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【敗戦の弁】お笑い大阪選挙区 2010参院選ダービー! 

2010年07月12日 | 政治・経済・労働組合
 自民・北川、民主・尾立、公明・石川の3人に当確マークがついたようです。


 当ブログの予測は以下の通りでした。
 
 【本命】民主・公明・自民 (60%)
 【対抗】民主・公明・民主 (30%)
 【穴】 民主・公明・共産  (9%)
 【大穴】公明・自民・共産  (1%) 


 【本命】の予測通りといえばその通りだったのですが、つまらないので、民主共倒れの【大穴】の公明・自民・共産に張ったのでした。
 まだ確定ではないけれど、民主共倒れはなくなりました。完全にハズレまくり。1万円の寄付先を探さねば。

 いろいろ考えて、選挙区は清水たかし、比例は保坂のぶとに入れました。しかし、せっかくのチャンスなのに、共産党・社民党も、全く受け皿になっていませんね。両党ともに、解党的出直しが必要というしかない。このままでは「諸派」に転落の日も近いな。


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 12日の追記。開票結果は以下の通り(開票率:100%)

 石川 博崇     公明党 864,278
 北川 イッセイ   自民党 706,986
 尾立 源幸     民主党 698,933
 岡部 まり     民主党 617,932
 川平 泰三     みんな 389,445
 清水 忠史     共産党 366,105
 山分ネルソン祥興  改革 106,038
 大川 朗子     社民党 87,858
 浜野 夕希子    創新  51,527
 深田 敏子     幸福  21,027


 予想では「民主が2人当選させるには、各73万票以上、合計160万以上の得票が必要」と書いていた。岡部だけに票が集まったら、尾立は厳しくなると考えたのが、こう書いた理由。
 でもこれはサバを読みすぎ。各71万票、142万票以上あれば、自民党には勝てた。しかしあと12万票、ついに風は吹かなかった。

 「仮に民主が2人合わせての得票数が、この時の130万票程度にとどまるようなら、当確ラインは2001年並みの60万票台まで落ちこむ可能性がある。そうなれば、共産やみんなにも逆転のチャンスが出てくる。」

 前半はともかく、これは完全にスカ。民主は2人合わせて約130万票に終わり、当落ラインもギリギリ60万票台ではあったけれど、みんなの党は及ばず、共産党は箸にも棒にもかからなかった。

 共産党が50万票もいかないのは、これは想定外だった。36万6千票は1998年以来最低の得票数。民主党批判票-消費税増税反対票は、「みんなの党」に流れたことがここからもわかる。

 山分ネルソンが意外に健闘。選挙公報も、自分のことばで、わりといいことを書いていた。
 浜野ゆきこvs大川あきこは、大川あきこの勝ち。この2人、もっと得票するかと思ったけれど、社民党もついに10万を切った。


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 参院選全体での結果は以下の通り。与党は過半数割れ。自民が第一党に。
 左から(改選議席)、獲得議席、【合計議席】。


 (与党)
 民主党(54) 44 【106】
 国民党 (3) 0    【3】
 無所属 (1) 0    【1】
 (野党)
 自民党(38) 51 【84】
 公明党(11)  9 【19】
 みんな (0) 10 【11】
 共産党 (4)  3  【6】
 社民党 (3)  2  【4】
 日本  (1)  1  【3】
 改革  (5)  1  【2】


 当然の結果だったとはいえ、民主党負けすぎだね。
 しかしこの結果はそう悪くないと思う。たとえ「ねじれ国会」になっても、自公時代からの与党(多数派)独走にセーブをかけようという民意は妥当なものだろう。

 しかし総務省発表の投票率(確定)は選挙区、比例代表ともに57.92%。40%以上の人達は、選挙に参加していない。代議制システムは、膨大な死票を生み出し、「棄権」によって支えられている。

 このことを示すのが、またもや広がった「1票の格差」。神奈川の千葉景子(法相)は69万6739票で落選、高知の広田一は13万7306票で当選。「1票の重み」の格差は5.07倍となり、2007年の前回選挙の4.16倍よりも拡大した。大阪選挙区の岡部まりと比べても4.50倍もある。

 地方にハンデをつけるというのは、私も地方出身で、心情的にはわからないでもない。しかしこれはいくらなんでも開きすぎ。神奈川県民が高知県民の5倍もの恩恵を受けているかといえば、そんなことはない。人口比率でいけば、四国四県でも大阪府の半分以下の人口しかない。四国で一つの選挙区で、議席の割り当ては改選2・非改選2の合計4人くらいが妥当だろう。

 英国や米国、ドイツなどでは、さすがにこんな極端な「一票の格差」はないようだ。地域への利益誘導という「バラマキ政治」の温床をなくすためにも、選挙制度の思い切った改革が必要なのは間違いない。

 そのためにも、獅子身中の虫たるべき、われらの代表が必要なのだけれど……民主もダメ、共産・社民も論外。棄権組を含めて、代議制システムそのものをおもしろくないと思っている人達をどう獲得していくかがテーマかな。それが明らかになっただけでも、収穫といえば収穫でした。

 ※12日追記。


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