きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

室内楽マラソン・コンサート 東京・春・音楽祭2011

2011-04-10 | 演奏会・ライブ
2011年上野の森で計画された春の音楽祭は
東北関東大震災後ほとんどの演奏会が中止となりました。

音楽祭出演予定の演奏家が中心となり、被災者支援チャリティーコンサート
「室内楽マラソンコンサート 音の絆」があることをOZが知り、
一緒に聴きに行ってきました。
収益は全額、被災地への義援金として寄付されるそうです。

急遽計画されたために、チケット発売開始は演奏会1週間前。
全席均一料金の指定席券でした。
前から6列目中央の良い席で
室内楽を楽しんできました。
大ホールでの室内楽は、やはり前方の席でないと厳しいです。

3部構成で、12:00~17:45
途中休憩を挟みながら
次々と、いろんなジャンルの音楽が奏でられ
演奏家たちの熱い想いを
肌で感じることができました。

久々の東京文化会館。
カメラ持参したのは初めてで
こんな造りだったのかと
感慨深く見てきました。

客席の撮影は禁止なので大ホールのレリーフの音響版など
お見せできないのが残念です。

■出演・曲目
《第Ⅰ部》
フルート:新村理々愛 ハープ:山崎祐介
 ドップラー&ザマラ:カジルダ幻想曲
 テレマン:無伴奏フルートのための12のファンタジーより第1番

ギター:鈴木大介、松尾俊介
 モリコーネ:ニュー・シネマ・パラダイス
 ニーノ・ロータ:81/2

ソプラノ:天羽明惠 ギター:鈴木大介
 ヘンデル:オン・ブラ・マイ・フ、私を泣かせて下さい
 バッハ=グノー:アヴェ・マリア

ヴァイオリン:戸田弥生
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番よりシャコンヌ

東京メトロポリタン・シンフォニー・チェロ・アンサンブル
  (田中雅弘、古川展生、平田昌平、松岡陽平、江口心一、
   橋純子、長谷部一郎、森山涼介、柳瀬順平)
 フンク:組曲 ニ長調よりアダージョ、フーガ
 ロジャース:サウンド・オブ・ミュージック(メドレー)
 アンダーソン:フィドル・ファドル

チェロ:工藤すみれ ピアノ:河村尚子
 ベートーヴェン:チェロとピアノのためのソナタ  第3番より第1楽章

《第Ⅱ部》
メゾ・ソプラノ:波多野睦美 リュート:つのだたかし
 ジョン・ダウランド:甘い愛が呼んでいる
 ヘンリー・パーセル:美しい島
 カタルーニャ民謡:鳥の歌

チェロ:古川展生
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番より
        プレリュード、サラバンド、メヌエット

ヴィオラ:川本嘉子 ピアノ:野平一郎
 シューマン:3つのロマンス
 ディズニー:星に願いを

OZチェンバー
  (第1ヴァイオリン:依田真宣、須山暢大
   第2ヴァイオリン:塩田 修、猶井悠樹
   ヴィオラ:大島 亮、瀧本麻衣子
   チェロ:奥泉貴圭、山田幹子
   コントラバス:橋洋太
 ショスタコーヴィチ:弦楽のための交響曲op.110a(原曲:弦楽四重奏第8番)

フルート:工藤重典 ピアノ:野平一郎
 ドビュッシー:シリンクス
 プーランク:フルートとピアノのためのソナタ
 フォーレ:夢のあとに

《第Ⅲ部》
メゾ・ソプラノ:林美智子 ピアノ:野平一郎
 武満徹:小さな空、三月のうた、翼

ピアノ:田崎悦子
 J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻より
        第8番 前奏曲
 ガーシュウィン:3つのプレリュード

オーボエ:広田智之 ピアノ:野平一郎
 R.シュトラウス:《8つの歌》op.10より「献呈」「夜」「明日」「万霊節」

ヴァイオリン:加藤知子、漆原啓子、川田知子、井上静香
ヴィオラ:川本嘉子、大島 亮
チェロ:山崎伸子、工藤すみれ
 メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調 op.20

最後の一曲、メンデルスゾーンの弦楽八重奏曲は
激しいかけあいで心に残りました。















夕暮れ時の上野公園の桜を見ながら
例年とは違い静かな花見客を横目に坂を下って帰りました。

ぼんぼりは灯らず、薄暮の中で
桜が強風に震えていました。





東京文化会館
竣工 1961年
設計 前川國男建築設計事務所
所在 東京都台東区上野公園5-45

2011.4.9
コメント (12)
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