今日のお楽しみ。

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映画「ジョーカー」二回観ても、?

2020-04-25 22:37:00 | 日記
絶望的な気分、米国では公開中止になったなど恐ろしい宣伝ばかりで、避けてきたがやっぱり気になるのでアプリで観てみた。

で、身構えた分もあり、最初の感想は「パラサイト 半地下の家族」の方がよほど恐ろしかったということ。パラサイトは普通の人が怖いもんね。(普通じゃないか?)どちらも格差問題を扱ってるのでしょうけど。

けれど、ジョーカーも何度も観たくなる魅力的な映画です。流血的な怖さでは、パラサイトが勝るだけで。

一回目の鑑賞では、ジョーカーは一応ピエロの職もあるし、優しいお母さんもいるし、おまけに恋人もいて、さらにコメディアンの夢まで叶える?この人生のどこが不幸と言えるのか?!と不思議な気持ちでみていました。
ファーストシーンでは、地元の悪ガキに殴られますが、まあ、そういうことだって仕事してりゃ色々あるでしょ、悲惨エピソードとしては、ステレオタイプで大げさな音楽であおりすぎな感じもして、のっけから大丈夫かな?と不安に。

だけど、ジョーカーの出自があらわになった時、ここからがやはりどうしようもない絶望が私にも分かってきました。ただ、ここの解釈が色々解説しておられる方の文章も読んだんですが、(いつもネタバレばかりですが)母親とは血のつながりがないとの解釈が多いのですが、私はそうではないと思います。母親も病気なのに、なぜ養子を?

そして、問題のラストシーンも。やっと話を聞いてくれる素敵な女性医師が現れたのに、なぜ?納得できません。

そこが、ジョーカーの本当の闇なのかもしれないけど。

また、ジョーカー自体がアメリカの闇を表現してるなど、興味深い考察が色々あって勉強になりました。立て続けに二回も観た映画は他にあまりありません。興味深い映画です。

今月の「私の履歴書」

2020-04-20 21:36:00 | 日記
4月は出光興産元社長の天坊明彦氏の執筆。

バイク移動の多い私は出光にもお世話になっているので、身近な企業です。けど記事は専門的記述が多くて(経営の履歴書だから当たり前。どの執筆者の記事も半分以上理解できてないのに、なぜか感想を言いたくなるのが、この履歴書というか執筆者の方々の魅力でしょうか)少し難儀。

分かる範囲で、所々面白いなと思ったのが、天坊氏の判断力と行動力。

まず、天坊氏は大学に残りたくていやいや就活を始めた。親を納得させるためわざと難関の銀行を受ける。それでも人事部長との面接にまでたどり着く。が、「部長は急用で会えない、別の課長に会え」といわれる。すると、「部長との面接に出直します」とキッパリ辞退。この決断力!
私だったら言われるままに面接して、落とされるパターン。。
氏は、この後、ぶらぶら歩いていて出光興産と出会う。

また、開発部に内示をうけた時、部長を訪ねた天坊氏。部長はお昼寝中、出直しては?と言われるも、部屋に入って大いびきの部長に「天坊です!」。部長にぎょろっと睨まれつつ「しっかり勉強してスペシャリストになれ!」と激励されるも「勉強はしますが、スペシャリストにはなりません。全体を判断できる人間になります」とはやくも社長宣言!?この自信と行動力。

一方、家族のほのぼのエピソードもあります。海外のデンバーには、一家で赴任。ある日、馬がほしいという娘さんを連れてみんなで競馬に行った。すると娘さんの買った馬券が一着に。レースが終わり帰ろうとすると、「どうして私の馬を連れて帰らないの?」。なんて可愛い!

そして、本日、天坊氏は社長になった。妻に「10年ぐらい一緒にいられないぞ」と切り出すと「いいわよ」とあっさり了解してくれたそう。

社長就任にあたり思い出されたのが
「人定まれば天に勝ち、志一なれば気を動かす」という言葉だそうです。
人々の気持ちが定まれば天変地異にも耐えられる、全員の思いが一つになれば全体の動きを変えられる、との意味だそうです。







アプリで観た「引越し大名!」

2020-04-14 23:09:00 | 日記
去年の今頃、ピエール瀧が逮捕されて大騒ぎに。大河のいだてんは、配役交代になったけど、この映画はホント彼で良かった。

ピエール瀧が出てくるまで1時間ちょい。可もなく不可もなくゆるりと進むお話。でも彼がでてきたら、もう釘付け。目が覚めたもんね。お役御免を言い渡される武士という重要な役所を見事な集中力と演技力で爪痕残してた。全体の出演シーンは10分ぐらいかもしれないけど、一番印象的。

最近、YouTubeで活動開始したとか。それもいいけど、彼の演技をまた観てみたい。まだ当分ダメなのかな?



蜷川実花の「人間失格」

2020-04-12 18:19:00 | 日記
副題が〜太宰治と3人の女たち 

キャッチコピーが、

死ぬほどの恋 ヤバすぎる実話

世界的ベストセラー誕生の裏側をゴージャスに蜷川実花監督が描いた。

とのことですが、どうやら評判はイマイチかな?


集英社文庫の「人間失格」(最近、アニメが表紙のこの本を友達が貸してくれて、これが文字が大きくて改行も多くてとても読みやすい。学生時代には、ほぼちんぷんかんぷんの内容も歳をとったせいか、痛いほどによくわかってしまった)を読み終わったとこなので、アプリから探して携帯のちっちゃな画面鑑賞。


結果、それほど悪くない。というか、まあまあ面白かった。

ただ、太宰治が小栗旬では、ちょっと不幸せが足りない感じ。もうちょっとやさぐれた雰囲気、頬のかけ方からして安田顕なんか、どうだろ。安田顕は46歳。小栗旬37歳で太宰治が亡くなった頃の年齢だけど、今の人若いもんね。

このストーリーによると、3人の女性たちが太宰治に名作を書かせた感じになってて、へえ〜、そうだったのね。と感心。

ファーストシーンもラストシーンも心中だけど、どっちも可笑しみがあるのが道化らしい太宰治らしさなのかも。とくにラストシーンで相手の女を諭すのが良かった。元々、人間失格もドロドロだけど、どこか笑えるところあるもんね。







アニメ 「ハイキュー TO THE TOP」を見た。

2020-04-09 23:44:00 | 日記
アタックNO.1の続きが手に入らないので、最近のバレー漫画はどういうことになってるのか気になり、探してみたら、ちょうど無料視聴できるアニメ ハイキュー TO 
THE TOPあったので1話から4話まで見てみた。

しかしこれが、アタックNO.1を見てしまったあとでは、どうしても地味。そして真面目すぎ。

ここには、木の葉おとしや稲妻攻撃、三位一体など、度肝を抜くようなアクロバティックな作戦はでてこない。お蝶夫人や花形満ような強烈キャラも望めそうにない(ジャンルは違うけど昭和括り)。

ただしかし、バレーボールの知識はスゴイ!セッターが上げたトスから、アタックのコースが読める。とか、練習の後はアミノ酸入りスポーツドリンク、タンパク質、糖質を摂れとか、全く実用的。これはもう、漫画というより解説書というか、バレーボーラーなら読まなきゃなるまい。

それだけ、バレーボールも進化したということ。根性だけじゃなく、ウサギ飛びじゃなく、ちゃんとした科学的分析でバレーボールは進化してるんだ。

主人公は負けず嫌いで底抜けに明るい性格。これは昭和のスポ根漫画と同じく。だけど主人公は背が低く、それをジャンプ力でカバーしているアタッカー。逆にセッターの男子が背が高いという設定が新しく面白そう!その他のチームメイトも多彩で現代っ子な繊細さを見せてくれたり興味深い。

印象的だったのは、

主人公が体育館の倉庫のマットレスに頭を突っ込んで、「何をやっている!探せ、探せ、考えろ!」と悩むシーン。そして、コーチたちが、「思考を止めないこと、最善を探して続けること。考えているのは我々だけじゃないです」と語り合うシーン。まさに、今の今、私たちにも言えることだから。