新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

揺れる想い

2011年06月06日 | 日記
 休日は大阪市立美術館の歌川国芳展に出かけてきた。

 閉会まぎわもあって、ともかく混んでいたが、「きん魚づくし ぼんぼん」が見られたので大満足。武者絵・役者絵・美人画よりも、戯画と風景画が好きだな。金魚やカエル、ネコや妖怪がラブリー。風景画では霞が関の絵なんかがよかった。

 ひさかたの新世界ジャンジャン横丁。八重勝、だるまも行列は短くなったね。行列のない天狗に10年ぶり以上に入ってみる。串カツってこんなのだっけ。お聖さんの色紙に免じて、これ以上のコメントは差し控える。ぼく東京者だからわからないさ! 両隣が女の子グループで落ちつかなかった。ビール1本で早々に退散。

 たまには映画を観に行こう。梅田のTOHOシネマズへ。『ビッグイシュー』の販売員さんがいた。IDカードが研修中の白(1か月の研修期間が終わると赤に変わる)。まだ持っていないバックナンバーも合わせて購入。少し立ち話。この仕事を始めて2週間だという。情けは人のためならず。

 時間があるので映画は2本ハシゴすることに。終わりは22時45分。レイトショーは1200円なのでお得。7Fレストラン街のカレー屋さんがいつも気になる。丸福珈琲店でアイスコーヒーとチーズトーストで腹ごしらえ。『ビッグイシュー』最新号を眺める。特集は、中島岳志ゲスト編集「お寺を開く」(新しい公共空間)、表紙とインタビューはジェームズ・フランコ(「127時間」主演)。雨宮処凜エッセイは被災地の鯉のぼり。

 「プリンセス・トヨトミ」は、そんなアホな。無人の大阪の街は、映像としてはおもしろいけどね。ヒロインの少女は、ちょっとよかった。綾瀬はるかも、揺れていました(それ以上はいわないこと)。

 「ブラック・スワン」は、ほんとうにおっかなかった。憧れの主役を射止めたものの、何が現実か幻想かわからなくなっていくニナの心理描写が圧巻。「ぐげ!」と何度か呻きそうになったシーンも。ナイフで自分の顔を(略)は、人生そう何度もあるものではないだろうけれど(困る)、かさぶた剥ぎや爪切りのシーンはインパクトが強すぎ。ラストの黒鳥のダンスは圧倒的で、無条件に美しかった。

 お腹がすいた。ラーメンでも食べて帰ろうと、あてもなくブラブラ。阪急東通りも、変わったなあ。若者ばかりだ。お姉ちゃんがたを冷やかしつつ、太融寺に出た。さすがに夜は門は閉じている。このお寺には、クイーン・トヨトミ淀殿のお墓がある。

 こんな所に、大阪王将が。塩ワンタンメンとギョーザとビール。塩ワンタン、意外にいけた。

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4 コメント

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Unknown (トテトテトテ )
2012-03-04 20:14:08
>太融寺
大阪府大阪市北区太融寺町2-17太融寺ビル9F「冗談伯爵」。jazz中古専門。

バブル崩壊期にレコード買ったことあります。店主がデューク・ジョーダンの大ファン。

三枚買ったうち、七〇年代にキング・レコード盤で出たソニー・クラーク・トリオがありました。店内の壁に飾ってあったもの。

クール・ストラッティンやタイム盤や「朝日のように爽やかに」は聴き飽きたという人におすすめしたいと思います。低音を上手く効かせた録音で気持ちが落ち着きます。

壁に飾ってあったもので覚えているのはジョニー・スミス・カルテット「ムーンライト・イン・バーモント」。しかし手が出ない値。CDで買いました。クール時代のゲッツはいいなあ。

ちなみにボーカルではリー・ワイリーやクリス・コナーがいいとおもいます。トテ。
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Unknown (kuro-mac@osaka)
2012-03-05 11:32:17
 >太融寺

 バブル崩壊期ならすれ違いか入れ違いですね。
 失業者時代は職業安定所、営業時代には近所のお得意さんの帰りに、ときどき寄ってました。淀殿のお墓もあるし、国会期成同盟の碑もある。

 司馬遼などが定着させた淀殿像、誤りだろうと思うんですよ。浅井三姉妹のりえちゃんで、多少なりとも名誉回復につながればいいんですが。

 ジャズはすみません、全く知りません。検索すると「冗談伯爵」は今は閉店して、マスターも入院しているようですが、Twitterやってらっしゃいますね。
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Unknown (kuro-mac@osaka)
2012-03-05 13:58:56
あ、ジャズを全く知らないわけでもないか。

「スウィング・ガールズ」は政治的な理由(知り合いの知り合い出演)にかこつけ、喜び勇んで観に行きました。「おれ一人なら、ヘンタイロリコンおやぢみたいやんけ!」と、とある極右もとある犬も連行されたんでした。

あの頃の樹里ちゃんもよかったけど、誰がなんといおうと本仮屋ユイカ! 「楽器できるか?」といわれて、リコーダーを掴んでむんずと突き出す無口系眼鏡美少女にずきゅーんとハートを射抜かれました。

追い詰められたらもういっぺん見ようと、特典DVD持ってますが、未だに開封することはないのでした。この箱にユリカ入ってると思うだけで幸せ。

「道極まれど、未だユイカに祈らず」
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Unknown (トテトテトテ )
2012-03-05 20:38:51
>「冗談伯爵」は今は閉店して、マスターも入院しているよう
そうでしたか。あれから一度も行けなくて、もう何年経ったでしょう。気になっていたのですが。

>Twitter
やらないので現状はよく知りませんでした。

>ヘンタイロリコンおやぢ
じゃなかったのですか。これは失礼しました。しかしそうではないとすると、中上健次「異族」に出てくる「槙野原」の印象です。たしか、フィリピンのダバオに満州国再建を夢見る男、という設定だったと思います。トテトテトテ~。
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