セイショウ坊のブログ

埼玉県飯能(はんのう)市 真言宗智山派・円泉寺住職です。
円泉寺ホームページにもブログがございます。

熊野神社 妙見菩薩・摩多利尊神などの石仏石神群

2021-09-30 07:37:59 | 他の寺社
飯能市下名栗の洞雲寺の脇を登ると、熊野神社に至ります。




熊野神社お社内には三体の石仏が祀られていました。



中心は熊野三神と思います。右が牛頭天王、左はボケボケの写真で読めませんでした。
情けない。
お隣は御嶽神社です。

大黒天と養秋神




魔利支尊天(摩利支天)



魔を使用したのを初めて見ました。


不動明王と阿留摩耶大権現




石尊大権現 日野嶽大権現 天照大神と春日大明神




二十三夜石像 勢至菩薩




妙見菩薩




大日如来




まだまだ祀られていました。


甲斐善光寺の石仏

2021-09-29 07:41:17 | 他の寺社
もう10年も経ってしまいましたが、友人達と山梨県を訪れました。
他に廻る予定でしたので時間がなく、御本堂内は手を合わせたのみでした。
かなり以前にも参拝していますが、殆ど覚えていません。



駐車場より


本当は戒壇廻りをしたかったのです。
前に参拝した時は、戒壇廻りをした記憶があります。

御本堂前の地蔵堂と近くには、石仏が集められていました。






真ん中の石には南無阿弥陀仏と彫られています。



左右は地蔵菩薩だと思います。
後で気がついたのですが、武田信玄の石像もあったようです。

長野の善光寺に比べると、参拝者がかなり少ないですね。


※門前の手打ちうどん戸田は、とても美味しいです。
お勧めします。



友人は後日、もう一度食べに行きました。



伊勢の注連縄

2021-09-25 07:44:14 | いろいろ
今までに伊勢神宮に六回参拝しています。
デジカメを購入してより、三回となりました。

それ以前は伊勢神宮の写真が残っていません。
又、記憶も断片的です。
デジカメは、ボケつつある私の記憶を呼び起こしてくれます。

ネットを始めて、20年ほどになります。
平将門を調べていると、伊勢の注連縄が「将門」と読めると書かれていました。



伊勢では「蘇民将来子孫家門」の文字を注連縄に使用しています。

伊勢では廃仏毀釈により、約百ヶ寺か廃絶されています。
各地の「牛頭天王社」は牛頭天王(武塔天神)を祀っていましたが、須佐之男命を祀る八坂神社に替えられています。


東根市の若木山大権現(現在の若木山神社)掛軸





石宝院は廃寺となった若木山の別当です。
天然痘から身を守ることで知られていました。
現在はあらゆる病気から助けてくれる神社となっています。
コロナ祈願も行われた思います。

各地にある茅の輪くぐりは蘇民将来に関連しています。
牛頭天王から蘇民の子孫は、茅の輪をつくって腰に下げれば災いを免れると教えられました。

しかし、伊勢に注連縄として残っているとは思いませんでした。
民話の駅 蘇民link


ふくすけ






白鷹






二光堂







他にも「お多福」「千客万来」「交通安全」などがあります。

百五銀行内宮前支店 千客万来




バス切符売り場






※京都の祇園では、同じ形で「蘇民将来子孫家門」「笑門」の注連縄があるようです。八坂神社の関連と思います。
※埼玉県では長瀞の旅館で、「蘇民将来子孫家門」を見たことがあります。
※知人はネットで買い求めました。

当寺のブログです。

伊勢の将門 蘇民将来門しめ縄 ブログ

松下社と末社・蘇民祠-伊勢市二見町 ブログ


善光寺式阿弥陀三尊板碑と掛軸

2021-09-23 07:29:07 | いろいろ
熊谷市の旧妻沼町を中心に、善光寺式阿弥陀三尊板碑が祀られています。
善光寺が何度も焼けるたびに、勧進聖が各地に浄財を募り御本尊様の功徳を説きました。
そのために善光寺の信仰が、各地に伝わったのです。

善光寺の御本尊様は秘仏となっており、中国南北朝時代の金銅仏が祀られています。
先ずは善光寺式阿弥陀三尊の御姿です。
おそらく善光寺で発行されたと思われます。



阿弥陀さまの上部に七仏、両脇に観音菩薩・勢至菩薩、台座の下は信者で、毘舍離国(古代インドにあった国)の月蓋長者と、娘の如是姫描かれています。

善光寺 長野市



妻沼を中心に梵字ではなく、姿を彫った板碑が残されています。

妻沼聖天歓喜院

この地域を代表する寺院です。





裏面には、釈迦三尊梵字が彫られています。


福寿院

境内前の備前渠用水路の土手には桜が植えられています。






玉洞院

大きな槇の木が、御本堂前にあります。





圓通閣(観音堂)の前に祀られています。


能護寺

あじさい寺として知られています。





歴代住職の墓に祀られていますので、中には入れません。
望遠ズームで撮影しました。


江南文化財センター





金箔梵字の板碑も展示されています。




三尊板碑は元々大沼公園の弁天島に祀られていました。





島に模造の板碑が祀られています。


全久院 深谷市

深谷七福神の寿老人、七草寺霊場会フジバカマの寺です。





四季折々の花が楽しめそうです。


浄光寺 東松山市





梵字の三尊板碑もあります。
上が胎蔵界大日如来、右下が不動明王、左下が薬師如来でした。


以前求めた当寺の善光寺式阿弥陀三尊縁起などの掛軸です。







皆同じお姿をしているのが分かります。


月影の井と妙見宮 印西市

2021-09-21 08:00:56 | 法要
千葉県印西市にある大菅氏の龍崖城跡西側にある井戸です。
大菅氏は、おそらく大須賀氏と思います。下総国香取郡大須賀保出身です。
城主の大菅正氏は武将としては風流人だったようです。
ただの井戸が名井として知られたのも正氏の名声によるものと言えます。



現在はとても飲める水には見えませんでしたが、当時もその後も毎日使用されていたと思います。
実家や近在の井戸を思い出します。





鎌倉の星の井、奥州二本松の日の井とともに日本三井と言われていたようです。





龍崖城跡には妙見宮があります。





大菅氏は千葉氏の一族で、千葉氏は妙見菩薩を信仰していました。
現在でも上総下総で、400以上の妙見菩薩を祀る神社仏閣があります。
かつては二総六妙見に数えられていました。

※二総六妙見 人見神社・久留里神社・横田神社、千葉神社・印西妙見宮・飯高妙見宮
※今から11年前の写真です。