新宿三越アルコットが3月31日に閉店してしまいましたね。
旧三越新館が閉店し、大塚家具が出店したのが、1999年。
結局、残った本店で営業を続けた三越でしたがそれも駄目で、
テナント専門店に衣替えした新宿三越アルコットでしたが、
数年前に、三越と伊勢丹が経営統合。
至近距離にある伊勢丹新宿店との関係から、改装して、
すこし伊勢丹らしいテナントを誘致したり、いろんな可能性があるのかなと思っていましたが、
結局、閉店という選択。自分としては、ところどころに、使えるショップがあっただけに、残念でした。
しかも、退店した跡地には、ビックカメラが出店することに。
家電量販店は好きですが、新宿に、これ以上は、必要ない気がします。
とにかく、一番残念なのは、新宿三越アルコットに出店していた、ジュンク堂の退店。
ネット配信の記事からは、閉店決定ぎりぎりまで、ビックカメラと交渉したなどという話が、漏れ聞こえていましたが、
本などほとんど読まない自分も、背が高い木製の書棚から醸しだされる独特の雰囲気は、
とても落ち着く場所のひとつで、旅行関係の書籍を買うときは、必ずジュンク堂を選んでました。
また、ライバル店でもある、紀伊国屋書店がすぐ近くにあったということも、
ジュンク堂新宿店は、自らの性格付けを迫られていたかもしれません。
紀伊国屋書店に対抗できる大型の書店としては
西新宿のコクーンタワーにあるブックファーストも頑張ってほしいところです。
本屋にはあまりない、曲線の動線と複雑なレイアウトの店内は、興味が向くままに本を探して歩いていると、
本の森の中に迷い込んでしまうような雰囲気。
でも、旅行関係の書籍がイマイチ少ない気がするかな。
そんなわけで、今日の本題は、肉。
画像は、杉並区西荻北3丁目「キッチンキャロット」で、ステ盛りチキン。
久しぶりにキッチンキャロットで、肉三昧です。
この店に初めて来たのは、自分が学生のころ。
当時、自分が好きだった、地元に住む男に連れてきてもららったのが、初めてでした。
たぶん20歳のころだから、初めて食べてから、すでに15年以上経っているはず。
そのころから、人気店で、ごはん、味噌汁、ドリンク付きで1580円と、値段も変わってない気がします。
この日も、40分ほど並びました。
最寄駅はJR中央線西荻窪駅。その男もすでに住んでおらず、自分にとっては、特に用事がない街ですが、
この店に行きたい為に、わざわざ降りて食いに行くほど、価値があるような気がします。
この日は、心を鬼にして、ご飯の大盛りを我慢したら、
あっという間に、ご飯を食べつくし、鉄板の上に残る肉の塊。
ビーフステーキ、チキンステーキ、チーズハンバーグ…肉をおかずに、肉を食べるような、
とても贅沢な至福を味わってきました。
いつまでも、この味を楽しめますように。
桜が一斉に咲き散って行ってしまうせつなさや、
ジュンク堂のような好きだった場所がなくなってしまうせつなさと同じようなせつなさを、
僕は、この店を食べ終わって店を出るたびに、いつも感じずには、いられません。
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