![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/df/5206b4038f144e8b9e8dc7232d9c1dd6.jpg)
吸盤オープナーを入手した物の、前玉にはサイズが小さくて、押し付けて回しても、回るのはレンズのみで、押えリングはさっぱり回らない。
案の定である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/f9/5daa861b62fa5d41549e17b462b34af7.jpg)
安曇野wasabiさんのブログの記事によると、前玉は外さなくても曇っているレンズは取り外せそうなので、前玉はさておき、後ろを前回の手順に従ってばらして、中玉の後端を露出させる。
でもって、再び吸盤オープナーの出番であるが、これまた全く回らない!サイズ的にはギリギリ押さえ金具に届くサイズなのだが、思ったように力がかからない様だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/df/a6ce163c76d0f9a610e045209f68d463.jpg)
これ又一旦おいといて、後ろ玉の中央の2枚のレンズを取り外すべく、後ろ玉を分解。
しかしこれも吸盤オープナーではさっぱり回らない。
う~ん、何だこりゃ、、、さっぱり役に立たないな!
この日はすっかり戦意喪失で、これ以上の作業を諦める。
安曇野wasabiさんみたくマイクロドリルで穴を開けるかとも考えたが、失敗してレンズが傷だらけになりそうな予感もするので、押さえリングを削って、カニ目が入る様にするかな~とか考えるが、ヤスリの手作業じゃ、余計危ないかなとも思う。
と言う事で、後日、ホームセンターへ行って、何かいい物は無いかと物色。
マイクロドリルも含めて色々見ていると、彫金やガラス細工にも使えるルーターを発見。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/8f/f90fcbc0b4b02cc7d8087c33a34d46c9.jpg)
これで、押さえリングを削るかな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/ce/3eb1c7724c66c8150c67088d19dd9525.jpg)
と言う事で、レンズに傷をつけない様に、アルコールに浸したティッシュをしいてリングを削る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/06/7c293bb7176e7e3a7c8d79b127aa1fe0.jpg)
無事にカニ目で回すことが出来た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/63/c7191ad301405721519bdd909dd73221.jpg)
押さえリングを取り外して、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/c2/05a3a3ed80dc539b4b7348e085a5d983.jpg)
ついでに買ったレンズサッカーで中玉の後ろのレンズを外す。
スペーサを挟んで、中玉の後ろから2番目のレンズも外れる。どうやら中玉で曇っているのは、この2枚目の様だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/6a/5422f7e45f59b17207af9ff0eb745c11.jpg)
よしよし、と思って、レンズをクリーニング液で拭くが、さっぱり曇りが取れない。
試にシンナーでも拭いてみるが、これでもさっぱり状況が変わらない。どうやら、コーティングかガラス自体に傷が出来て曇りに成っているみたいだ。
ちょっとNETで調べてみるが、磨いて曇りを取る話も出てくるが、余り成功率は高く無いようだ。レンズ磨きは、許容誤差の5/100mmなら許されるらしいが、今のレンズが、偏差に対してどれ位で出来ているかも判らないし、手で磨くのに、そんな管理、シロートには出来ない!コーティングも剥がれるし、レンズを磨くのはかなりリスキーっぽい。
う~ん、とりあえず、このレンズはこれ以上手が出せないか。これでどの程度写りに影響するかだなぁ~、、、、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/65/0d4d85ada0df79d6ab8aa977508a52fd.jpg)
取り敢えず中玉は組戻して、後ろ玉の方に移ろうかと思ったが、後ろ玉は、中央のレンズなので、押さえリングを削ってもカニ目が届かない。
と言う事で、これまた後日、ロングビットを手配してからだな、、、、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/eb/708edf4b38dd765ec5cb2bbcbb352a32.jpg)
で持って、手配したロングビットが届いたので、後ろ玉の中央付近のレンズの押さえらしき部分をルーターで削る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/e0/6958635345a8cb6be19c9a84073bc1a6.jpg)
削ったところをカニ目で引っかけて押さえリングを外す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/21/8198abbdff5421c4ee149a0055cf97d1.jpg)
後ろ玉の中央部分は2枚のレンズが出てきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/0a/f590309c8a5c37080dba85ea35dbd3ac.jpg)
押さえリングは、カニ目がしっかり引っかかるように削って、マジックで塗っておく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/fd/31677ab7f6d4cbddfc22392d7e66490d.jpg)
曇っているレンズを掃除するが、これも曇りが完全には取れない。
まあ、磨くわけにも行かないので、これもこのまま組戻す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/54/8ae8e507e13501e1c048d875d09cfcc7.jpg)
ばらした時の逆順で、元通り組み立てる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/f2/994b3affbc02107a232f8f053b6ff152.jpg)
で試しにどの程度影響があるか、28-70mmの70mm側と70-210mmの70mm側で比較撮影。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/7d/4d73c4925be43047ab370be4300b58c7.jpg)
同じ70mmと謳っているのに微妙に画角が違うのはおいといて、多少コントラストは低いようだが、ちょっと見、使えないこともないかな?と言う感じだ。
ちなみに、左がきれいな光学系の28-70mm、右が今回清掃した70-210mmだ。
通常の絵ではそれほど差がないが、淡い星雲とか写して、強度の強調処理を掛けると多少差が出るかもなぁ、、、、
2016.6.11(6/14)
SIGMA 70-210mm F2.8 分解・清掃①
SIGMA 70-210mm F2.8 分解・清掃②