全国的に猛威を振るった先日の台風21号、皆さんのところは大丈夫だったでしょうか?
東松島市では雨が降り続いて、一時道路が川のようになりました。
幸いにもあまり大したことはなく、翌朝に水は引いていったのでした。
(老莱子の家の南側の道路です)
そして一昨日の夜のこと。
泥で茶色くなった道路を秋田犬のソーレと歩いていると、道端から「ミャーミャー」と、か細い声が聞こえてくるのです。
(これは、きっとネコが側溝から出られなくなったんだな?)と思い、助けてやるか、と声のする方へと近づいてみました。
すると、そこにはどこからか流されてきた木の枝が落ちていました。
どうやら側溝ではなく、その木の枝から声の主は助けを求めているようでした。
しかし、目を凝らしてもさっぱり姿が見えないのです。
(この木の枝でした)
まさか…と思い、木の枝をひっくり返してみると確かにネコがいました。
それはそれは小さいネズミほどの。
創る村では沢山のネコたちと暮らして来ましたが、こんなにも小さな子猫に出会ったのは初めて!
周りを見回してみましたが、母猫の姿は見当たらず、どうやらはぐれてしまったようです。
台風の日に濁流に落ちて何とか木の枝にすがって助かったのでしょうか。
寒さで体を震わせながらも、手を近づけると「シャー!」と懸命に威嚇する子猫。
足と尻尾は泥だらけ、気温は5℃近い夜で食べるものもありません。
これは一刻も早く助けなければと、興味津々のソーレを連れ帰り、再び戻って来ると慎重に抱きかかえました。
すると観念したのか、大人しく僕に体を委ねてくれました。
家に着くと、毛布を敷いた段ボールに入れてタオルにくるんだカイロを添え、思いっきり暖かくした部屋に置きました。
しばらくすると体の震えが止まり、落ち着いたようでした。
とは言えまだ乳離れもしていない時期に、母猫代わりにきちんと世話ができるでしょうか。
大人の猫ばかりの創る村では、猫用のミルクなんてものもありません。
疲れたのか安心したのかウトウトし始めた子猫を眺めながら、やっぱり一番幸せなのは母猫の下に戻れることだよな…と心を決め、段ボールを抱え、再び冷え切った外へと出掛けました。
(30分だけ待ってみよう)と保護した場所に段ボールを置き、後ろ髪を引かれる思いで家へと帰りました。
30分後。
急ぎ足で戻って、さっきまで心地よく寝ていた毛布をそっとめくると…
子猫はまだそこにいました。
その瞬間は心底ホッとしました。
やっぱり情がわいてしまって、本当は手放したくなかったのです。
それからは、もう夜中でしたが幸運にもドン・キホーテで猫用ミルクを手に入れ、次の日には創る村の動物かかりつけのパスカル動物病院で診察してもらい、意外にもすでに生後1ヶ月ほど、性別はオスだということでした。
今はだいぶ元気を取り戻し、ヨチヨチ歩きで歩き回り、離乳食もしっかり食べています。
これから冬ですが、まるでもう春が来たかのよう…創る村のみんなから可愛がられています。
でもまだまだ3日目、これから無事に育ってくれるのを祈るばかりです。
鈴太郎でした。
(名前はまだ討論中です)
東松島市では雨が降り続いて、一時道路が川のようになりました。
幸いにもあまり大したことはなく、翌朝に水は引いていったのでした。
(老莱子の家の南側の道路です)
そして一昨日の夜のこと。
泥で茶色くなった道路を秋田犬のソーレと歩いていると、道端から「ミャーミャー」と、か細い声が聞こえてくるのです。
(これは、きっとネコが側溝から出られなくなったんだな?)と思い、助けてやるか、と声のする方へと近づいてみました。
すると、そこにはどこからか流されてきた木の枝が落ちていました。
どうやら側溝ではなく、その木の枝から声の主は助けを求めているようでした。
しかし、目を凝らしてもさっぱり姿が見えないのです。
(この木の枝でした)
まさか…と思い、木の枝をひっくり返してみると確かにネコがいました。
それはそれは小さいネズミほどの。
創る村では沢山のネコたちと暮らして来ましたが、こんなにも小さな子猫に出会ったのは初めて!
周りを見回してみましたが、母猫の姿は見当たらず、どうやらはぐれてしまったようです。
台風の日に濁流に落ちて何とか木の枝にすがって助かったのでしょうか。
寒さで体を震わせながらも、手を近づけると「シャー!」と懸命に威嚇する子猫。
足と尻尾は泥だらけ、気温は5℃近い夜で食べるものもありません。
これは一刻も早く助けなければと、興味津々のソーレを連れ帰り、再び戻って来ると慎重に抱きかかえました。
すると観念したのか、大人しく僕に体を委ねてくれました。
家に着くと、毛布を敷いた段ボールに入れてタオルにくるんだカイロを添え、思いっきり暖かくした部屋に置きました。
しばらくすると体の震えが止まり、落ち着いたようでした。
とは言えまだ乳離れもしていない時期に、母猫代わりにきちんと世話ができるでしょうか。
大人の猫ばかりの創る村では、猫用のミルクなんてものもありません。
疲れたのか安心したのかウトウトし始めた子猫を眺めながら、やっぱり一番幸せなのは母猫の下に戻れることだよな…と心を決め、段ボールを抱え、再び冷え切った外へと出掛けました。
(30分だけ待ってみよう)と保護した場所に段ボールを置き、後ろ髪を引かれる思いで家へと帰りました。
30分後。
急ぎ足で戻って、さっきまで心地よく寝ていた毛布をそっとめくると…
子猫はまだそこにいました。
その瞬間は心底ホッとしました。
やっぱり情がわいてしまって、本当は手放したくなかったのです。
それからは、もう夜中でしたが幸運にもドン・キホーテで猫用ミルクを手に入れ、次の日には創る村の動物かかりつけのパスカル動物病院で診察してもらい、意外にもすでに生後1ヶ月ほど、性別はオスだということでした。
今はだいぶ元気を取り戻し、ヨチヨチ歩きで歩き回り、離乳食もしっかり食べています。
これから冬ですが、まるでもう春が来たかのよう…創る村のみんなから可愛がられています。
でもまだまだ3日目、これから無事に育ってくれるのを祈るばかりです。
鈴太郎でした。
(名前はまだ討論中です)