くっしーの徒然日記

熊と遭遇! 毛無山 JA/NN-107

梅雨の長雨のせいで、SOTA運用に行けない週末が続いていたが、7月18日の土曜日は長野県の北端辺りは午前中一杯位は天気が持ちそうなので、野沢温泉村の毛無山 1,650m JA/NN-107へSOTA運用に出かけた。


朝の4時半頃に自宅を出発して、野沢温泉スキー場へ向かう。毛無山山頂はスキー場の上にある。

野沢温泉スキー場を横手に見ながら車で登っていくと、この先の方で全面通行止め有りの看板。



看板を良く見ると、だいぶ先のゲートから向うが通行止めの様なので、たぶん登山道へ続く林道の分岐までは行けそうなので、そのまま進んだ。

案の定、通行止めが出る前に登山道への林道との分岐点が出てきて、問題なく通行が出来た。

ただ、分岐からの林道は、長雨でだいぶ路面が荒れている。

深い溝をよけながらゆっくり進むと、林道脇に熊がいる!



思わず車を停めてみていると、慌てて左の斜面の方向に逃げて行った。



見た感じ、小熊の様で、体は比較的小さかった。

こちらは車の中なので、まあ危険はないだろうと、そのまま熊のいなくなった林道を登山道入り口へと進む。


↑これは帰る時に写した、クマが斜面に逃げた後。黒く土が出ているあたりから、斜面を登って行ったようだ。

しかし、熊の逃げた方向は登山道の方向。ちょっと心配だな。

熊を見た所から、登山道入口迄は300m程で到着。う~ん、近いな、、、

どうしようかなと、少し思案したが、車の中で見かけただけなので、それ程恐怖感もなく、まあ行けない事は無いかと思い、車を脇に止めて登山の準備をする。

40分程して準備が出来て、登山開始。



もちろん熊よけ対策で、DJ-G7でFMラジオを鳴らしながら登る。

入り口から50m程行くと、風ごうろ登山口との分岐。



毛無山山頂への案内看板の下には、比較的新しい「熊注意」の看板



やっぱり、熊が出ると言う情報が最近出てるんだろうな、、、
この下の看板は、去年登った時には、無かったし!



登山道はほぼゲレンデ歩きなので、携帯テーブルも手にもって登っているが、こちらも一歩歩くごとに膝にぶつけて「バン!バン!」と大きな音を出しながら登る。

「熊注意」の看板から50m程登ると、家内が「あっ!熊だ!!」と叫ぶ。

どこどこ??と聞くと、登山道のこれから登る先に熊がいたとの事。



上の写真で、登山道の直線部分が左に曲がる所までが約30m位。

その先登山道は左に向かって更に30m程行くと、今度は右に曲がる。

この右に曲がる所の少し上に、ひょいっと出てきて、直ぐ登山道の上の方向に進んで、草に隠れてしまったとか。

残念ながら、私は確認できなかったが、、、、

家内が言うには、たぶん先ほど林道で見た小熊らしいとの事。

暫らく、そこでどうしようかと家内と思案する。

草が深くて、熊の位置が確認できない上に、登山道のこれから登る方向に熊が行ったらしい。

この時期小熊と言う事は、近くに母熊が潜んでいる確率も高い。

このまま草深いゲレンデ登山道を登るのは危険と判断し、この日は諦めて戻る事にした。

急いで車に戻り、車のラジオを大音量でかけながら、帰り支度。

何とか熊が出ない内に帰り支度をして車での移動を開始できた。


↑下る途中で、見晴らしの良い所からの景色

先に見える二つの峰は、水尾山だろうか?

折角なので、帰りに野尻湖に寄った。



ナウマンゾウ博物館は、時間が早くてまだ開いて無かった。



野尻湖には、ボートで釣りをする人が少しいたが、割と閑散としてる。



後ろには、黒姫山 2,053m JA/NN-062が頂上に雲をかぶっていた。

と言う事で、この日は早朝から出かけた物の、熊と2回も遭遇しては、無線運用どころではなかった。

今年はコロナの影響で、登山者も少ない為か、熊も登山道によく降りて来ているのか、長野でも熊の目撃情報は例年より多いそうです。

SOTAアクティベーター各局に置かれましては、熊に十分気を付けて登る事をお勧めします。

2020.7.18 (7/20 UP)
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