くっしーの徒然日記

Princetone PTFBVT-17 修理

前回のDELLのW2306Cで味を占めたので、また、ジャンクなLCDモニタをヤフオクで入手。

今度は、プリンストンの17インチ液晶モニタ2,900円也で落札。
商品情報では、電源は入る。かすかに映像表示と、どうもバックライト不点灯の症状との事。本日、物が届いたので早速確認すると確かにうっすらと液晶には絵が出ているがバックライトがついていない。という事で早速ばらしてみる。

内部の基板は、大きめの電源基板と、小さな制御基板の2枚構成。BenQのOEMのようだ。ちょっと見、前回の様に目視で破損が確認出来る部品は見つからない。
という事でパターンを追いかけて見ると、電源基板上にPF751と言うのがある。

つながってる場所的にヒューズかリードインダクタっぽいんだが、テスターで計ると100Ωぐらい??なんかよく判らんが切れてる訳では無いみたいだが、、、、

これは、後でWEBで調べると、過電流で抵抗値が増大するタイプのヒューズらしいと判明。後日入手した3Aのリードヒューズと交換した。

しかしまだ動かん。バックライトが点かないという事は、バックライトのCCFL側か、電源供給のインバーター側のどちらかが悪いと思われるが先ずは切り分けをしてみる。NECの17インチ液晶モニタを持ってきて、このインバータにプリンストンのCCFLをつなげてみる。1灯づつ確認したので、1瞬点灯した後、すぐ保護回路が働いて消えるが、4灯とも点く。じゃあ、インバータ側?4つあるCCFLを一つづつつないで電源を入れてみると、どの出力コネクタにつないでも、1瞬ついて消える。え~、みんな点くの?なんで?どいつが悪いの???なんか、うまく切り分けが出来ないな~、、、、、

でも、よく見ると、上側の出力と下側の出力とでは、1瞬点いてる時間が少し違う様な感じだ。という事は、中途半端に生きてて壊れかけの所があるのかな?

PWMコントローラは、TiのTL1451Aが使われている。データシートでみると、いくつかの保護回路が付いている。どうもこのどれかが働いている感じなのだが、どれでシャットダウンされているのか見つけられない。CCFLが生きてるとすると、インバータ側は、スイッチングのトラが一番壊れやすいんだが、、、、試しに基板につながったまま、テスターで計るが、壊れているかどうかがよく判らない。トランスにつながってたりして、トラの抵抗値が判らん。壊れているのが判明していないのに、外すのもしゃくだしな、、、、と思っていたが、いろいろとWEBで調べると割とよく似たベンQのOEMの基板の修理記事もたくさん見かける。みんなスイッチングのトラが飛んでる様だ。やっぱり外して確かめるしかないか、、、
という訳で、諦めてトラを外してテスターで測定すると、ありゃ確かに4個中、1個飛んでるわ。

という事で、秋葉原で代品のTRを入手して、予防をかねて4個とも交換。ひょっとしてTRを飛ばす要因が基板上に残っているといけないので、片面基板で半田付けのクラックの怪しそうな所も全て半田の手直し。でやっとこさ正常稼働。


思い出しながら書いてるので、この日の所に全部書いてるが、なんだかんだで修理が完了したのは、11月。一ヶ月もかかってしまった。あんまり悩まずに、そうそうに部品を外して一つ一つをちゃんと調べりゃよかった。
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