くっしーの徒然日記

秋田 寒風山 SOTA運用 JA/AT-135

GWに家内の実家の秋田市に行った。
秋田と言えば、なまはげ!なまはげと言えば男鹿半島。
男鹿半島と言えば寒風山と秋田では有名な観光地である。


と言う事で、5月4日に、寒風山山頂までSOTA運用に出かけた。

ここは、山頂まで車で行ける。ここからの眺望は360度絶景である。

展望台から望む秋田湾。正面には80km先の鳥海山も良く見える。


(昨年のGWに撮影)

標高は355mで、通常の見通し距離通信では余り遠距離が望めない。

でも弓なりの日本の背中を通して海上通信で何かないかな?と期待しながら運用に行った。

展望台はグルグル回るので、ここでは運用できない。

上の写真の右下にある展望広場↓からオンエアする。



GWで人出が多いのでHFでの大きなアンテナは目立ちすぎる。

今回はお手軽に、FT-817のフロントBNCにホイップを付けて、手すりの上に垂直に立てての運用。



先ず6mSSBでCQを出すが応答なし。50MHzはどこも閑古鳥か?

次に2mでCQを出すと男鹿半島の戸賀湾に停泊中のヨットから呼ばれる。

終わると、今度は83km先鳥海山の木境展望台/標高約600mからコール。

この辺りは相手の標高もあるので見通し通信距離範囲内だ。

続いて、新潟市の越前浜(標高25m位)から呼ばれる。

うん?標高25mなのに秋田まで届くんだ??

次に岩手の八幡平から呼ばれる。相手もSOTA運用中でStoSだ。

更にまた新潟から。新潟市より南の出雲崎町の移動運用局から呼ばれた。

取り敢えず5局QSOした所で、呼び出しが途切れたので、早々に撤収。

新潟までの距離がピンと来てなかったので、この時は、低い山なのに、ずいぶん飛ぶんだなと思ったのだが、帰ってグーグルマップで距離を調べると280Km以上も飛んでいる!



ちなみに出雲崎町は一番高い所でも300m位の標高しかない。
通常の見通し距離なら

(√355 + √300)x4.12=149kmと150kmにも満たない。

ましてや標高25mじゃあ、

(√355 + √25)x4.12=98Kmと100kmも飛ばないはずなのに、何だろう?

色々調べると「日本海ダクト」なるラジオダクトによる伝搬の様である。

こちらのHPの情報によると、この日もダクトが発生していたようだ。

ここではダクトによる遠距離VHF/UHF通信はしょっちゅうある話らしい。

そうと知ってれば、もう少し遠距離通信を目指して山頂で粘ったのに!

普段飛ばないVHFで遠距離局、特に見通し距離以上の遠距離とEスポやダクトでつながると、HFでつながるのとはまた違った感覚で楽しい。

これは又来年、GWに来る楽しみが増えた。

今度は八木に50Wで9/4/6エリアを目指してみたいなぁ、、、

お相手頂いた各局様、どうも有難うございました。

2019.5.4 (5/9 UP)
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