新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃん姉妹とお父さんの日々。

なつメロ大行進

2010年12月01日 | 映画/音楽
散髪に行くのは決まって日曜夕方。この町に移り住んで十有余年(人生でいちばん長い)、理髪店のマスターも亡くなり、代替わりしている。 いつも流れているのが、ABCラジオ「小林大作のメモリーズ・オブ・ユー」。 「わたし、この番組がいちばん好き」と奥さんがいう。 「えー、マジすか? 眠くなりますよ」と新顔のお兄ちゃんがいう。 「懐メロちゃうで」と奥さん。 「ああ、若いなあ」と私は感心した。 も . . . 本文を読む

海猿3

2010年11月15日 | 映画/音楽
和製3Dには、技術的にいろいろ課題がありすぎた。 キャメロンは嫌いな監督だけれど、 その点『アバター』はよく出来ていた。 たとえば子どもが熱を出して訪ねた病院で。 透明なガラス扉から待合室の二人が見える。 この場面なんか奥行き感がすごくよく出ていたのに、 一瞬だけで終わってしまう。 あれは惜しかった。 いろいろツッコミ所はあるんだけれど 映画おしるこ説ならぬ映画生ビール説。 海猿たちは気持ちの . . . 本文を読む

漂えど沈まずにあり難破船

2010年10月30日 | 映画/音楽
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/entertainment/j_rock_and_pops/?1288225949 中森明菜さんを、われわれ黒幕団は、 いついかなる時も無条件擁護する。 反論は許されない。 敵対するものは(略) 明菜さんは「スター誕生」ですぐにファンになった。 デパートの屋上でやっていた、 握手イベントも行った。 今も覚えているのは、 歌い終 . . . 本文を読む

黄薔薇王政復古

2010年10月21日 | 映画/音楽
ごきげんよう。 さて、「マリみて」実写版映画原作を読み返した。 お芝居のメイクで、祥子さまと同じ色の口紅に喜んでいる祐巳ちゃんが、何だかとても初々しく、かわいらしかった。 マンガ版の影響か、「胸パット」や二人の髪質の違いばかり印象に残ってしまって、完全に忘れていたか、完全に見逃していた部分。 しかし同時に購入したお釈迦様シリーズ新作「 S-キンシップ」は、「なんだかなあ」な内容だった。 今野セ . . . 本文を読む

吐き気がするほどロマンチックだぜ

2010年05月09日 | 映画/音楽
 無料の違法ダウンロード激増、か。  CDばかりかダウンロードまで売れなくなったのだとか。業界の偉い人は怒りまくっている。  先月末、『けいおん!!』のOPとEDがオリコンの1位・2位を独占したのが、話題を呼んだ。原作からのファンの私も、あぜんとしてしまった。ちなみにムギ派です(誰も聞いてません)。  最近の邦楽はどうなんだろう。最近のアーチストの曲をYouTubeやiTunesで試聴してみた。 . . . 本文を読む

ペパーミント・キャンデー/マルタの鷹

2007年12月10日 | 映画/音楽
 「ペパーミント・キャンデー」は、少し期待が大きすぎた。たんなるメロドラマ。   「シュリ」や「シルミド」のように臓腑をえぐるようなものはなかった(えぐられてばかりでも困るが)。  「マルタの鷹」のハンフリー・ボガードは、ごく普通に良い男を演じていたが、原作のワルっぽさに欠ける。  そういえば、今年はまだ映画館に一度も行っていない。 . . . 本文を読む

LOVE SENSUALITY DEVOTION

2006年11月26日 | 映画/音楽
 きのうから、ENIGMAの「LOVE SENSUALITY DEVOTION ,The Remix Collection」を聴いている。2001年発表。  あの衝撃のファースト以降は、あまり好きになれなかったが、この作品はエンドレスで聴いていて飽きがこない。トランス・アーティストによるリミックスだが、ENIGMA自身もリミックスに参加。  LOVE SENSUALITY DEVOTION  愛・ . . . 本文を読む

ソクーロフの「太陽」

2006年10月09日 | 映画/音楽
 きのう、第七藝術劇場にソクーロフ監督、イッセー尾形主演の『太陽』を観に行った。悪夢の中に登場する東京大空襲のCGは美しかったし、イッセー尾形は昭和天皇の特徴を良くとらえていた。見事であった。しかし正直これほど退屈な映画を観たことがない。最後まで誰も席を立とうとしないのが、日本人にとって天皇制の呪縛だろうかと考えたくらいだ。この退屈さは考えてみる価値がある。  生物学者としての天皇が、ヘイケガニ . . . 本文を読む

キャプラ・コーン映画

2006年09月21日 | 映画/音楽
 レンジでチンしたご当地バーガーを食べながら、『一日だけの淑女』を観た。フランク・キャプラ監督。『素晴らしき哉、人生!』『或る夜の出来事』と同じ監督。  オープニングの淀川長治の解説はなつかしかった。親切すぎて「おいおいネタバレでないか」と思ったが、物語の出だしを説明していただけで、心配はなかった。  砂糖菓子のように甘い理想主義を指して、「キャプラ・コーン映画」という言葉もあるそうだ。太宰治の映 . . . 本文を読む

London Calling

2006年09月20日 | 映画/音楽
 3連休は、完全休息モード。疲れているとはいっても、神経だけのことである。身体もくたびれさせたら、バランスが取れるだろうと、歩き回ることにした。台風が近づいた長雨の影響か、満潮の影響か、夜の川は増水していた。クラッシュの歌そのままだと思う。この曲を思い出すのは、大体ろくでもない時ばかりである。   The ice age is coming the sun is zooming in   Mel . . . 本文を読む