 鶴岡法斎
11月17日  共有
11月25日 火 野原佳代子
12月01日  共有
12月06日 土 山本高史
土曜日です。山本さんとの御縁を戴いた静岡コピーライターズクラブ関係者の聴講を歓迎します。事前に御連絡ください。
12月08日(芸能鑑賞授業:安田登プロデュース。ゲストあり)
この日は一般公開で、インタビューではありません。会場設営・片付けや受付など、スタッフをしてもらいます。出演者との交流も履修者の特権。
12月15日  共有
12月22日 藤津亮太
01月05日  共有
01月19日 ロバート・キャンベル
01月26日  共有
02月02日 総まとめ

参考書
「テキスト」人物について、可能な限り検索し、関連情報を集め、読んでおくこと。
グーグル以外の検索方法を図書館などで学ぶべし。

とりあえず、思いつく限りの検索方法で、それぞれの人の仕事リストを作ってみて下さい(グーグルやウィキペディアが役立たずだと言うことに気づけ)。
その上で、興味ある人については著書や論文などを読んでみること。
時間もお金もしっかりかけましょう。

予習・復習について
【重要】第一回に「テキスト」の内任意の二名分のプロフィール(A4一枚)と、その人に質問したいことのリスト(A4一枚)の2×2点を持参すること(デザイン大事です)。
予習:後期の授業なので、前期の間に可能な限り情報収集して臨むこと。
復習:共有すること、補足調査・取材すること。

シラバスは前期から公開されていました(教員名などの情報が遅れましたが)。意欲のある学生は既に動いているはずですね。
調べることも大事ですが、それを他人が理解しやすい形で提示することもとても重要です。私の課題では常に「なにを」以上に「どう」を意識して下さい。

成績評価の方法・基準
*授業への参加・貢献(30%程度:発言・行動の積極性を評価)。
*最終レポート(70%程度:表現の工夫が重要)。
*そのうえで、遅刻・欠席は減点。

すべての提出物は授業終了後に報告書の形で公開します。他人様に伝わる、誰に見せても恥じることの無いような表現を心がけて下さい。
授業はすべて録音、一部録画する予定です(公開の予定はありません)。

担当教員からのメッセージ
かなり実験的な授業になる予定。おもしろい授業を作っていこうという気持ちのある人限定。性格変えてでも動いてやろうと言う人は来るべし。見てる・聞いてるだけの人は来ないでね。
一見して興味を持てないゲストをこそ、調べる価値があるかもしれないので要注意。

わからないことは前期の内に質問してください。

************

判る人には解ると思いますが、この授業は、昨年度『死霊解脱物語聞書』をテキストにしてやった授業をヒントにしています。
さすがにここまで縛りをつければ受講者はぐっと少なくなると思います。最初で最後になるかも知れません。ぴぴっと来た人は是非参加してください。

ここのところ、アクティブラーニングとか、反転授業とか、新しげな言葉が踊っていますが、もともと授業はそういうものだったと思っています。ただ、何か仕掛けが無いと学生が動かない。動かない学生を動くようにするためには、“ベネフィット”(あえてカタカナにしてみた)がないと、という現実に対応してみたわけですよ。

あとは学生次第。



と言うわけで、質問等はコメント欄へ。
なお、個々のゲストについて“どんな人か”という質問には答えません。
調べ方も教えません。図書館の人に訊くのが一番だと思います。





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4 コメント

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課題について (ふじこ)
2014-09-21 11:36:14
こんにちは、比較言語の学生です。
課題についての質問なのですが、プロフィールや質問リストはテキストのご本人もご覧になりますか?
返信する
お答え (こにた)
2014-09-22 18:42:13
勿論です!
上記本文中、黄色い文字の所にもある様に、最終的には公開する予定です。私的な文書では無く、公開される前提で書いてください。
返信する
登録者数経過報告 (こにた)
2014-09-30 18:10:49
今日から履修登録が始まりました。
18時現在、6名です。
まぁ、ある意味最小開催人数には達した、という感じか。
これでやれたら贅沢だなあ。
返信する
第1回 (こにた)
2014-10-15 19:47:52
台風と変則暦の関係で、今日が第一回でした。
橋爪さんのお話、とても解りやすく、取材・執筆の極意を伝授された感じですね。
問題は、それをちゃんと出来るかどうか。

試す機会は次の月曜!

早速一柳さん登場。
怪談とラノベの間に何が?!
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