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印南町 4王子のオリジナルカード作成へ PRグッズ地域おこしの新たなツール 〈2020年4月15日〉

2020年04月15日 08時30分00秒 | 記事

町内にある4王子のオリジナルカード作成へ(切目王子神社)


 印南町は、新たな町のPRグッズとして王子カードの作成を企画している。これまで町のシンボル「かえる橋」をあしらったトートバックやラバーキーホルダーなどがあり、オリジナルカードは今年1月から配布をはじめた駅カードに続くもの。熊野九十九王子の五体王子の一つである「切目王子」をはじめ「斑鳩王子」「叶王子」「中山王子」の4王子のオリジナルカード作成を考えており、町は「歴史的由緒ある4王子を広くPRすることで印南町の知名度アップにつなげたい」としている。

 PRグッズは、トートバックやラバーキーホルダーのほか、マフラータオル、エコバックがあり、印南町へ転入してきた人や町を視察に訪れた人などに配布。今年から配布を始めた駅カードは全国放送の情報バラエティー番組で取り上げられ、人気スポットになりつつあるJR印南駅をさらにPRしようと作成。カードは同駅を訪れた人に配布しており、13日までの配布数は200枚と予想以上の人気だ。
 駅カードは全国的に珍しいが、名所や名物をデザインしたマンホールカードやダムカードなど自治体が発行するオリジナルカードは現地でしか入手できないのが魅力で、観光や地域おこしの新たなツールともなっており、町は駅カードに続いて王子カードを企画。
 熊野九十九王子は町内に切目、斑鳩、叶、中山と4つもあり、平成16年に「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されて以来、訪れる人が増えている。王子カードの作成に向けて今年度の一般会計当初予算に100万円を計上。デザインなどを今後検討し、完成したカードを各神社の総代らに見せて了解を得た上で今年度中に発行したい考え。配布方法は駅カードと同じく、現地を訪れたことを確認できる写真などを提示した人に配布する方向だ。


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