世の中は、ゴールデンウィークですな。
ゴールデンウィークにどこか出かけるのは、混雑とかいろいろ面倒なこともあるけれど、
お休みをみんなが楽しもうとするパワーというかエネルギーに溢れている中に、あえて行くというのは、
僕は嫌いじゃなくて、今日は、ひとりGWごっこで、公園内の丘一面に芝桜が咲くことで人気の、
秩父の羊山公園へ行ってきました。
江の島にしようか箱根にしようか、高尾山にしようか、新宿に着いても迷っていたので、スタートが遅れ、
レッドアロー号は何本も後も満席。特急以外の列車も、通勤電車並みに混雑していましたが、
ゴールデンウィ―クっぽい風景と、食事を楽しんできました。
夜は、ずっと見たかった映画で、「阪急電車 片道15分の奇跡」が地上波で放送されていました。
映画館で見る集中力とは違い、家事しながらだとか、iPhoneいじりながら、パソコンでwebみながらなど、
部屋には、テレビ以外の誘惑が多いじゃないですか。
本を読むのが苦手なのと同じように、集中力が散漫して、一つの事に集中できず、
大事なところで、ストーリーでとっても大切な言葉を聞き逃してしまうんですね。
でもですね、さすが、昨年から今年にかけて、様々な映画賞で話題になるだけあって、
そんな「ながら視聴」で、何度もテレビから意識が離れても、耳から入ってくる言葉が、手を止めさせ、
また映画に意識が引きこんでいってくれました。
個人的なつながりだけを重視し、社会の中で他人との関わりをなるべく持たないようにする傾向が強い社会で、
見ず知らずの人からの、ちょっとした言葉や行動などが、きっかけになって、
一人ひとりが、それまで気づいていなかったことに気づかせることになったり、
ずっと大切に思っていることがあっても、言えずにいたり行動に移せなかったりすることが、
または自分の行動や態度を変えることになったり、
その気づきや行動の変化が、またきっかけとなって、誰かに気づきや行動の変化を与えることができるし、
本当は、社会ってそうした関係性で成り立っていることに、気づかせてくれた気がします。
明日、もしそんな気持ちになった時に、少し背中を押してくれるような気分になりました。
実は、今日は、午前中、飯能で、西武池袋線から西武秩父線に乗り換える時、
西武秩父から折り返しでホームに入線してきた電車に、大勢の客が、先を争うようにドアから入っていったのですが、
2ドアで、座席からドアへの移動が長いためか、降りるのにすこし遅れた中高生っぽい一団が、
我先に座ろうとなだれ込む客に阻まれなかなか降りることができず、
池袋行きに乗り換えし損ねそうだったんですね。
もしそれに気づいた周りの人が一人でも、先に降りる人優先って声を出してあげればよかったと思うし、
お客さんが車内の奥のほうに奥に全然入っていかないことに、その列の最後尾で、少しイラついた自分も、
突然乗客の中から割って飛び降りてきたのを見た後、イラついたことに、少し反省です。
散々去年話題になった映画の内容を、今更、こんなところで力説するのも、何ですが、
まだ、もし見たことがない方がいらっしゃったら、ぜひ、DVDなどで、
ご覧になってみてください。
んなわけで、画像は、大阪市北区小松原町「美舟」で、ミックス焼き。
映画の阪急電車の沿線じゃないですが、阪急梅田駅から歩いて5分くらいでしょうか。
大阪はあまり詳しくないので、間違ってたら申し訳ないですが、
阪急東通りの中の阪急百貨店側に近いほうにあります。
老舗と言う事で、テレビや雑誌によく紹介されているようです。
古い店構えと年季の入った鉄板。店の前を漂う焦げたソースとあげかすの匂い。
店主のおじさんは、そっけないですが、焼き方がイマイチ解っていない、完全観光客の僕らにも、
ちゃんと焼き方を教えてくれ、愛想がいいだけの店とは反対の意味で暖かさを感じます。
出来上がりは、画像がぶれていて見苦しいけれど、見てのとおり、ふっくらとして、さすが、本場です。
鼻先をくすぐる削り節とソースの匂いに、口に入れたときの、ふんわりしゃきっとした食感は、
こなもんって、本当に幸せだなと思わずにはいらません。
遅い時間だったので焼きそばは売り切れでしたが、今度行く機会があれば、ぜひ、チャレンジしなくては。
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