さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

がちまや、沖縄を往く。その2

2011年07月22日 21時52分48秒 | 旅行

なわけで、7月上旬に、沖縄をぶらぶらしてきました。

ツイッターでつぶやいていたので、どんな感じの旅行をしてきたか、

ブログにいつも、いらっしゃってくれる方には、すでにご存じかとは思いますが、

ちょっとだけ、ブログで紹介させてください。

とはいえ、文章を長く書く気力がないので、写真ばかりで申し訳ないです。

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僕は、端っこが好きだ。

ど真ん中もたまには良いが、ドキドキしてしまって、自分の居場所じゃない気がする。

沖縄旅行2日目。僕が目指したのは、日本の西の端っこ。

与那国島は、台湾からは約110kmしか離れていない。石垣島よりも近いとか。

八重山は4回訪れているが、同じエリアにある日本最南端の波照間島と最西端の与那国島は、

近くのようでいて、一緒に回るのは、難しい。

直接両島を結ぶ交通手段はない。観光の起点となる石垣島と両島を結ぶのは、フェリーや飛行機、高速船があるが、

曜日が限定されていたり、乗り継ぎにロスが出たりと。

先に最南端を制覇し、ニシ浜のハテルマブルーの虜になってしまった自分は、

与那国島は、いつかきっとと、後回しになっていたが、今回は思い切って、足を延ばしてみることにした。

 

空港で民宿のおばちゃんに出迎えられ、他の宿泊客と一緒に民宿まで送迎されると、

昨日から行われているお祭りの話を盛んに始める。

おばちゃん「今週はラッキーなのよ。海底遺跡も見れるし、乗馬も出来るし、保安庁の船で一周できるわよ。」

この週末は、久部良(くぶら)で、国際カジキ釣り大会が行われていた。

今夜泊まる祖内(そない)集落から約5km、島の西側にある久部良では、

カジキ釣りの大会と並行して、いろんなイベントが行われていた。

くまぞー 「(料金は)いくらくらいで乗れるのかな…」

おばちゃん「お祭りだからタダよ。夜はアトラクション(ステージで歌や踊りの出し物)もあるよ。」

アトラクションで酒を飲むなら、行き帰りは送迎するとのこと。

でもどうやら、一回で送迎できないから、2回往復するか、

誰かはバイクで行って、もし飲んで帰るなら、帰りのバスも出るとか。

 

僕は、空気を読む。たまに読み間違えるが。

くまぞー  「じゃ、バイクでも借りて行ってこようかな。お祭りもバイクで行ってきますよー」

 

人口約550人の波照間でしか運転したことがない50cc原付バイクを、人口約1600人の与那国で運転することは、

僕の中では、冒険の一つ。今回は、もっと交通量の多いはずの石垣島でも借りるつもりでいるので、

ここでの運転は、少し慣らしための練習になるはず…だった。

 

 

1年ぶりのバイク運転。速度の感覚や、バックミラーでの後方確認など、少しずつ慣れ、余裕が出てきた。

さてさて、そういえば、自分は何時までに帰ればいいんだろう。夕飯の時間は…よし、電話してみよう。

 

おばちゃん「今日は夕食ないですよ。お祭りで食べてください~。」

 

…えーそういうことだったのか!!

もしや、つーことは、お祭りで食べた後、夜中、まっ暗い道を原付で帰って来なくちゃならないのかー

どうやら、後から仲良くなった他の観光客に聞くところによると、この週末の民宿は、どこでも夕食はなかったらしい。

前夜祭から3日間続いたカジキ釣り大会。夜のアトラクションは、毎晩、盛り上がった。

 

 

沖縄民謡のステージに、航空自衛隊の演奏、マルモリダンスなどの学年対抗の小学生の出し物…

島の人たちは、歌に合わせて、楽しそうに、踊って、飲んで、食べて。

はしゃぐ子供たちの姿。僕の子供の頃、夏祭りって、こんな感じだったかな。

でも僕は、こんなにはしゃげなかったはずだ。

お祭り3日目の締めくくり。

ドゥンタという踊りで、民宿のおばちゃんが僕を見つけ、一緒に輪の中に入った。

唄を歌いながら、手を上下に動かし、輪を回転させていく。

二重の輪の中にいる島の男性は、踊る人に、島酒を飲ませているようだ。ドゥンタが終わり、会場から、拍手が沸く。

一斉に、人と車が動き出す。僕は、暗い夜道を車のライトに照らされて、バイクで民宿へ帰った。 

祖内へと、ぽつぽつと続いていく、車のテールライト。

お祭りが終わってしまった寂しさを、この島の人たちとっては、より強く感じているかもしれません。


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4 コメント

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Unknown (ケーキチ)
2011-07-22 22:04:47
やっぱり写真いいですねー。
毎度楽しみにしてます(^o^)
早く次の旅行にどこか行ってきてください(笑)
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Unknown (kumazzzo)
2011-07-23 07:25:05
>ケーキチさん

かなり沢山撮った中から、これでも奇跡のショットを選んでいるので(笑
次は何処にしましょうかね。
次のボーナスでるまでは、無理そうですが、
そうだなー冒険するならトルコ、
のんびりするなら台湾とか。
財布と相談ですよ
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いいお祭りだったね (越後屋たろー)
2011-07-24 16:07:36
お祭りはね。植物と似てるよ。

祭りが終わると、そこには目に見えない祭りの種が落ちてて、
来年のその日に花ひらく。

祭りを守る土地の人々は、それを代々繋いでいる。
多分。さびしくないんだよ。
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Unknown (kumazzzo)
2011-07-24 22:53:56
>越後屋さん

カジキ釣り大会は、そもそも豊年祭みたいな伝統的な風習と
結びついたお祭りじゃないけれど、
でもそうしたお祭りと同様に、前向きに、
毎年、続けてつなげて行こうと思う気持ちにたっているなら、
寂しいとかという感情とかと違うかもしれないですね。
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