部長を応援するみんなや近江さんからカノープスを見せる話が
有る。そんな訳で、南極老人星とも呼ばれ、見ると長生きすると
言われるこの星をくっしーも見てみたいと以前から思っていた。
そんな訳で、色々調べてみると、冬場に見られるカノープスだが、
南中時の仰角は、東京では、大気の屈折分を入れても2度程度
らしい。実家の香川でも3.5度程度にしか成らない。
南が水平線近くまで開けている所が無いかとyahoo地図の山の
高さを等高線を数えながら調べてみる。富士山の静岡側の
5合目まで行ければ何とか見えそう。
でも5合目まで上がれるかな?ちょっと下だと愛宕山とか
引っかかる?きわどいかも。
陣馬山を見てみると南に丹沢山が有って、計算すると3度近く迄
見えない可能性が高い。う~ん、どこで見えるかな、、、、
と色々算段をしていた。
そんな中、部屋でのんびりしていた時にふっと星座ソフトの
ステラシアターを起動すると、ちょうどカノープスの南中時間。
どれ試しに、いつもISSを撮る跨線橋に行ってみるかと、
三脚とカメラと双眼鏡をもって跨線橋を登る。
『南ってこっちかな~!』と方位磁石を見ながら水平線近くを
見る。あれ、何か点滅しているな~!飛行機??と思って
双眼鏡で覗くと『おお!星だ!星が見える。おお!!これが
カノープスか~!!』いきなりカノープスとご対面である。
点滅している様に見えたのは、雲の影に入ったり出たりしてたみたい。
慌てて、三脚を組み立て、撮影してみる。水平線近くなので、広角側
では、カノープスが光に埋もれてうまく撮れない。思いっきり望遠側
で10秒露出で撮影。何とか写った~!!
↑教会の十字架の横に見えるカノープス(右の赤いのは煙突の灯り)
オレンジっぽく見えるカノープスをひとしきり撮影した後、一旦
家に急いで帰って、一番軽量のTL-750を担いで、再び跨線橋へ。
TL-750でカノープスを導入。その赤く見える星を望遠鏡で確認する事に
成功した~!さすがに初めに見だして50分以上経っていたので、
しばらく見た後、望遠鏡の位置を動かしている内にはもう見えなく
なってしまった。
こんな近くで、見えるとは思いも寄らなかったが、こいつはしめた物で
その後、晴れてる日は、毎日南中時間のちょっと前に双眼鏡を持って
跨線橋へ見に行く。20日通って、8日見えた。確率は4割だ。
ちなみに、雲に隠れたり、大気が揺らいだりするからか、双眼鏡では
時々見えなくなる。望遠鏡で見ていると、大気の影響か、星が大きく
見えたり、小さく見えたりして、大きさが変わって見える。色もその
赤みが濃かったり薄かったりと変わって見え、以外に見ていて面白い。
久々にTL-750の出番も有ったし。早くTL-750の見え味改善もして
おかなきゃ。
2011.1.12~31(2/25)
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