秋田と言えば、なまはげ!なまはげと言えば男鹿半島。
男鹿半島と言えば寒風山と秋田では有名な観光地である。
と言う事で、5月4日に、寒風山山頂までSOTA運用に出かけた。
ここは、山頂まで車で行ける。ここからの眺望は360度絶景である。
展望台から望む秋田湾。正面には80km先の鳥海山も良く見える。
↓
(昨年のGWに撮影)
標高は355mで、通常の見通し距離通信では余り遠距離が望めない。
でも弓なりの日本の背中を通して海上通信で何かないかな?と期待しながら運用に行った。
展望台はグルグル回るので、ここでは運用できない。
上の写真の右下にある展望広場↓からオンエアする。
GWで人出が多いのでHFでの大きなアンテナは目立ちすぎる。
今回はお手軽に、FT-817のフロントBNCにホイップを付けて、手すりの上に垂直に立てての運用。
先ず6mSSBでCQを出すが応答なし。50MHzはどこも閑古鳥か?
次に2mでCQを出すと男鹿半島の戸賀湾に停泊中のヨットから呼ばれる。
終わると、今度は83km先鳥海山の木境展望台/標高約600mからコール。
この辺りは相手の標高もあるので見通し通信距離範囲内だ。
続いて、新潟市の越前浜(標高25m位)から呼ばれる。
うん?標高25mなのに秋田まで届くんだ??
次に岩手の八幡平から呼ばれる。相手もSOTA運用中でStoSだ。
更にまた新潟から。新潟市より南の出雲崎町の移動運用局から呼ばれた。
取り敢えず5局QSOした所で、呼び出しが途切れたので、早々に撤収。
新潟までの距離がピンと来てなかったので、この時は、低い山なのに、ずいぶん飛ぶんだなと思ったのだが、帰ってグーグルマップで距離を調べると280Km以上も飛んでいる!
ちなみに出雲崎町は一番高い所でも300m位の標高しかない。
通常の見通し距離なら
(√355 + √300)x4.12=149kmと150kmにも満たない。
ましてや標高25mじゃあ、
(√355 + √25)x4.12=98Kmと100kmも飛ばないはずなのに、何だろう?
色々調べると「日本海ダクト」なるラジオダクトによる伝搬の様である。
こちらのHPの情報によると、この日もダクトが発生していたようだ。
ここではダクトによる遠距離VHF/UHF通信はしょっちゅうある話らしい。
そうと知ってれば、もう少し遠距離通信を目指して山頂で粘ったのに!
普段飛ばないVHFで遠距離局、特に見通し距離以上の遠距離とEスポやダクトでつながると、HFでつながるのとはまた違った感覚で楽しい。
これは又来年、GWに来る楽しみが増えた。
今度は八木に50Wで9/4/6エリアを目指してみたいなぁ、、、
お相手頂いた各局様、どうも有難うございました。
2019.5.4 (5/9 UP)
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