昨年は梅雨が例年より早く上がり、1年前のこの週は夏空が広がりました。これは昨年の山行の記録です。
7月13~15日、2泊3日で三股-蝶ヶ岳-常念岳と一周しました。1日目は松本のホテルを4時過ぎに出発、5時半から登りだし、蝶ヶ岳ヒュッテには正午に到着。
第一日目午後の蝶ヶ岳ヒュッテ
すでに夏雲が上がって、常念方面は上の写真のようでした。その日はあたりをゆっくり散策してヒュッテ泊。まだ7月半ばとあって宿泊者は私を含めて8名でした。
翌朝は4時起床。良く晴れていて、富士山から南アルプス、中央アルプスが雲海の上にきれいなシルエットを見せていました。
日の出前 蝶ヶ岳ヒュッテ近くからの眺め 一番左が富士山 一番右奥が中央アルプス
蝶ヶ岳ヒュッテ近くからの眺め 左奥が中央アルプス 右奥は御嶽山
安曇野は灰色の雲海の下。その向こうからから、日が昇ります。
蝶ヶ岳ヒュッテのご来光 太陽の右下にシルエットで見えるのは四阿(あずまや)山
振り返ると、朝日にほんのりと赤く染まった穂高・槍の稜線が眼前に展開します。朝の山頂からの眺めをハイビジョンでYouTubeに投稿しました。
朝日に染まる穂高-槍の稜線 奥穂高、涸沢岳、北穂、大キレット、南岳、槍と続く
5時半に朝食をとり、6時過ぎには常念岳に向けて出発。日はもう高くなって、残雪と木々の緑、青空のコントラストが眩しいほどです。
穂高連峰 左から前穂高、涸沢岳、北穂高
槍沢の奥に聳える槍ヶ岳
常念岳に続く縦走路の前半はなだらかな下り。鞍部に近づくと樹林帯になり、高山植物が道に彩りを添えます。
サンカヨウ ハクサンチドリ
ミヤマダイコンソウ ニッコウキスゲとコバイケイソウ
コバイケイソウの群落とダケカンバ
槍ヶ岳の穂先の下には、槍ヶ岳山荘もはっきりと見えます。双眼鏡で見ると人の姿まで見えそうです。
槍ヶ岳と穂先の左下、肩にある槍ヶ岳山荘
下りきるといよいよ常念岳への登りです。最低鞍部から頂上まで、400m 近く登ります。途中の岩場で、少し進路がわかりづらいところがり、時間をとられたのと、食事休憩をゆっくりとったので、常念岳山頂に着いたのは正午を過ぎてしまいました。
蝶ヶ岳との鞍部から見上げる常念岳
頂上でもゆっくり休み、今度は400mを一気に下って常念乗越へ。常念小屋に14:30に着いて第2日の宿をとりました。