「日本縦断 徒歩の旅-65歳の挑戦」 石川文洋・著 ☆☆★
北海道から沖縄まで徒歩で歩いた元・戦場カメラマン氏の旅の記録。
徒歩による日本縦断というと、植村直巳さんもやっているがあちらがバス停などで野宿を重ねる貧乏旅行なのに対して、こちらは質素ながらも旅館や民宿に泊まり、夜は地元のおいしい酒と肴を楽しんでおられる。
まぁそれでも65歳という年齢、毎日平均20~30kmを歩き続けるのは脚力はもちろん相当な気力がないと無理だと思う。
新聞社あがりのため文章も淡々としているのがやや面白みに欠けるが、道中使ったシューズの比較や蛍光色の雨具を選ぶ理由など実践的ノウハウは参考になった。
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記憶が正しければ植村さんは、エベレスト日本人初登頂を成し遂げたすぐに、確か南極大陸横断の距離を実感したいが為3万5千円を握りしめほぼ空身で野宿につぐ野宿で50日ほどで縦断したと思います(笑)
エベレストやグランドジョラスからいきなり野宿での日本横断ですから、凄い行動力ですね。
現場監督さんは学生時代のおり植村さんにお会いなさったと以前ブログ拝見させていただきました。
どんな印象でしたか!?
やはりおおらかでいて、人を惹きつける魅力がありかつ真のとおっていらっしゃった方だったのでしょうか!?←僕の一方的なイメージ
すみませんm(_ _)m
私事で恐縮ながら、植村さんの本は全て持っていて植村冒険館にも三回いったほどの生粋の植村ファンなのでとても気になります。
植村さんは51日間で日本徒歩縦断したとか。大体3,000kmといいますから一日平均60km!そう考えると改めてスゴイ!
私が植村さんと会った(後輩の一人として家に呼んでもらった)のはもう35年の前ですね。
とても謙虚な人柄で、多くの人が抱いているイメージどおりの人でした。
あの頃の大学体育会といえば体罰、しごきは当たり前。
部内の身分も一年奴隷、二年平民、三年が大臣で四年は天皇、そしてOBともなると雲上人、神みたいなものでした。
そんな中にあって大OBの植村さんは優しい平民の目線でわれわれ奴隷に接してくれました。
同期の半分以上は植村さんに憧れて入部してきたようでしたが、私はあの頃入部してから初めて植村さんを知ったんですけどね。
単調なアスファルトや危険なトンネルを歩き続ける日本徒歩縦断には今のところあまり食指が動きませんが、私はもともと1970年代アメリカのバックパッキングへの憧れから山を始めたのでロングトレイルには興味あります。
ネットで見たら、日本徒歩縦断って意外と挑戦している人多いんですね。
特にこの方(私とほぼ同年代?)の記録がなかなか面白く、ちょっと泣けました。
http://www11.plala.or.jp/happydog/hatenanoheya/nipponjyuudan/nipponnjyudan.1.htm