KU Outdoor Life

アウトドアおやじの日常冒険生活

残暑の天王岩&日和田山

2018年09月09日 | フリー(関東)
日程:2018年9月8日(土)-9日(日) 一泊二日
同行:ヒロイ、カワベ(我が社の山岳部)
参考:「日本100岩場②関東」山と溪谷社・刊
 
 今週は最初に考えていた予定がパートナーの都合により見送り。
 ならばと部の仲間を誘って三ッ峠でショート&マルチに変更するも天気が微妙で、結局この週末なぜか東京近辺のみがスポット的に好天らしい。
 というわけで、近場で岩トレ。秋のクライミング・シーズンに向けて軽く調整。
 
一日目 秋川・天王岩 天候:
 先に二人とギアを岩場前で降ろし、自分は車を十里木の駐車場に停めピストン。
 今年の夏は各地で熱中症が相次ぐ猛暑だったが、この日も残暑厳しく、このアプローチだけでもはや汗ダク。
 着いてみると、やはりこの週末のスポットだけあって結構な人出。おそらく今日はここ天王岩か河又に人が集中しているだろう。

 車の中で、「よく岩場やジムで顔を合わせる、やたらちょっかい出してくるあのオヤジ居そうだなぁ。」と噂してたら、案の定いた!
 まぁ自分ももしかしたら若いニイちゃんらから「あのオヤジまた来てるよ」なんて見られているかもしれない(笑)。
 少なくとも「ちょっかいさん」と呼ばれないようにしたい。
 カワちゃんらが5.7でアップを済ませた後、以下三人で一つのルートを順に取付く。
 
【上の岩場】
クラックジョイ 5.9 
 まずはいつも人気ルートでウォームアップ。
 まずはヒロイさんがOS。実は天王岩は今回がお初。
 スラブや細かいカチ系には強い彼女だが、被り系には弱いと豪語するだけあって、ちょっと長めのこの一本で腕が少々張ってしまったようだ。
 私とカワちゃんは特に問題なし。

  
 
涅槃の風 5.10b 
 前回に続き再登。実は二通りのラインがあって、カワちゃん曰く左寄りの方が楽とのこと。
 ヒロイさん、苦戦。

 

勉太郎音頭 5.10b/c 
 超久々にやってみる。出だしがよくわからず少しモジモジしてしまったが、中段のテラスから上はライン、ホールドとも明瞭。マスターで再登。
 カワちゃんは核心のやや離れたガバをダイナミックにランジで処理。「クリフハンガー」のスタローンか!
 ヒロイさん、苦戦。

 
 
蜃気楼 5.10b/c FL
 先にやってた若いニイちゃんがけっこうプルプルして苦戦していたので、先にカワちゃんにデモプレイをお願い。
 もう何回もやっているようで再生はほぼ自動化。なるほど最後のリップはダイレクトに取れちゃうのね。
 自分もやってみると見た目よりガバばっかで、核心を除けば「涅槃~」より楽なぐらい。
 核心はやや足だけ右にコースアウトしてしまったかもしれないが、まぁ目をつぶってほしい。
 ヒロイさん、苦戦。

  
 
 その後11台も触るつもりでいたが、けっこう混んででなかなか空かず、また細かいホールドはこの熱気でややヌメっていそうと、勝手に言い訳を作り下へ移動。
 
【下の岩場】
ちいせみ 5.8 
 見た目は相変わらず苔と土で黒ずんで見えるが、触ってみるとイイ感じの湿り気でかえってフリクションは問題無し。
 垂直以下なら、さすがにヒロイさんFL。・・・
 
ノーリー 5.10b/c 
 ここも人気課題。5月に一回登っているので核心のパートは躊躇せずにイケイケで。カワちゃんもTO。
 ヒロイさん、根性見せるがここも苦戦。
 
 本日は蒸し蒸しと暑く、一本登るたびに額から汗が止まらないサウナ状態だったが、ホールドが滑るわけではなく、三人で各自6~7本ずつならかなり効率の良い練習になった。
 日帰りのカワちゃんを武蔵五日市駅で降ろし、残りの二人は秩父方面へ移動。
 
 翌日は芝崎ロックの予定なので、「あしがくぼ道の駅」でテン泊。
 ヒロイちゃんが旨いヤマメシを作ってくれたまでは良かったが、夜半になってここは走り屋の溜まり場だったことが判明。
 ノイズを響かせることでしか自己主張できないヤツら。結局一晩中、安眠妨害されてしまった。まったく!だからオレは「しげ〇秀一」とかいうのが大キライなんだよっ!

   

 で、翌日を迎えるとまさかの雨。こりゃダメだと引き返すが、正丸峠の長いトンネルを抜けると、そこは晴れだった(笑)。
 ほんのお茶濁しのつもりで日和田山へ。
 
二日目 日和田山 天候:
 日和田は学生の時以来、実は40年振り!
 あの頃はまだ日本のフリーも創世記というか原始時代で、「ヌンチャクもねぇ!ハンガーもねぇ!レッドポイントは何者だ?」っていう吉幾三状態。
 でも、実際岩場に着いてみると、あの頃とまるで同じようにロープが枝垂れ柳のように張られ、大勢の人で賑わっておりました。
 まぁ寝不足な上、クソ暑いので適度に。

  
 
【男岩】
リッジ 5.7 MOS
 アップで。出だしのフットホールドがヌメってる感じで慎重になったが、後はアルパイン。
 Ⅳ+とかⅤ級とか言ってた昔は、ここをソツなくリードできたらそれなりに見られたんだろうな。もちろん、その頃は登山靴だけど。
 
バルジ 5.8 MOS
 途中、ふくらんだフェース部分だけちょいとホールド細かくなるが、その他は特に問題なく。
 トポには「かつては男岩の人気ルート」とあるので、もしかしたら登ったことあるのかも?
 
重箱ルート 5.10b MOS
 最初「北面ハング」だと勘違いして取り付く。・・・むむ、5.9にしては辛いぞ。と思って後で確認したらどうやら「重箱ルート」のよう。
 最後はやや右に逃げてTOした感もあるので、TRで直上もしてみるがカチが細かくかなり悪い。11aじゃきかない感じ。
 
【女岩】
左ルート 5.10b OS
 見栄えのする前傾クラック。トポには「通常はトップロープ」とあるので、一応OSでいいのかな?
 後半はとにかくあれこれ考えてパンプする前にイケイケで。古賀志の「鼻カンテ」と似た、素直なジム系課題。
 ヒロイさん、苦手な薄被りなものの最後はイイ登りを見せるが、あと二手で惜しくも沈・・・。
 
 暑いので早めに切り上げ、セブンイレブンでアイスを食べて帰る。(←子どもかよ。)
 お疲れさまでした。


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