子どもも大人も幸せな社会に〜なぜ、学校は息苦しい場所になってきたのか?〜
上記の講演会について、うれしい感想をいただきました。ご本人の了解を得て掲載させていただきます。
11月4日(土曜日)は、阿倍野に元大阪市立小学校校長の久保敬さんの講演を聴きに行きました。主催は学校に行きづらい子どもたちの居場所を作って活動されている団体です。講演も質疑応答もとても良かった!
変わるべきは学校や教育行政、自分の価値観はとりあえず横に置いて、子どもが話そうと思える大人になる…こんな話を学校の中と外で共有出来て、もっとつながっていけたらいいなあと思いました。
帰りの環状線の電車が事故で運転見合わせになり、帰ってニュースを見たら、高校生がホームから飛び込んで亡くなったと…。子どもの自死が増えていると講演で聞いたばかり。不登校もいじめも子どもの命の問題で、自分も含めて大人の行動が問われていると思う。教育行政に携わる人にも深刻に受けとめてほしい。子どもに教育と称してあれやれこれやれと重荷を背負わせてる場合じゃない。
実は、「変わるべきは学校と教育行政」っていうのは、考えたら久保さんの言葉ではなくて自分の言葉でした。「自分の価値観をとりあえず横において…」というのは、不登校のお子さんの保護者からの質問に、久保さんが教員時代の体験を交えて答える中で話されていたことで、「先生がそんなふうに考えてくれたらすごくいいなあ」と思って印象に残りました。どうして学校に行きたくないかを聞きだして問題を取り除くのが教員の責任と思っていたけれど、問題がなくなったから学校に来てほしい、っていうのは結局教員のために来てほしいってことじゃないか?というふうにはなかなか気づかないかもしれません。私自身も「教員」を「親」と置き換えてもいいくらい、原因を追及することにとらわれていたことを思い出しました。