「成人」ランナー“フル完走113回”ひで会長の日記

フルマラソン完走113回まで到達! ランナー生活32年、ランナーズマイスターのシン・ランニングクラブ会長マラソン日記

初心者のための富士登山講座 その3

2017年07月30日 | 登山


富士登山10回を達成した富士山検定3級保有のひで会長からの富士登山講座!
これまでは初心者の人が(今シーズンでも)富士登山できるか?(登山講座 その1)、そして技術は必要ないのか?(登山講座 その2 )、について論じてきました。

ところで富士登山するには頂上まで時間もかかるしご来光見るならなおさら「山小屋に泊まる必要はあるの?」か気になりますよね!
また、「山小屋ってどんな宿?」も気になりますね!!

ですので今回と次回の2回は富士山の山小屋をテーマにしてみたいと思います!

「山小屋は泊まった方が良いか」

私、冒頭でも述べました通り、今月を始めこれまで10回富士山を登頂しましたが(8月にもなんと登山予定!)、実は山小屋には2回しか泊まったことがありません。
残りは全て週末(すごいときは仕事後に)徹夜で登って登頂しています!

ちなみに徹夜で一気に頂上を目指すことを「弾丸登山」といい、公的機関的には弾丸登山はしないよう、余裕のある登山を勧めております。

また、ご来光が目的ではなく単に登頂を目指すなら早朝から日帰りで登山する人も多いですね…。

基本は登山中、こまめに休憩をしっかり取れば実は意外に山小屋には泊まらなくても登頂はできるのですが、体力に自信がない人はやはり山小屋で宿泊して余裕を持つことをお勧めいたします。

山小屋に泊まる利点は概ね次の通りです(快適性については次回!)

・横になって寝られることで疲労を回復することができる
・しっかり夕食(朝食)が取れる
・山小屋によっては荷物を預かってくれるため身軽にして頂上まで行ける

特に疲れを取るにはやっぱり寝ることが一番ですので山小屋を利用した方が登頂確率は高まりそうですが…

実は寝ることでのリスクも実ははらんでいます。
それは・・・

・空気が薄いなかで寝ると呼吸が浅くなり高山病のリスクが高まる

これ、私もなのですが、下手に寝てしまうと起床した時に頭痛が始まっており、吐き気もあったのです。
これが完全なる高山病の症状です。症状が酷いと登頂はあきらめた方(リタイア)が良くなります…。

特に3000m以上は相当に空気が薄くなっていますので、私もですが片頭痛持ちの人、低気圧が近づくと頭が重たくなる人は高山病にかかりやすいので要注意です!!

結論としては日帰りでも登れるが初心者の方にとってはやはり山小屋は泊まった方が安心、しかし高山病になりやすい人は横になっても起きていた方がよい、が答えです!
(寝なくても横になっているだけでもかなり疲労を回復できます)

山小屋の実際(どんな所か?)は次回の続きといたします。ということで・・・





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