「おひとり温泉の愉しみ」 山崎まゆみ・著 ☆☆☆★
混浴にもひるまない女性温泉家(?)による温泉単独行のノウハウとお気に入り温泉の紹介。
自分が行った所もいくつか紹介されていたが、この本を読んでやはり青森の「不老ふ死温泉」と「酸ヶ湯」は行ってみたいと思った。
そしていつかどこかの秘湯で、まゆみ嬢とご一緒したいものである。
「あの日、僕は旅に出た」 蔵前仁一・著 ☆☆★
「ゴーゴー・インド」などで知られるバックパッカーの教祖的存在による半生記。
旅というよりは旅の本と自分で立ち上げた出版社、それに関わってきた人々の話でやや期待はずれだったが、読みやすくて一気に読めた。
これまでの渡航歴を記した地図もあったが、この人はインドやアジア、中近東、アフリカなど赤道周辺には強いが、カナダ以北や南米の端の方には行ってないのが意外だった。
「ぶ男に生まれて」 徳大寺有恒・著 ☆☆☆
つい先ごろ亡くなった「間違いだらけ~」の徳大寺さんのエッセイ。
内容は自分のぶ男コンプレックスや女性に関することなど。
これだけ読むとエロ親父の戯言だが、ジャガーを「ジャグワー」と呼び、メルセデスを「メルツェデス」と気取って書く「ダンディ・トーク」と併せ読むと、人間的なギャップが見えてこのオジサンが好きになる。