新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃん姉妹とお父さんの日々。

牛すいと豆カレー

2010年10月17日 | 毒男のグルメ
「すき焼きとしゃぶしゃぶは、牛肉を最もまずく食べる方法だ!」

と、海原雄山はいう。

すき焼きもしゃぶしゃぶも、どちらも縁のない私だが、上原善広氏の著作を読むと、雄山のいうことにも、一定の根拠はあったらしい。どちらもまだ肉食が一般的でなく、牛肉の処理も十分発達していなかった頃に生まれた料理だからだ。

当時食べていたのは病死した牛だったり、わらを口に押し込んで窒息死させた牛だったりした。
今は失血死させているが、当時は血抜きの処理も不十分で、どうしても肉に臭みが残った。
その臭みを抜くために煮る必要があったのだ。

しかしこの「煮る」という調理法にも利点がある。おいしい牛の肉のスープがとれる点だ
牛すいは、このスープと一緒に肉を味わえるのが良いところ。

以前ベジタブルカレーをいただいたのだが、肉を入れないとどうしても香辛料が尖ってくるような気がした。私も精進潔斎の生活を送ったことがあった。豆カレーも最初のうちはいいんだけど、次第に飽きてくるんだね。ベジタリアンの本場のインドカレー専門店に行くと、
この点、いろいろ飽きがこないように、おいしくなるように、いろいろ考えている点に感心した。今度はトマトやレンズ豆を使って工夫してみよう。



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