やる気満々のスタッフ。後列右が中村さん、左は林監督
御坊市の相撲道場「中村道場」が、自営業、中村直樹さん(43)を2代目として再スタートする。相撲人口の裾野を広げるとともに、強い御坊の相撲を取り戻したいと経験者でコーチ陣をそろえて再編。まずは相撲の楽しさを感じてもらえるようにし、将来は大相撲への夢を持つ力士が現れてほしいと期待している。
直樹さんの父・義嗣さん(67)が28歳の頃に全国大会で優勝した後、若い世代を育成しようと、同道場を35年ほど前に立ち上げた。当時は自宅に相撲場を設けて、道場生のけいこに励み、30年ほど前には全国や近畿レベルの大会で上位を独占するほどの強さを誇り、大相撲へも元小結、和歌乃山や元前頭、大輝煌を輩出。義嗣さんが年齢を重ね、そろそろ後任をと、直樹さんが引き継いだ。
スタッフは小学校、中学校、高校、大学での経験者や道場OBで構成。監督に林勝也さん(47)、コーチに蛯子諒さん(27)と林洸輔さん(24)を招いて運営をスタートさせる。
今は自宅に相撲場はないため、御坊市立相撲場を借りて開くことにしており、直樹さんは「昔の厳しいスタイルも大事だが、今の時代にあった環境の良い道場にしたい」と話す。
道場生がいないため、幼児から中学校まで募集。時間的には調整中で週2回程度開くことにしており、中村さんは「相撲は体力的に力がつくとともに日本の国技で礼儀を重んじるため、子どもの成長にも良い。さまざまな大会への出場も考えたい」。
林監督は「達成感を感じられるのが相撲の魅力。関心を持って相撲をやってもらえたらうれしい。将来的に強い中村道場を復活できれば」と話した。
問い合わせは中村直樹さん(携帯電話090・1585・1070)へ。
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