久保敬元校長の文書訓告取り消しを求める応援団(ガッツせんべい応援団)

🌹10/9ガッツせんべい応援団集会報告とお礼🌹

🌹10/9ガッツせんべい応援団集会報告とお礼🌹

      ―人権侵害救済中間報告―  

   ガッツせんべいの処分はやっぱりおかしかった!! 

      情報公開でわかった衝撃の事実

  久保敬元校長の文書訓告取り消しを求める応援団主催

 

会場には78名の方、そしてオンライン参加の方が24名 計102名の方にご参加いただきました。まことにありがとうございました。

午後2時、共同代表のひとりである足立須香さんからの、大阪人らしいユーモアたっぷりの開会の挨拶から始まりました。私たちの運動が、怒りばかりではなく、楽しんでいる一面が表れていました。これがガッツせんべい応援団ー大阪人の運動です!

次に、久保敬さんもこれまた大阪人らしく「なんで『文書訓告』やねん」のタスキをかけられ、退職後、一市民としておかしなことはおかしいと、まず大人が言っていかなければならないと、今回の人権侵害救済申立をすることになった気持ちを話されました。もちろんいつものQちゃんも一緒です。そして実はこの日サプライズゲストの登壇もありました。

さて、いよいよ、この日のひとつ目のメイエベント!!

「大森不二雄大阪市「特別顧問」の指示?! ~公開されたメールから分かったこと~」とタイトルで、応援団員である松田幹雄さんと井前弘幸さんから、公文書開示請求により入手した詳細な資料をもとに、大森不二雄大阪市特別顧問が、教育委員会事務局の職員に、直接、指示とも言えるメールを頻繁に出していることが報告されました。

特に、久保「提言」の後に教育委員会がどのように対応を取ったか、誰もが知りたいと思っていた点ですが、「大森メール」により明らかになりました。提言を読み提言に応えようとしたところは一切なく、逆に「大阪市教育振興基本計画」を広く周知するために提言を「利用」したことがありありと見てとれました。

教育委員会事務局が示す案に対してことごとく修正を迫る「大森メール」により、現在の大阪市教育行政の大きな問題点を共有することができたと思っています。

引き続き、ふたつ目のメインエベント!!

大阪公立大学の辻野けんまさんによる教育行政と教育委員会制度についてのお話でした。題して、「大阪の〈教育問題〉の問題〜学校はスケープゴードだったのか〜」

前半は、知っているようでよくわからない教育委員会の在り方や仕組みについて、わかりやすく教えていただきました。その後、大阪の教育行政の問題点を、具体に話され、最後に、それでも大阪に根付いてきた草の根民主主義ともいえる市民運動の紹介もありました。講演で使われたパワーポイントスライドは公開させていただいています。後日資料と共に紹介します。

また、辻野さんは、先日発刊の『世界』(岩波書店)11月号にも、「大阪の教育と草の根民主主義」を寄稿されています。これは是非ともお読みいただきたい論考です。

その後、会場からの質疑応答がありましたが、いくつかを紹介しておきます。

・そもそも、この大森不二雄大阪市特別顧問とはなにものなのか?

・夜間中学廃校問題に取り組んでいるが、弁護士会への人権救済とはどういふうにすればいいのか?

・朝鮮学校無償化排除に反対して毎週府庁前で抗議行動をしている。

・久保さんの提言とガッツせんべい応援団の運動を是非全国に広げて欲しい。

その他、不登校の問題も、インクルーシブ教育の問題も。中には、行政が権力的に私たちの市民生活に入り込んできている今、文書で求め、また記録することが大事だと注意喚起される方もいました。

それらを聞かれた辻野けんまさんは、こう言われました!

久保先生の提言は教育行政への提言なんです。弁護士会への人権救済の申立は自分の権利が侵害されたからというより、こんなおかしなことが起こっていることを訴えたものです。みなさん、一緒にやりましょう。何もバラバラにやる必要はないんです。民の声を無視する行政に対しては、バラバラにやるのではなく、是非一緒にやりましょう!

まさに、私たち応援団の姿勢とも言えます。それぞれの課題を訴えるだけでなく、行政や権力に対するたたかいはもっともっとつながることが必要ではないでしょうか。

最後の〆は、足立さんと一緒に共同代表をされている増田純一さんからでした。

この間ずっと久保さんを取材してこられた朝日新聞社の宮崎亮記者が書かれた『僕の好きな先生』を紹介され、是非多くの方に読んで欲しい、特に教師を目指している若い人に、教師という仕事のすばらしさを伝えたいと言われました。その一方で、これほど働きにくい職場にした教育行政への怒りも言われ、大森メールによって明らかになった教育行政の問題について、今後みなさんと共に考えていきたい、みなさんからの声もいただきたいと締めくくられました。

そうです。是非とも、みなさんの声を私たち応援団事務局にお寄せください。市民として行政に対し共に声をあげていきたいと思います。

 

 

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