今までに喪主不在の葬儀が二度ありました。
1、喪主さんが緊急入院
これは致し方ありません。
故人は奥様に先立たれ、子供がいないために、弟さんが喪主を務めました。
体調が悪くなり、私が紹介した葬儀屋さんに自宅から電話があったそうです。
弟さん夫婦も子供がいなく、急遽葬儀屋さんが運転して病院に行きました。その後、さらに専門病院に入院となり、その運転手も葬儀屋さんでした。
こんな話しは初めて聞きました。
喪主不在でしたが、義姉と姪御さんが立派に務めました。
2、80歳以上の母親が喪主?
ある寺のご住職が兼業のため、頼まれての葬儀でした。
出棺寺の挨拶です。
「喪主(老母)が入院中のため、代わりに長男がご挨拶させていただきます。‥‥」
列席した参列者はもちろん葬儀社の方々も「?」だったようです。
何を考えているのですか。長男のあなたが喪主でしょう !
喪主は連れ添いが務めるものと、勘違いしていたようには思われません。長男の雰囲気で分かります。
3、これは他の例ですが、喪主が誰になるか、もめたことがあります。
遺産相続も起きそうな雰囲気でした。内容は書きませんが想像してください。
葬儀の喪主と、49日忌納骨の時の施主は異なりました。
呆れた娘婿が施主になり、49日忌納骨を行い、墓地を受け継ぎました。財産はどのようになったかは不明です。
喪主がいただけでも良かったと思うしかない葬儀でした。
一周忌は娘婿夫婦家族と、故人の兄弟だけでした。