目玉となる大型複合遊具が完成
日高町が、旧比井小グラウンドの有効活用をめざす「比井崎コミュニティ公園」を、6月からの供用開始に向け整備を進めており、このほど、子どもたちが楽しめる大型複合遊具が完成した。松本秀司町長が掲げた公約の一つで、旧校舎は、すでに民間によるカフェ運営など利活用されており、合わせてグラウンド側を公園にすることで、相乗効果による地域活性化を期待している。
誰もが憩える場づくりへ3つのスペースに分け、昨秋からグラウンド側約3800平方メートルで公園整備に着工。400平方メートルの幼児向け「ちびっこスペース」は先行して宝くじコミュニティ助成事業の1000万円を活用して遊具設置を進め、3つの滑り台等がついた大型複合遊具「プレイボードワンダー」を設置。スイング遊具、乳幼児用も備えたブランコなども置き緑のゴムチップを敷き、ケガを防げるようにクッション性を高めた地面にして、安全面にも配慮する。
500平方メートルの「くつろぎスペース」は、レンガ調のインターロッキング舗装を施し、格子状の屋根を持つ構造物「バーゴラ」を設け、日よけ機能に特化したシェードタイプを導入。旧校舎内には、社会医療法人黎明会=御坊市=が物販を併設したカフェ「ひいのの」があり、バーゴラにベンチを置いて、保護者らがくつろぎながら子どもたちを見守れるような環境に。
この2つのスペースは西側の旧校舎側に上下に分けて設け、残る東側はグラウンド2100平方メートルで、スポーツなどができる「多目的スペース」にし、バーゴラや健康遊具も設置。18台(うち障がい者等用駐車区画1台)が止められる駐車場や駐輪場、多目的トイレも整備する。
総事業費約1億1000万円。設計は日本工営都市空間(株)和歌山事務所=和歌山市、稲葉英樹所長=、施工は町内の(株)中村建設=日高町、中村昭代表=。
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