
長野マラソンレポート、地獄旅の後半戦です。
24kmでいつもより早くヤツが訪れてしまいペースダウンが始まりました。
私のレースプランでは先月の横浜マラソンでの感触から「30kmまではなんとかペースダウンなく走れてここからが痙攣との勝負…、でもあと12kmだから何とかギリギリサブフォーを!」と考えていたのですが…。
やはり序盤からの発汗が影響しているのでしょうが、しかし24kmからはきつい…(残り18kmもある、と思ってしまう)。
何とか景色を楽しんだり応援に応えながら前へ進む訳ですが…。
30kmには2時間48分で通過。すでに想定タイムより8分オーバーのうえ、ペースもすでに7分/kmまで落ちていたためすでにサブフォーは絶望的な状態に…。
しかし、そんなことすら考える余裕もなく30km過ぎ、今回最大のアクシデントが訪れてしまいました。
ふくらはぎをかばうように走っていたためか、突如、太ももの裏側に激痛が襲ってきたのです! これまで散々痙攣に悩まされている私でもこの「太もも裏側」はまさかの初経験でした。
しかもこの太もも裏側、全く痛みが治まりません。ふくらはぎの場合は多少動きを止める、歩きを入れるでなんとかなるのですが、歩こうとも激痛が全く引かないのです…。
これ、まさかの「大田原の悪夢」(2011年、走行不能になりDNF)が頭を遮りました。
それでもすでに35kmまでは到達してゴールのオリンピックスタジアムも見えているなか、DNFだけはしたくありません。チーム戦も行っている中、同日出走してがんばっている仲間にも申し訳ないです。
内蔵へのダメージも限界となっており35kmからは嘔吐感まで襲ってきましたが、なんとか気力で歩を進めました。
40kmのタイムが4時間12分。なんとかがんばればサブ4.5だけは行けるか?と最後のロングスパート!(といってもペースは歩くのに毛が生えた程度ですが…)
無情にもオリンピックスタジアムに入ってすぐに4時間30分は経過してしまいましたが、毎年恒例のハイタッチのウェーブを最後くらいは笑顔で駆け抜けてフィニッシュ!!
しかし、ゴール後は再び猛烈な嘔吐感が襲ってきたため救護所へ飛び込みしばしグロッキーになりました…(苦笑)
タイムは4時間30分。目標からは大きく未達となりとても喜べるものではありません。不甲斐なさも当然感じました。
しかし、これもマラソンという「ドラマ」です。制限時間5時間という長野マラソンを今年も無事にゴールできたことに素直に満足、そして今年もレースを支えて下さったボランティアや沿道の応援の方々に感謝したいと思います。
帰りのバスでは「長野皆勤賞」の方(東京在住)の方ともコミュニケーションを取ることができました(この話は別途)。
長野マラソン、今年も素晴らしい大会でした!!
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