そんな訳で、M31アンドロメダやハート星雲などいくつかの天体は視野に入りきらない為、全景を写すことができず、一部しか写せていなかった。
そんな訳で、原村の星まつりに行った時に、セレストロンの7cm/f=400mmの屈折を買ってみた。アクロマートの7cmF5.7鏡筒なので色収差はかなり出ると思うが、物は試しと買った次第だ。
【↑原村の星まつりで買った70mmF5.7屈折】
一応、400mmなので、UW20mmを使って20倍3.3度、PL40mmだと10倍4度程度の視野が確保できる計算になる。ただ色収差でどこまで使えるかは、又別の話だが、、、、
ちなみに、この鏡筒、取付用にアリガタの短いのが付いているのだが、いざGPやSPに載せようとするとアリガタが短すぎてアリミゾに引っ掛からない!もう少し長いアリガタに交換する必要がある。
ちょうど今の短いアリガタが止まっているネジの間隔は通常のビクセンのアリガタの真ん中に空いている穴と同じピッチだ。と言う事で、ヘックスボルトで取り付けようと確認してみると、ネジの頭がはみ出して、アリミゾに当たってしまい取り付かない位置関係だ。また手持ちで月を見てみたが、天頂ミラーが無いと合焦しないようだと言う所まで確認して、そのまま手付かずで置いてあった。
新潟への遠征の朝に、アリガタを少し加工して、この鏡筒を使えるようにする事にした。
【↑穴を座ぐってネジの頭が出ないようにする】
と言う事で、ビクセンの標準アリガタをドリルで少し座ぐりを入れて、ネジの頭が中に入るように加工する。ドローチューブを外して元のミニアリガタを交換する。
ドローチューブはタッピングビス3本で固定されている。
【↑ドローチューブを外した鏡筒内、遮光環が一枚】
一応、遮光環が少し入っていて多少は気を使っているようだが、アリガタ留めナットが銀色に光っているので、どうせならここも黒いナットにして欲しかった。
【↑ドローチューブの内側、ドローチューブ内に遮光環が一枚】
ドローチューブ側は全てプラスティック部品。この辺は値段なりの造りだ。
【↑標準アリガタを取り付けた所、ネジ頭のはみ出しは無くなった】
と言う事で、標準アリガタを取り付けて、ドローチューブを取り付け、コリメーションアイピースで光軸を確認するが、31.7mmスリーブの遊びが少し多いのか、アイピースの向きによって光軸がずれて見えたり合って見えたり、、、これじゃ調整のしようが無いので、とりあえずまっすぐに取り付けてそのままとした。
無事に遠征前に加工を終えて、いざ新潟遠征の荷物と一緒に積み込んで妙高高原へ出発した。
妙高高原では、先日の記事の通り時折雲が通るが、天頂方向は比較的晴れ間が多い感じ。M13が林の影に消えた後、そろそろ天頂に近づいている、M31アンドロメダを撮影しようと思って、13cm反射をSP赤道儀から下ろして、今朝方準備した7cmを載せてみた。
【↑SP赤道儀に取り付けた7cm屈折だが、、、、】
鏡筒が軽いので、錘を全部外したほうが良さそうだ。アンドロメダ座のミラク辺りを基準星にいれて導入しようと考えたが、なんかうまく合焦しない。良く見ると天頂ミラーを付けていない。
と思ってアイピース入れの中を探すが無い!あれ!天頂ミラー持ってくるの忘れた~!!あちゃー、これじゃ撮影できないよ~!
と言う事で、せっかく出発前に加工して赤道儀に取り付くようにしたのに、今回は広画角は、お預けと成ってしまった。
既に掲載の通り、その翌週の天城高原でも雲に阻まれて撮影ができず、この鏡筒の映り具合を試すことが出来ていない。次回試せるのは再来週だろうか。
とは言っても短焦点アクロマートなのであまり多くは期待できないのだが、、、、
2012.9.16 (9/26)
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