KU Outdoor Life

アウトドアおやじの日常冒険生活

早くもシーズン・イン? 【湯河原・幕岩】

2009年09月06日 | フリー(伊豆)

天候:
同行:M田氏、Dスケくん

 この週末は上越の沢もしくは小川山と2件の計画があったのだが、諸々の事情で土曜日を空けることができず、日帰りで地元・幕岩へ。(お声がけいただいたタケちゃん、ヤマダくん、ごめんなさい)
 しかし、湯河原幕岩といえば、やはり冬がシーズン。はたしてこんな時期に行って登れる状況にあるのだろうか。
 一抹の不安を抱えながら湯河原駅でM田氏、Dスケくんの二人と落ち合う。
 現地へ到着するとさすがに人は少ないが、それでも2~3組がチラホラ・・。

【桃源郷】
サンセット 5.10a RP
 Dスケくんクリアの後、私もアップで。
 ここは以前、S師と来た時にTopRopeでしか登っていなかったため、今回が晴れてRPとなる。

  
 「サンセット」でUPするDスケくん               同じく、私

夕暮れ時 5.10b ×
 今回のテーマ「Dスケくんのカチ強化プログラム」の一つ。
 ここは以前登ったような気がしたが、離陸したすぐ先で早くも手詰まり。
 こんなにシブかったっけ?
 M田氏はさすがに出だしの関門を突破するが、その後、右手の「アボリジニ」に逃げてしまい、結局、三人ともお手上げ。
 スゴスゴと次へ移る。

  「憧れのハワイ航路(5.11a)」にトライするM田氏

ダイヤモンドヒップ 5.11a ×
 ある筋?からお買い得と聞いていたので、M田氏と共にトライするが、体勢を崩される薄被り前傾壁にタジタジ。
 ・・顔洗って出直してきます。

ゼルダ 5.11a ★★ RP
 もう結構前からやっている課題。
 本日も落としてやろうなどという気概はまるでなく、「まぁ一応触っておきますか」といった感じで取り付いたのだが・・・。

 1便目。1本目のボルトにクリツプした後、右手ホールドがどこにするかすっかり忘れているのに気がついたが、甘いホールドに耐えて左手を伸ばすと、何とキーポイントとなる例のカンテ上カチガバに届いてしまう。
 右手を保持したまま足を上げていって横向きクラックにつなげることができ、一瞬「もらいっ!」と思ったが、その先であわててしまい手順を間違えドボン。
 しかし、自分にとってはこれまであのカンテのカチガバに左手がしっかり届かなかったのが鬼門だったので、これはもしかして行けるかも・・・。

 Dスケくん、M田氏と順番にトライし、二巡目にM田氏がTopOutし、一抜けとなる。
で、私の3便目。
 右手を甘いアンダーで身体のバランスを保ちながら足を左に寄せていって、例のカチガバを保持。
 そのまま足を上げていって横向きクラックをつなげていくところでまたしても手順を間違えるが、何とかギリギリ耐えて、後はガバ~カンテと慎重にこなしてTopOut。
 ふ~っ、やっと終わりました。
 11aというグレードにやや疑惑のある課題だが、やはり嬉しい。
 Dスケくんも核心のカチガバまでは手が届いているので、いずれ近いうちにイケるでしょう。

  「ゼルダ」を登っているのはダレだ?

【アリババの岩場】
アリババ 5.10b ★★ RP
 「Dスケくんのカチ強化プログラム」第二の課題。
 私もここはTopRopeでしか登ってないので、Dスケくん1便目ドボンの後、リードさせてもらう。
 1B目がちょっと高いので気が抜けず、2~3B目で2手ほどシブいカチに耐えて垂壁を上がる所がポイント。
 とりあえずソツなくRPできた。

  「アリババ」にトライするDスケくん

魔法のランプ 5.11a ×
 以前、ダメだった微妙な凹角。
 今回も核心部分のムーヴがわからず、敢え無く敗退。
 M田氏も右隣の「アラジン」の後、トライし、私より一歩先まで進むが、やはりダメ。

  「アラジン」トライのM田氏

アン 5.10a/b? MRP
 こちらも以前、TopRopeで登っているもの。
 3B目のクリップがけっこう微妙。
 おそらく小学生の頃に登ったのだろうが、改めて小林由佳恐るべし。
 「私は子供をナメていません。」

【希望峰】
シャックシャイン 5.10d ×
 今シーズン中には何とかしたい、自分にとって当面の最大課題の一つ。
 まぁ今回はお触り程度で。(何かイヤらしい?)

 1便目は全員、核心の「人指し指激痛クラック」で跳ね返される。
 血が出るわけでもないのに、イイ歳したオヤジが「ギャーッ」とか「ウゥーッ」とか、気合とは違う意味の雄叫びが出て、うるさいのなんの。(・・すみません)

 2便目でM田氏が核心部分で1テン(惜しい!)入れながらも渾身のTopOut。
 続いてTopRopeでやらせてもらい、私もハングドッグしながら3便目ぐらいで終了点まで行かせてもらう。
 とりあえず核心の手順は、
 右手「激痛クラック」→左手「三角おにぎりガバ」右手に持ち替えて→左手「巨大ウンコ」ピンチ持ち→右手カチ→左手フレーク・・・
 というのはわかったが、あの激痛と次のボルトまでの恐怖心を克服するのが最大の課題で、自分がRPする道のりはまだまだ遠い感じ。
 でも、あきらめません、勝つまでは!

  「シャックシャイン」のM田氏

 最後はDスケくんの「帰還兵5.10c」を見守るが、残念ながらこちらは帰還できず。
 まだ陽の長い幕岩を後にし、湯河原のいつもの食堂で中ナマとメシでお開き。

 この夏は旅行や沢へ行ってたばかりに指先がすっかりヤワになってしまっていて、一ケ月ぶりの外岩は指皮にもピリピリといい刺激になった。
 懸念していたこの時期の湯河原は、心地よい秋風など吹いて思ったより爽やか。
 岩のコンディションもそんなに悪くなかった。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (常吉)
2009-09-08 07:58:31
>でも、あきらめません、勝つまでは!

その気持ちがないから私はダメなんだなぁ。
しかし沢山登りましたね。
この時期の幕岩が登れるとは思ってもいませんでした。逆に空いてて良さそうですね。
返信する
Unknown (現場監督)
2009-09-08 23:44:48
 常吉さん、こんばんは。

 あきらめません!・・・といっても、こっちも相手選んでますから

 あまり目標が高いとモチもなかなか沸かず凹んでしまいますが、「グレードは手が届く範囲で、ご利用は計画的に。」というのがモットーです。
 グレードよりも、やはりそのエリアでの人気☆ルートは登っておきたいですね。

 今週末はお付き合いできず、すみません。
 また別途お願いします。
返信する
Unknown (M田)
2009-09-09 23:30:24
M田です。

日曜はお疲れ様でした、D君共々だらしない登りで失礼しました、、、

次ご一緒出来る時は、まずはSシャインですね。
監督さんと一緒で、これは登りたいですね、必須課題?訪問者の方が、体感的には難しく感じました。渾身の割には全くコントロールの出来てない登りで、あんな登りではアルパインだと
墜死してしまうと感じた次第、、、

日曜日のクライミング後、体の調子が上がってきました。例年、初冬に入るまでは、体の調子が良くなっていくので、また、ご一緒出来る時は宜しくお願いします。リアルイレブンG列伝、S伝説またトライしたいです。

韓国のE藤Y加嬢?、ゴー・ミスンさんも墜死されましたね。最新のR&Sに記事が載ってました。
返信する
お疲れさんです (現場監督)
2009-09-09 23:52:14
 M田さん、日曜はどーもでした。
 「だらしない登り」なんてとんでもない!三人でほぼノンストップで登り続けたおかげで、帰りの電車でも酩酊状態でした。

 シャックですが、勝手なもので日にちが経てば痛さも忘れ、あそこさえ我慢すればつながるんじゃないかぁという気がしてきました。
 ただ、私はTopRopeだったし・・リードとなるとちょっとあの部分、ヤな感じです。
 M田さんは次回すぐに片付けちゃいそうですね。

 今週末はまた忙しいので、課題の変わったストマジにでも挨拶に行こうかと思ってます。
 甲府、湯河原ともにまたよろしくお願いします!

 ところで、Dくんは私の教えた「骨盤体操」ちゃんとやってくれてますかね。
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