新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

夏の終わりに三題噺

2023年08月25日 | 習作
固い話が2日続いたところで、お楽しみでも。

昨年8月は、先日ご紹介した「ウナギの味」を含め、「文学少女の三題噺」を
10件アップしています。といっても、うち半数は2013年にTwitterに載せたお話のリバイバルなのですが。

昨年はまじめに節酒していたので、素面でいる時間も長く、創作活動に勤しんでいたようです。

このお題を出す「文学少女」が何者かについては、「花嫁はハンニバル」の解説部分をご参照ください。

この三題噺は、もともとTwitter(現ペケッター)に発表していたので、140字の文字数制限をかけています。

このお題から、いったいどんなお話ができるのか?

興味がおありの方は、リンク先をクリックしてください(別ウィンドウで開きます)。

(第一のお題)
文学少女「くろまっくくん、今日のお題は『リス』『風鈴』『半分は優しさ』よ!」


このブログの裏メニュー「懲りないシマリスくん」と「変態の人間さん」シリーズ第一弾です。こういう何の役にも立たない、無益な話を書いているときが、いちばんこころが安らぎます。



(第二のお題)
文学少女「くろまっくくん、今日のお題は『白クマ』『カメラ』『四月馬鹿』よ!」

身も蓋もない作品です。



(第三のお題)
文学少女「くろまっくくん、今日のお題は『もやし』『タオル』『半分は優しさ』よ!」

インチキ大阪商人のモデルには、事欠きません。しかし「萌え」も死語になりましたね。



(第四のお題)
文学少女「くろまっくくん、今日のお題は『にんにく』『教会』『月並みな表現』よ!」

お題を出す「文学少女」こと天野遠子先輩に対して、「常々思ってきた」(『ミステリと言う勿れ)疑問が、ひとつの結論に達しました。
あのハッピーエンドの背後には、実はこんな衝撃の事実が隠されていたかもしれません。



(第五のお題)
文学少女「くろまっくくん、今日のお題は『サル』『ソファー』『手を振ったら別人』よ!」

これは気に入っている作品です。犯罪小説のあるワンシーンをカットアップ。



(第六のお題)
文学少女「今日のお題は『ヤンバルクイナ』『エレベーター』『理想と現実』よ!」

これはむずかしかった。「エレベーター」でいやな思い出のある、あのビルをモデルに、なんとかお話に仕立てました。


(第七のお題)

文学少女「くろまっくくん、今日のお題は『カブトムシ』『サイコロ』『五十歩百歩』よ!」

これはもはや三題噺でもなんでもなく、実際にあったことを書いているだけです。




(第八のお題)
文学少女「くろまっくくん、今日のお題は『イカ』『一軒家』『ツンデレ転校生』よ!」

これは旧作のリバイバル。ラブストーリーが好きそうなクライアントの「死にたがりの姫」のために、ライトノベル仕立てです。でも、「ツンデレ」ももう死語ですよねえ。



(第九のお題)
文学少女「くろまっくくん、今日のお題は『マンゴー』『フォーク』『河童の川流れ』よ!」

「メイド探偵」が登場する、筆者お気に入りの作品です。ただし猟奇殺人に関する表現がありますので、苦手な方は閲覧注意です。



真夏の夜、お楽しみいただけましたなら幸いです。



おまけ。
画像フォルダを漁っていたら出てきた、タイのアニメ同人絵のピカチュウ。伝統を大事にしすぎて、カオスです。ウルトラマン世代には、『ウルトラ6兄弟vs怪獣軍団』のハヌマーンのトラウマがよみがえってくるということです。 

いま気づきましたが、gooブログの画像フォルダ検索、今年アップした分は、年・月で表示できるようになったんですね。2022年以前は検索できないままですが……。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (angeloprotettoretoru)
2023-08-25 23:47:16
面白かったです!
私のいちばんお気に入りは二番目のシロクマのやつですかね。
今の若い子にとっては00年代半ばまでのアニメは全部「昔」みたいですよ。キャラデザを見ただけでも、反射的に「昔」と思うみたいです。
それから、ここだけの話ですけど、小倉唯さんのお父様は屋根裏部屋でカブトムシやクワガタをたくさん繁殖させてるとか。趣味のようですけど。(どうでもいい話)
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Unknown (kuro_mac)
2023-08-26 01:56:33
@angeloprotettoretoru お眼鏡にかなう作品があって何よりです。

同人誌研究会を開いたとき、『ひだまりスケッチ』の表紙絵を全巻並べました。うめテンテーの絵柄の変化は、ゼロ年代から現在までのアニメ絵の変遷を辿るのに最適の教材でしたから。そこにはグラフィックソフトやハードの性能の向上もありました。

世界観の変化も大きいかな。『けいおん!』の再来と思って、『ぼざろ』を見たら、しんどくて途中でやめたというアラサー世代の感想を見かけました。

『けいおん!』世代と『ぼざろ』世代とのジェネレーションギャップも興味深いなあと、コメントを拝読して思いました。

2015年の『がっこうぐらし!』は、ポスト日常系のエポックメイキング的な作品でした。あのゾンビたちは、幸せな「日常」を侵食する、この世界に「ひだまり」も「もふもふ」も「放課後ティータイム」も許そうとしない、一切を貪り尽くしていく新自由主義的な「リアル」の象徴そのものでした。

富士山に登頂してしまう、古典的な教養小説の王道を行く『ヤマノススメ』も、同じくらいエポックメイキングだったと、ある評論家さんは力説していて、なるほどと思いました。

唯さんのお父さんはブリーダーさんなんですか。カブトやクワガタの養殖も、好きな人が趣味でやる分には小遣い稼ぎにもなっていいだろうけれど、ビジネス、しかも特にカブトムシ好きでもない私がやるには、ハードルが高いなあとつくづく思ったものです。
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