田園 里山 野鳥そしてアルプスの山々

日進市と近隣の里山、春から秋にはアルプスの山々を歩いて感じたこと、考えたことなど・・・

ハッチョウトンボ -森林公園にて

2012年05月29日 | 昆虫・虫

日曜日の午前中、尾張旭市にある森林公園を散策しました。植物園に入ったのは初めてでしたが、有料ということもあって人かずも少なく、静かな森のそこ此処に鳥の声が聞こえていました。そもそもは野鳥が目当てでしたが、カメラと三脚を持ったバードウォッチングの人たちと出会えたものの、肝心の鳥の姿はなかなか捕えられませんでした。

小さな湿原がいくつかあり、木道で数人の人が話していました。座り込んでカメラを構えている方もいます。話を聞いてみると、”ハッチョウトンボが飛び始めた”とのこと。教えていただいて早速撮影にチャレンジしました。

日本で最も小さいトンボ、とのことで、じっととまっていたら、教えてもらわないと気づかないほどです。大きさは2cm ほど。 1円玉の中にすっぽ納まってしまうくらい小さいのです。Wikipedia によるとハッチョウトンボの名は、江戸時代末期の尾張の本草学者、大河内存真の手記に由来するとのこと。この人は学者の仲間たちとともに、旅の途中のシーボルトと熱田で会い、学術交流を深めたそうです。こんな小さなトンボの陰に、そんな歴史の一コマが隠れていることも知りました。

   


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