古今東西 珠玉の言の葉めぐり

これまで心に響いた珠玉の言葉を写真とともに掲載します

2018年 No.1(4/27)

2018-04-27 | 言の葉
 



「一紙半銭」は、江戸時代に東大寺の大仏修復と大仏殿再建のための勧進を行った公慶上人(1648-1705)が掲げた言葉。
奈良時代の聖武天皇の大仏造営の詔にある「一枝草、一把土」という言葉にも通じるものです。
昨今のクラウドファンディングとやらにも通じるのだろうか。
東大寺勧進所の中にある公慶堂には公慶上人の像が安置されており、4月12日と12月5日のみ拝観できます。
写真は2018年4月12日の公慶堂。






公慶堂から見て東の方向には、大仏殿があります。
公慶上人が、13歳のときに心を痛めたという、風雨にさらされる露座の大仏様のお姿をここから想像してみる。
その向こうには若草山が見えています。








写真左 指図堂
公慶堂と大仏殿の間に指図堂があります。
名前の由来は、大仏殿再建の時の設計図が展示されていたからだそうです。

写真右 長池
大仏殿の東横に長池があります。
大仏殿再建の木材をここに浮かべていた。
宮崎から運ばれてきた大虹梁もここに入ったのだろうか。
長池周辺の檜や杉は、木材の調達に苦労された公慶上人が、後世のために植樹されたもの。




  
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芭蕉(1644-1694) 「さまざまのこと思ひだす桜かな」
45歳頃、伊賀に帰郷したおりに詠んだ句。 
写真は、伊賀上野城で2018年3月撮影




上野城天守閣の東側には、この句の句碑もあります。 が、なかなか読めません。





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*主な参考資料
 東京美術「もっと知りたい東大寺の歴史」
 小学館「誰も知らない東大寺」筒井寛秀著
 新潮日本古典集成「芭蕉句集」
 芭蕉句碑散歩 芭蕉翁生誕370年記念事業実行委員会


著作・制作 KY企画








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