新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃん姉妹とお父さんの日々。

三月

2013年02月28日 | 読書
 「庭が雪に下にしずみこんでしまったいまごろになって、急に園芸家は思い出す。たった一つ、忘れたことがあったのを。─それは、庭を眺めることだ』(カレル・チャペック『園芸家十二ヵ月』)

 このくだりはいつ読んでもおかしい。ツイッターのタイムラインで若い子たちのツイートを見ているとうらやましく思う。
 ただ年をとるのも悪くない。また春がやってくる。

 「われわれ園芸家は未来に生きているのだ。バラが咲くと、来年はもっときれいに咲くだろうと考える。10年たったら、この小さな唐檜(トウヒ)が1本の樹になるだろう、と。
はやくこの10年がたってくれたら!本物、いちばん肝心のものは、わたしたちの未来にある。新しい年を迎えるごとに高さと美しさがましていく。ありがたいことに、わたしたちはまた1年歳をとる」
(カレル・チャペック『園芸家十二ヵ月』)


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