セイショウ坊のブログ

埼玉県飯能(はんのう)市 真言宗智山派・円泉寺住職です。
円泉寺ホームページにもブログがございます。

妙楽院の六地蔵板碑と摩多利神石塔

2022-08-06 08:49:17 | 他の寺社
お久しぶりです。
この暑さもあり、体調を崩してより気力もありません。
お寺ですので、お盆の準備を優先しています。
フォローして頂いている方々のブログを訪れるのは、まだまだ先となると思います。
ご了解ください。

妙楽院は何年も前に訪れた場所です。
参道入口には、数多くの石仏が祀られています。








珍しい六地蔵の姿を彫った板碑が祀られていました。



かなり補正をしてあります。


利根川流域では洪水のため疫病がはやり、ここではあえて悪神である摩多利神を祀りました。



再建の石塔です。
摩多利神石塔は、利根川流域に明治から昭和初期にかけて祀られました。
高野山の摩多利神信仰がもたらされたのだと思います。


現在でも群馬県前橋市関根町16の金剛寺では、摩多利神祭で大護摩供を行っています。
昨年はコロナ退散のご祈祷でした。


妙楽院 千葉県野田市中里2428-1

旗本水野長勝開基 昌国寺

2022-05-28 08:05:56 | 他の寺社
水野長勝は織田信長に仕えていましたが、本能寺の変の後は北条氏邦の家臣となっています。
北条氏滅後は徳川家康の従兄弟でしたので、旗本に取り立てられました。


北条氏時代に現在の昌国寺となった場所に館を構えています。
昌国寺 埼玉県大里郡寄居町赤浜915



館跡が現在の水野長勝一族の墓です。


この看板を頼りに水野一族墓に向かいました。
しかし見つかりません。



墓は御本堂の北西側でした。方向が180度異なります。
旗本奴で知られる水野十郎左衛門の墓があるわけではありません。

水野長勝が別の水野十郎左衛門なのかも知れません。
もう少し調べてみたいと思います。

水野成之(水野十郎左衛門)ウィキペディアlink

案内板には、水野家累代の墓地が記されています。




今は後を継ぐ方がいないようです。








昌国寺は無住の寺院です。
御本堂も立派であったのでしょうが、今は小さな建物になっています。


令和4年春季企画展「昌国寺」が鉢形城歴史館(寄居町)で開催されています。企画展link



気がついたのは帰宅してからでした。
後日出かけるつもりです。


真光寺 安貞2(1228)年阿弥陀如来梵字板碑 完存品では日本最古の板碑 熊谷市

2022-05-20 07:32:02 | 他の寺社
熊谷市の真光寺境内の板碑のお参りに行きました。







完存品としては、日本最古だそうです。梵字キリーク(阿弥陀如来)の文字が大きく掘られています。






立派な永代供養塔がありました。

副住職さん、奥様から御本堂にと声を掛けられましたが、これから御法事があるとのことでしたので、遠慮致しました。



お二人とも腰が低く、お寺にふさわしい副住職、大黒さんです。祀られている各霊も、喜んでいると思います。


真言宗智山派 真光寺 埼玉県熊谷市樋春297 地図



関の磨崖仏

2022-05-10 08:04:15 | 他の寺社
関の磨崖仏は赤城山噴火の泥流により造られた集塊石に刻まれています。
鎌倉以降の像です。
当時からこの地にも善光寺への信仰があったことが分かります。






かなり脆そうな石ですが、くぼみを作り彫られていますので、今まで保つことが出来たのでしょう。



鎌倉時代に刻まれた阿弥陀三尊です。高さ128cm、幅・奥行き各80cmの舟形になっています。



少し画像を補正してみました。
どうにか善光寺式阿弥陀三尊かなと思えます。

周囲には庚申塔・馬頭観音などの石仏が集められていました。




私の善光寺式阿弥陀三尊図です。




長野善光寺は三回参拝しています。



前回の5年前の写真です。




根津神社のツツジ

2022-04-28 07:39:46 | 他の寺社
根津神社のツツジが満開となっています。



上野や谷中などを何度も散策していますが、根津神社はツツジにあわせてと思っていました。









広い境内には、多くの方が訪れていました。
連休中は大変な人出になるでしょう。



晴れていれば、更に楽しめたと思います。


根津神社 東京都文京区根津1丁目28−9