大阪ダブル選挙問題について、最後のまとめ。
さて、橋下徹さんが獲得したのは750,813票、平松邦夫さんは522,641票。
得票比では41:59もの差がつきました。
このブログも含めて、平松支持派の敗因は、投票率60%を超えた大阪市民の怒りを受け止められなかったことにあります。
乱暴にいえば、ふだん選挙に行かない21万人(有権者の10%)が選挙に行き、全員橋下さんに投票した。さらに、この追い風がなくても(つまり投票率50%の戦いでも)、平松さんに勝てたということです。
えげつない週刊誌といっしょになって、ネガティブキャンペーンしか打ち出せなかった平松サイドが、大衆に見限られた。結果としてですが、野田首相の消費税増税路線も、マイナス材料になったでしょう。大阪の有権者の気分を代弁するなら、
「消費税をあげる前にやることがあるだろう」
と、いうことでしょう。これは昨年参院選の「みんなの党」のスローガンでした。「みんなの党」の政策や路線には反対ですが、この主張自体は、庶民感覚を的確に言い表したものです。実際、消費税を増税したところで、法人税の減税分と相殺になるだけで、何の解決にもならないわけですから。民衆の怒りを、左派は変革へのエネルギーに転換することができず、結果、右派に譲り渡してしまいました。
既存左派と、マジョリティとの間には、超えがたい壁があることを今回の選挙でも通関しました。
ITマーケ用語をマルクス風に引用すれば、新しい思想や運動がブレイクスルーするためには、「命がけのキャズム超え」が必要なのです。ここが中之島だ、ここで跳べの精神です(薔薇園もあるし!)
イノベーター(ハードサヨ層)とアーリーアダプター(ソフトサヨ層)だけでは、支持は広がらず先細りするだけ。メインストリームに打ってでるためには、マジョリティに対して、別の角度からアプローチしないといけない。
昔の流行り歌ではないけれど、傷つけ合うのが嫌いだからと、ズルズルみんなをひきずって、最後にあなたはどうするつもり、ということでもあります。
大衆と本音でどつきあい、孤立を恐れないこと。橋下は敵ながらあっぱれでした。ここは大阪なのです。
結論的には、この意見に賛成です。
☆ひとりでデケタ 2011.12.02 ロスジェネ一期生より(キンピーさん)
http://a9leather.blog66.fc2.com/blog-entry-296.html
「左翼が準備しなければならないことは、突発的に起こる事象に絶えうるだけの柔軟な理論を鍛え、そして提供し支えること。提供するために民衆が集うスペースにいつでも馳せ参じることができるフットワークの軽さではないのか。」
自分が売りたいものを押しつけようとするから失敗するのです。いま、お客さんの悩みは何で、いちばん必要なものは何なのか。
今回の敗北はいい教訓になりました。まだまだ、たたかいは始まったばかりです。
「何をそないせかせかしてはりまんね。
毒蛇(どくじゃ)は急ぎまへんで?」(開高健)
さて、橋下徹さんが獲得したのは750,813票、平松邦夫さんは522,641票。
得票比では41:59もの差がつきました。
このブログも含めて、平松支持派の敗因は、投票率60%を超えた大阪市民の怒りを受け止められなかったことにあります。
乱暴にいえば、ふだん選挙に行かない21万人(有権者の10%)が選挙に行き、全員橋下さんに投票した。さらに、この追い風がなくても(つまり投票率50%の戦いでも)、平松さんに勝てたということです。
えげつない週刊誌といっしょになって、ネガティブキャンペーンしか打ち出せなかった平松サイドが、大衆に見限られた。結果としてですが、野田首相の消費税増税路線も、マイナス材料になったでしょう。大阪の有権者の気分を代弁するなら、
「消費税をあげる前にやることがあるだろう」
と、いうことでしょう。これは昨年参院選の「みんなの党」のスローガンでした。「みんなの党」の政策や路線には反対ですが、この主張自体は、庶民感覚を的確に言い表したものです。実際、消費税を増税したところで、法人税の減税分と相殺になるだけで、何の解決にもならないわけですから。民衆の怒りを、左派は変革へのエネルギーに転換することができず、結果、右派に譲り渡してしまいました。
既存左派と、マジョリティとの間には、超えがたい壁があることを今回の選挙でも通関しました。
ITマーケ用語をマルクス風に引用すれば、新しい思想や運動がブレイクスルーするためには、「命がけのキャズム超え」が必要なのです。ここが中之島だ、ここで跳べの精神です(薔薇園もあるし!)
イノベーター(ハードサヨ層)とアーリーアダプター(ソフトサヨ層)だけでは、支持は広がらず先細りするだけ。メインストリームに打ってでるためには、マジョリティに対して、別の角度からアプローチしないといけない。
昔の流行り歌ではないけれど、傷つけ合うのが嫌いだからと、ズルズルみんなをひきずって、最後にあなたはどうするつもり、ということでもあります。
大衆と本音でどつきあい、孤立を恐れないこと。橋下は敵ながらあっぱれでした。ここは大阪なのです。
結論的には、この意見に賛成です。
☆ひとりでデケタ 2011.12.02 ロスジェネ一期生より(キンピーさん)
http://a9leather.blog66.fc2.com/blog-entry-296.html
「左翼が準備しなければならないことは、突発的に起こる事象に絶えうるだけの柔軟な理論を鍛え、そして提供し支えること。提供するために民衆が集うスペースにいつでも馳せ参じることができるフットワークの軽さではないのか。」
自分が売りたいものを押しつけようとするから失敗するのです。いま、お客さんの悩みは何で、いちばん必要なものは何なのか。
今回の敗北はいい教訓になりました。まだまだ、たたかいは始まったばかりです。
「何をそないせかせかしてはりまんね。
毒蛇(どくじゃ)は急ぎまへんで?」(開高健)
ただ、名前は出さないけど、中学生にもマルクスの話はするよ。きみたちは自分自身の人生を生きる。しかし思い通りではない、と。
マルクス主義はオワコンだけど、マルクスは決してオワコンではない。「新しいものほどいい」という考え方のほうが古くてダサいよ。
ライバル社の新規店の視察も、オープン当初はチラ見で十分。3ヵ月後にじっくり見に行く。実際の顧客の反応はどうだったのか、痛ましいほどよくわかる。世の中、新しいものなんて、そうざらに転がっていないもんだよ。
「えーっ、くろまっくさん、橋下派ちゃいますの?」
んな、あほな!
「だって、バリバリ改革派ですやん!」
さよか。そういう面もありますね。大阪財界・業界の長老に、「墓石重くなるだけだから、早よ死ね。ひとりで死ねないならいつでも手伝い出すぜ?」と、この間も暴言吐いてきましたから。
しかし、それはそれ、これはこれ。
「おまえは組合通信、ちゃんと読め! 橋下にも失礼だぞおまえは」
と、怒りました。
しかし、そんなものなの。
大阪の有権者はアホちゃいまんねん、パーでんねん! (もっと悪い?)
でも、どう転ぶか、まだまだわかりませんよ?
つまりは、デーパリット経由で大毅にタイトルを渡す茶番なんですが、これの箔付(清水サイドからの抗議を押さえつける権威)の役を果たしに行くのが橋下・松井両名なんです。
http://www.daily.co.jp/ring/2011/12/02/0004655715.shtml
http://www.nikkansports.com/battle/news/p-bt-tp0-20111114-863265.html
http://www.sponichi.co.jp/battle/news/2011/12/01/kiji/K20111201002144180.html
まあ、「府立体育館廃止」を唱えていた橋下が府立体育館でパフォーマンスするのですから、せめて不要論を撤回したのであれば幸いですが。
http://www.sponichi.co.jp/battle/news/2011/11/30/kiji/K20111130002136640.html
大阪オワター( ^o^)ノと、初音ミクたんの「トルコ行進曲」ならキュートですが、いいおっさんがなー
いろいろ教訓ありましたが、橋下さんは演説場所、聴衆層によって話す内容変えるのは上手です。そこは謙虚に貪欲に学ばないといけませんね。
>焚火派GALゲー戦線 御中
ようこそ。
その問題、ある人気ブログで読んだことがあります。
どうしてそんなことが通用するのか。おかしいですよね。
しかし橋下維新の勝利のセレモニーがその茶番劇かー。タレントや吉本の芸人も大勢駆けつけるんでしょうね。
しかしボクシングに「民意」は関係ないですからね。
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