26日の朝のウォーキングは二人で瀬戸市の海上(カイショ)の森へ。海上の森は2005年愛知万博の会場に予定されていましたが、オオタカの営巣が確認され、会場は少し名古屋寄りの旧青少年公園に変更された、といういきさつがあります。名古屋郊外の自然に溢れた地域として有名です。
海上の森入口の案内図
入り口駐車場まで日進から車で30分。四ツ沢から左へ道をとり、北海上川に沿って篠田の砂防池に向かいました。朝早い時間帯は人も少なく、静かな散策を楽しめます。駐車場付近で出会った人に撮ったばかりのはサメビタキを見せてもらいました。あたりではセンダイムシクイが盛んに鳴いています。
篠田池への途中、妻が ”タツナミソウが咲いてる、写して” というので撮ったのが下の写真です。
タツナミソウ
タツナミソウは園芸をやっている人にとっては珍しくないとのことで、我が家の庭にもあるそうですが、野生のものは久しぶりとのことでした。
途中、ウグイス、オオルリの囀りを聞きながら、30分ほどで篠田池に到着。コーヒーを飲みながらゆったりと休憩。ここでも 500mm の望遠レンズを三脚に据えたベテランの方に会いました。撮ったばかりのオオルリとサンコウチョウの写真を見せてもらいました。野鳥撮影30年という経歴の方で、海上の森で見られる鳥についていろいろと教えていただきました。
篠田砂防池
篠田池には一羽のカイツブリがいて、時々姿を現します。池の東側は湿原になっていて、そちらに営巣している様子でした。
海上の里に向かう途中、先ほどのベテランが ”ヒノキのてっぺんにオオルリがいる” と教えてくれました。3人で探しましたが、少し奥の方へ引っ込んでしまったのか、声は聞こえるものの姿を見つけることはできませんでした。
海上の里の少し手前で小さな鳥を見つけ、何とか撮れた1枚が下の写真です。逆光だったのと、鳴いていなかったので少しはっきりしませんが、これがどうもオオルリではないかと思います。
オオルリの声はYouTube の動画、http://youtu.be/Uz7y0skqWUY でお聞きください。
オオルリと思われる鳥
10時を過ぎて、海上の里の手前あたりから人が増えてきました。数人の男性がカメラを構えて道端にかがんでいます。何かと思ったら先ほど撮ったタツナミソウが何株か集まって咲いていました。その数メートル先にヤマウグイスカグラという木があり、赤い小さな実をつけていました。ここには女性が集まってきて、”食べられますよ” というので2~3個口に入れてみました。結構甘くていい味がします。
ヤマウグイスカグラの実
森のそこここで、タニウツギやエゴノキも花をたくさんつけ、森に彩りを添えていました。
タニウツギ
エゴノキ
新緑の緑と花と野鳥に溢れた海上の森は、近くて魅力的なウォーキングコースのひとつです。
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