ようやく復活しつつある鈴太郎です!
そして、ようやくこけし返還式の記事も
みなさんにお届けできます。
いつも報告が遅れがちで申し訳ないです。。。
さて、返還式が執り行われた9月7日(金)は
見事な青天。絶好の天気となりました。
塩釜港で作者であるUさんと河北新報の記者さんと合流し、
意気揚々と市営汽船に乗って30分。
まだ工事中の建物が目立つ寒風沢島へと到着しました。
満面の笑顔で出迎えて頂いたのは、島の区長さん。
(※前回記事に載っていた方です)
とても気さくな方で、軽トラの荷台に乗せて頂いたのですが、
住民の方を見かける度にクラクションであいさつ。
島らしい温かくてのびのびとした空気を味わいながら、
流れ着いたという寒風沢海水浴場(震災のため海開き中止)へ到着。
チリ津波を偲んだ碑の横に、ポツンとたたずむこけしが…。
Uさんが駆け寄り、こけしの頭をなでながら「よく頑張ったなぁ」と
感無量の様子でした。
区長さんも、やっと持ち主に返すことができると、とても
喜んでおられました。
早速3人でこけしを囲んで記念撮影(記事用ですが笑)。
そして記者さんの横で僕が撮ったのが前回記事の写真です。
返還式は、帰りの汽船の都合で15分ほどで終了。
大事に大事に軽トラに乗せ、汽船に乗せ換えて
区長さんを始めお世話になった島の方に手を振りながら、
こけしと共に帰路に着いたのでした。
ようやく相棒のこけしと1年半ぶりの再開を果たした
漂流こけしは、仲良く老莱子の家玄関に飾られることに…
私感ですが、スロープを挟んで置かれた2体のこけしは
まるで織姫と彦星のよう。奇しくも返還式は7日…
様々な運命と奇跡が重なったこけし物語だったのでした。
翌日8日の河北新報朝刊に、カラーで返還式の記事が載りました。
右が漂流こけしです。