今日のお楽しみ。

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本日の「拾われた男」#6

2022-07-31 23:16:00 | 日記
最初から20分間ぐらい笑いっぱなし🤣
その後ジーンとします。

キスシーンのある撮影で、京都まで行き、相手役の美人女優に恋してしまったまっつん。帰ってきたら、結婚の約束をしてたのに、彼女役の伊藤沙莉に、撮影どうだった?と聞かれて、サイコーだった。感情移入して好きになっちゃった。と、バカ正直に告白してしまう。そこから、沙莉が荒れる、荒れる、荒れまくる。

それでも、次の日には、まだ寝てるまっつんを起こして(そんな起こし方あるか?!まっつん、ビックリ。おめめパチクリ!笑)ふたりで区役所に結婚届けをだして、バイト先の仲間たちに報告。バイトリーダーにここで夢叶えたのまっつんだけだよ。とほめられ、感動する皆んな。ジーン。

ホンマ、今日も面白かった。絶対ハズレなし。伊藤沙莉の強さは、恋する女というか、もはやオカンの風格。まっつんのこと、許せてないけど、一緒に夢をみたい、なんて。こんなカップル、豪快で良いと思います。


古典名作「嵐が丘」にハマって感想

2022-07-27 23:39:00 | 日記
「風と共に去りぬ」が面白すぎると、はしゃいで本好きの友達に話したら、「嵐が丘」は読んだ?というので、早速、図書館で読み始めたら、のっけから、面白すぎた。

19世紀イギリスの片田舎に人嫌いを自認する男が、長期で宿を借りにやって来た。宿の主人ヒースクリフに挨拶をしに来た時、彼の目つきを見て、こいつも人嫌いだな、と直感。自分にふさわしい相手だ、などとのんきに思った男だが、彼の「(屋敷へ)おはいり!」が「くたばりやがれ」という感情をあらわしていた。しかも門扉は動く気配がない。ーーって、この描写で私の心は鷲掴みにされた。(男もヒースクリフに逆に興味を抱く)そんな表現ある?仲野太賀なら、どう演じるだろう?(客人の役ならすぐ想像できる 笑)それは置いといて、どんな偉いご主人様なの?!
とにかく、ヒースクリフの人嫌いはただごとではない。超絶人嫌い!空前絶後の人嫌い!でも妖艶な色男なのである。(最初の映画化では、ローレンス・オリヴィエが演じてる。)悔しい。

そんななのになぜ宿を貸したりするのか、まあお金のためな訳だけど、嵐が丘の屋敷に棲む住人たちもややこしい縁戚関係が暮らしていて、(ヒースクリフ、亡くなった息子の嫁キャサリン、甥のヘアトン、爺や、家政婦ネリーなど)お互いにいがみあってののしりあって生きている。その中で家政婦ネリーだけが、とても冷静に家の中の人間たちを観察し、時に厳しく叱咤し、時に温かく接していく。この屋敷の人々を繋ぎ止めておく錨のような存在。皆から恐れられるヒースクリフでさえ、彼女を尊重していた。この家政婦ネリーだけは、人生に対してバランス感覚が良かった。他の住人は、感情的(わがまま!)で排他的で偏った変人ばかりいるのだ。まあ、人間的とも言える。

だか、元々のギスギスの原因は、ヒースクリフが、父に拾われて来た子供だから。兄と妹キャサリン2人のとこへ、ヒースクリフがきた。しかも父が可愛がるから、兄弟がおかしくなる。その上、ヒースクリフとキャサリンは、気性の激しさが似ていて、離れがたい存在になっていく。

ところがである。隣人(といっても結構距離ある、田舎だから)スラッシクロス邸が洒落た文化的な生活をしていることを知ったキャサリンが、隣人の生活に憧れて、コロリとヒースクリフを裏切ってしまうのである。

そこから、ヒースクリフは壮大な復讐計画を長い年月をかけて実行していくのだが、それが、嘘、騙し、暴力、監禁、放置と、まるで悪魔の所業、犯罪行為のオンパレード。誰も近づかない田舎の閉鎖空間での恐ろしさ。今なら絶対児相も警察も黙ってないはず。

岩波文庫の紹介文には「同時代の人々はこの作品について、(略)不愉快だ。と言った。なるほど作中人物の異常な性格、行動にはつじつまが合わない点があるが、
しかし、逆にそれこそが人間に内在する矛盾不条理の深淵をひらいて見せてくれているのではないか。(以下略)」と書かれている。

ーー本能と欲情と意欲の塊であるヒースクリフ。(岩波文庫、上巻紹介文より引用)今の日本の生ぬるい時代を生きてかなくてはならない私は、妖艶で猛毒を心に持つ男を1800年代に誕生させたエミリブロンテの小説に人間の暑苦しい本能、頑として意志を貫く厳しさ、恐ろしさを見せつけられた。
そしてやや読みづらい部分はあったが、振幅の激しい心理描写が抜群に面白かった。最初は字が大きい別の訳者のを読んでたが、分かりにくかったので、途中から岩波文庫阿部知二訳に変えた。
それにしても、古典文学の主人公は、破天荒で悪人が多いのも発見だった。ちゃんと読んだの風と共に去りぬとこれだけだけど。

今日では「リア王」「白鯨」と共に英語で書かれた三大悲劇の一つにかぞえられているそうだ。


「プリズム」か「ユニコーンに乗って」か

2022-07-21 21:20:00 | 日記
火曜10時ドラマが面白そう。
初回、ユニコーンの方を見て、永野芽郁ちゃんのままごとみたいな起業ドラマだな、と微笑ましくみてた。2話目では、仲間集めに苦労してたけど。

学生たちの中で、IT苦手なおじさんひとり(西島秀俊)が若者について行きつつ、フォローもできてて、いい雰囲気で馴染んでる。映画「マイ インターン」的な理想的な社内かな。4人やけど。永野芽郁ちゃんが恋愛より、起業にかけてるのは貧乏が原点のようだ。現代社会の問題を逞しくクリアしていくお仕事ドラマかな。

ついで、プリズム2話をみた。

杉咲花の静かで内省的な演技、緑の庭園や山のシーンが爽やかで、全体的に透明感があり、癒し効果が漂ってる。

あれ? まったく気がつかなかったけど、相手役の俳優、どこかで見たような気も。で、エンドロールのクレジットに藤原季節。え?藤原季節といえば、あの、あのややこしい名作映画「佐々木 イン マイ マイン」の主演だった俳優ではないの?!
ちょっと屈折した影のあるイケメンだよ。ああ、このドラマの役も彼がピッタリだわ。なのに、テレビ欄に名前なし。悲しい。がんばれー。そして、彼の後ろに控えて出番を待ってるのが、もはや大物感たっぷりの森山未来。何事が起こるのか?期待感は今のところプリズムかな。キャスティングの妙。そういえば、佐々木を演じた人は、元気なのかな?

今日の「拾われた男」#4と「初恋の悪魔」の追記

2022-07-16 23:31:00 | 日記
今回もトラさんみたいに振られて終わるのか、と思いきや

やったー!今日は、伊藤沙莉ちゃんとややこしい恋を乗り越えた沙莉ちゃんと両想いになったゾー!

それにしても、やっぱり太ってる。太賀。この役のため10キロ増量したと言っていたが、昨日の初恋の悪魔と比べるとやや太ってる。凄いね、役者さんって。ファイターみたいだ。

それにしても、実話なら松尾愉氏は、拾われたとかいってるけど、ここぞっていうチャンスをつかむパワーがスゴイ!

沙莉ちゃんが良くない恋をしてると察したらちゃんと闘うし。

寒い、寒い、という薄着の女の子に、コーヒー入れてあげるなんて、気が利いてる。

人生上手く回してるわーって思ってたら、ボクなんか人生で一生懸命になったことないですよ。とか言い出して。でも今度は、オーディションより大切な彼女ゲットしたので、彼は頑張るに違いない。

ツインテールの「頑なに反流」の女の子が発した「宮下順子」の名が懐かしかったけど、そんなに知らんわ(笑)彼女は、昭和をよく知ってるのね。

ところで、昨日の「初恋の悪魔」
Yahooの記事によると
太賀くんは、総務課でした。
林遣都は停職処分中の刑事で、松岡茉優は生活安全課の刑事。
気難し屋を演じる柄本長男にいたっては会計課で、刑事ではなかった。
ムムム…。
めっちゃいい加減に見てる。つうか、もうちょい分かりやすい脚本でお願いします。



「同志少女よ、敵を撃て」逢坂冬馬著 感想

2022-07-13 16:46:00 | 日記
精悍で美しいロシアの少女が銃を構え、無心に、狙いを定めている。向こうにいるであろう敵にーーこの表裏をつらぬく表紙のイラストが全てを物語っているように思える。

主人公の少女セラフィマは、一狙撃手としてどこまでも凛として、真っ直ぐだ。
心も行動も実に優等生。

それが、最初、物足らない部分もあったが、ラストに近づくにつれ、ドキドキ、ハラハラ。圧巻の展開が待っていた!
しかもえっ?そんな離れ業も使っちゃうのか?この少女が?!と驚きの連続。

大国の戦争とスケールは違うけど、小さい頃に見たアニメ、サスケを思い出した。
セラフィマは、狙撃手だけど、忍者くノ一のような頭脳戦を繰り広げる。

しかし、読み始めてすぐ、
なんでこんな血肉ドヒャーの凄惨な描写や銃に関する難しい説明が続く本、図書館で予約したのか?そんなに書評がよかったのか?でもこれは私向きではない!と腹が立ってきて、3分の1ぐらいは、さらーっと飛ばし読み。

しかし、中盤以降は、じっくり堪能させてもらいました。殺戮の描写にも慣れてきて。本当、慣れとは、恐ろしい。