紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

安倍総理来県、励ます会に800人 〈2018年9月16日〉

2018年09月16日 08時30分00秒 | 記事

総裁3選へ決意を述べ、笑顔で花束を受ける安倍総理


 20日投開票の自民党総裁選で3選をめざす安倍晋三総理(63)が14日に来県し、和歌山市のホテルアバローム紀の国で党県連の「安倍晋三総裁を励ます会」に出席。県連会長の二階俊博幹事長ら県選出国会議員や仁坂吉伸知事をはじめ党員ら800人を前に、安倍総理がアベノミクスや外交など実績を紹介しながら今後3年間で国土強靱化の緊急対策に集中投資することや自衛隊を明記する憲法改正に強い意欲を示し「子どもたちが希望にあふれ、誇りある日本にするため、その先頭に立つ」と決意を示した。
 
 安倍総理は冒頭、台風21号や西日本豪雨、北海道の地震など大規模災害にふれ「さまざまな災害に対してしっかり対応するため防災、減災、国土強靱化のための緊急対策を3年集中で取り組み、安心できる強靱な日本、ふるさとを作り上げたい」と、国土強靱化を提唱した二階幹事長とともに災害対策に全力を挙げる考えを示した。政権運営には「批判を真しに受け止め、改めるべき点は改め、謙虚に丁寧に政権運営したい」と述べた。
 ご当地ネタで白浜町のアドベンチャーワールドでパンダの子どもが産まれたことを取り上げ「安倍政権になって5頭目だ。民主党政権の時よりも圧倒的に多い」と会場を沸かせた上で「昨年の総選挙では二階幹事長の下で284議席の圧倒的な議席をいただき、政権与党として政策を前に進めることができた」と感謝の言葉を口にし、11月の知事選で4選をめざす仁坂知事、来夏の参院選で5選をめざす世耕弘成経産相、来春の統一地方選への支援を求めた。
 経済政策や少子化対策では経済成長率や雇用など実績を上げながら「まっとうな経済、社会を作れるところまできた。人への投資、人づくり革命に力を入れ、教育の無償化にもしっかり取り組み、全ての子どもが夢へ向かって頑張れる社会を作り上げる」。観光面は「二階先生が力を入れておられ、地方にとって大きなチャンスだ。和歌山には観光資源がたくさんあり、大きな可能性を秘めている」と述べ、農林水産業についても「必ず守る」と約束。
 自衛隊を明記する憲法改正には「自衛隊員が誇りを持って任務を全うできる環境をつくることは、今を生きる政治家の使命だ」と強い意欲を示した。外交で北朝鮮問題は「次は私が金委員長と向き合い、拉致問題を解決しなければならないと決意している」、日米は「日本の安定と平和を守るため、かつてないほど絆は強い」、日ロは「領土問題を解決し、平和条約を締結したい」、日中は「新たな段階に入っている」と述べ「戦後日本外交を総決算し、新しい時代の平和と繁栄の礎を築いていく」と決意を述べた。
 二階幹事長ら県選出国会議員、二階派の片山さつき政調会長代理が「安倍総裁に代わる人はいない」と3選へ圧倒的勝利を呼びかけ、仁坂知事も「二階幹事長を筆頭に和歌山県が安倍政権を支えていることを誇りに思う」と述べた。安倍総理にスプレー菊の花束を贈り、吉井和視県連幹事長の音頭で「頑張ろうコール」を三唱し、気勢を上げた。


その他の主なニュース

 10月13日 日高町クエ・フェア、天然クエ鍋や解体ショー

 10月20日 和高専が中学3年(保護者)対象に学校説明会

 東近畿支部消防研究会で瀧口雅博・楠岡孝之組(広域消防)優秀賞、全国審査へ

 ねんりんピック健康麻雀交流大会協賛で柏木御坊市長から本社に感謝状