kyon's日誌

つれづれに・・・

映画47・・

2002年05月16日 | 日記
子供達に見せたくて一緒に見た映画は結構あるもんです・・・(もっぱら、アニメが多いですが・・・(笑))
でもね、時には、う~~んと、唸ってしまう作品もあります。。

「水の旅人」(1993年東宝)
監督、大林宣彦さん
主演、山崎努さんほか・・

題名通りの”水の精”が旅をする話です。。。

けれど、本当の意味で、日本的な発想と画面の美しさを感じましたねぇ。。。さすがは、大林監督の発想!!(結構、監督に岡惚れ気味ですが・・笑)
ストーリーには、お伽噺・・・・・一寸法師がベースにあるから、誰か、おばァちゃんにでも側で語って貰っているような、心地良く、妙に懐かしい、不思議な感覚がありました。。。(もっとも、幼い頃にこういうお伽噺を聞いて育った感覚が無ければ、沸かない感情かも知れない・・・我が家の子らにはとても新鮮な感覚だったらしい・・)

外国映画の、あまりに、大げさなSFファンタジーばかりにお目に掛かり過ぎたせいかも知れない。。日本の映画も捨てたもんじゃないなぁ・・などと、スターウォーズなどと比べても、規模はともかく、決して見劣りするものでは無いと・・・感心したものです。。

山崎努氏がエラク小さいのに(画面上では17センチの設定)、エラク存在感を感じさせる(笑)・・。

殆ど、一人の演技をして、実像画面に重ねられるのだから・・・その、ちぐはぐさが出ないような演技力には感心してしまう。。。
そして、一つの真実<水>という実態がキラリと心を打つ。。。

”映像は言葉だ”と、大林監督が言う通り・・
”目”は案外、感情や表現よりも、 文字 を画面から受け取っているものなのかもしれない。。。
だから、私のようなピンボケオバサンでも、何がしかのつたない感想を書けるのかもしれない・・・(笑)(*^^*ゞ
コメント
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