YK-88CとYK-88C-1はセンター周波数が少し異なるとの情報を入手。
大分以前に聞いたのだが、本記事に反映してなかったが、書いておくべきだなと思い、再度調べなおして以下を追記します。
AC0Cさんの記事によるとYK-88C:fc=8.8307MHz、YK-88C-1:fc=8.830MHzが仕様らしい。
と言う事で、下の記事は周波数がずっこけてた訳ではなく、700Hzずれてるのは元々の仕様らしい。と言う事で、以下の記事は、YK-88C-1を無理やりYK-88Cの代わりに使う為の1方策と考えて下さい。
ちなみに、AC0Cさんの記事ではIF-SHIFTを使えと書かれているようです。試した事無いけど、、、、
尚、下記記事のすぐ後にYK-88Cを入手して換装してますので、下の使い方での実使用は殆ど実績がありません。当時はまだCWも殆ど使っていない時期でしたから、あまり参考にはならないかも、、、、、
---以下、2017/7/2の元記事です。----------
先日、CWフィルターを追加したTS-120であるが、なんかおかしい。
取説には、CW受信の際に、周波数をフィルター無ならCW音が800Hzになる様に合わせる。フィルター付ならSメータ最大に合わせるって成っている。
これって、フィルター付でSメータを最大に合わせると受信音は800Hzになるって事だと思うんだが、Sメータ最大に合わせると1500Hz位に聞こえる。なんか変だな~、、、、と思いつつもしばらくそのままにしていた。
先日、ダミーで送信しようとしたらCWで全く電波が出ない。SSBにするとちゃんと変調に合わせてパワー計がふれるのに、、、、
あれれ、これはどこかおかしいかな?この間まで出ていたのに、、、壊れた?
蓋をあけてCWのキャリア信号の流れをオシロで追いかける。
追いかけていくと、どうもCWフィルターの頭まで信号が来ていて、その先のフィルターから出力されていないように見える。
試に、テスターを電流モードにして、テスターリードで制御信号をショートしてSSBのフィルター側を強制オンにすると、CWでもパワーが出た。
う~ん、回路の周波数構成をみると、受信時の周波数に対して、800Hz低い周波数をキャリアユニットで作り出して、CWフィルターを通した後、PLLに行っている。どうもCWフィルターのfoがずれている様な感じである。
会社でトラジェネ付のスペアナで見ればはっきりするのだが、一々会社に持て行くのも面倒である。
と言う事で、試にキャリアユニットからの周波数を受信の周波数より通常-800Hzの所を、更に-700Hz低くして、-1500Hzほどに調整してみる。
これでSSBフィルターをオンにしなくても、ちゃんとパワーが出る様になった。やっぱり、受信のSメータ最大が1500Hzトーンに成る事も考え合わせると、完全にfoが-800Hzじゃなくて-1500Hz下に成っている様だ。
見る限り、CWフィルターのfoを強制的にずらせるような回路素子はフィルターの前後にはつながってないし、たぶん、この大きさだと、水晶フィルターが何個か組み合わされているフィルターの様なので、分解して中をいじるしか、foを動かすことは無理そうだ。
但しちょっと見、中はモールドされた様な感じになっているので、とても破壊せずに内部にアクセスする事は難しそうだ。
しょうが無いので、このまま、Sメータ最大、受信音1500Hzの所に合わせて、送信は受信の-1500Hz下で送信するで行くか?と思って、その状態で送信すると、なんと送信周波数は、キャリアユニットからの周波数を変えても、相変わらず受信周波数の-800Hzで送信している様である。
確かに、キャリアユニットの周波数は、PLLに取り込まれているので、PLLの制御側で受信周波数の-800Hzって設定に成ってれば、キャリアユニットの周波数が少しずれても、引き込んで、-800Hzにしてしまう構成である。
あちゃ~、どうした物かなと考えて、今度は、RITを-700Hzに設定する事により、Sメータ最大1500Hz音の時に、受信の基準周波数を、それより+700Hzにすれば、無事に、Sメータ最大点に合わせて、相手の送信周波数で送信できるはず。
取り敢えず、これでなんとか使えるだろうが、出来たら、そうそうにCWフィルターは買い直した方が良さそうだ、、、
しかし、6千円もしたのに周波数ずっこけ品とか、やられたなぁ~、、、、
2017.6.13 (7/21Up)
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