以前、脳科学の茂木氏の講義をネットで受けたことがありましたが、
脳というのは、へぇ~、とても面白い働きをするのだな~的に、まぁのほほんと聞いた訳ですよ(笑)
でも、たかだか6時間程度ではありましたが、終わってみるとあまりに膨大な知識が必要でとてもとても素人オバチャンには分かり得ないなぁ・・・と感心してしもた訳ですね・・・当たり前ですが(笑)
まぁ、人類が2000年の科学を以ってしても、未だに未知の世界ではあるようですから、まだまだ学者にも分かっていない事だらけのようで・・・
生命の生きて行く過程が総て脳のお陰とは・・・幾分、釈然としない面もありの分からず屋の自分なのですが・・・(苦笑)
昨日、アルツハイマー型認知症であることを公表して講演などもしている61歳の男性のドキュメントをTVで見ました。
IT関係の仕事を長くされて、51歳で認知症であることを宣告され、現在までの10年間の間の軌跡を追いながら、現在の状況に辿り着く経過を追ってるドキュメントです。
伝えやすくする為に半ドラマ的に役者さんがその過程を演技で補う・・、
いや、そのご本人、佐藤さんと仰ったか・・
とても考えさせられ、ついホロリとさせられ、見てるワタシもウルウルしてしまった。
で、その中で、佐藤さんに付き添う看護士?さんが、仕事の事で詰まって思わず誰かに話したくなり、思いついた方が、友達でもなく家族でもない、その佐藤さんだったくだりがあるのですが、これが深くてねぇ・・・思わず貰い泣きでした。
何で認知症である佐藤さんなのか、自分の事で一杯々なのに、イワユル健常人である自分が何故深刻な病の佐藤さんなのか・・・。
しかし、声を聞いただけで、泣き出す看護士さんに「元気出して」、「(その話)聞かせて」と言われた事でスゥ~ッと煩う気持ちが解けていく・・・
悩み事は実際に相談しなくても、
佐藤さんの声の、多分本来持っている穏やかな声質、片言の言葉が看護士さんの気持ちを解してしまう力があった・・・
多くの説明をしなくても、一言が沁みてありがたく、泣けるということがある。
言葉は寧ろ邪魔なくらいな訳です。
泣けるということは、笑うよりもずっと心というか、思いを開放させる効果があるとも昨今では言われているのですが、どんなに悲しくても辛くても泣けない時ってあるしね・・その看護士さんが泣けたことで次に向う勇気を得た・・・という逸話が、心に残りました。
時々思うのですが、母などと話をしていると、さも無い単発の言葉で笑わせられることがある。ストーリーが分からないのに何故かアハハと笑ってしまう。
他人が聞いても多分、何でオカシイのか分からない。
でも、その母を知るワタシにだけは分かるウィークポイントがある訳です。
チグハグな言葉を発するけれど、そのチグハグさが面白い・・・いえ、母はまだ完全な認知症とは言えない宙ぶらりんな訳ですが・・・(^^ゞ
アルツハイマー型というのは、脳が縮んでいく・・・今日の事も明日には忘れるでしょうけれど、佐藤さんはPCや携帯という端末を利用して記録をとり続けている。
楽しかった事も忘れるけれど、記録として残っていれば、そうなんだ、楽しかったんだね?・・・と自分を認識出来る。
記憶は無くなるけど、記録は残る・・と仰っていた。
脳の中で一体ナニが起こっているのか・・・
現在も医学の分野では日進月歩の未知数を抱えた世界です・・・
けれど、
人としての生きる努力を続けようとしている佐藤さんの姿勢には頭が下がる。
もしもその状態になったワタシに、果たしてそんな日常を積み重ねられるだろうか?
多分・・・出来ないだろうと想像する。
佐藤さんの自分を喪失しない為の、そういう自分を認めて寄り添おうとしてる一生懸命さに心打たれた・・・のでした。
健康な時の自分より、病を得た今の自分の方が好きだとも仰ってた・・・凄い!
脳というのは、へぇ~、とても面白い働きをするのだな~的に、まぁのほほんと聞いた訳ですよ(笑)
でも、たかだか6時間程度ではありましたが、終わってみるとあまりに膨大な知識が必要でとてもとても素人オバチャンには分かり得ないなぁ・・・と感心してしもた訳ですね・・・当たり前ですが(笑)
まぁ、人類が2000年の科学を以ってしても、未だに未知の世界ではあるようですから、まだまだ学者にも分かっていない事だらけのようで・・・
生命の生きて行く過程が総て脳のお陰とは・・・幾分、釈然としない面もありの分からず屋の自分なのですが・・・(苦笑)
昨日、アルツハイマー型認知症であることを公表して講演などもしている61歳の男性のドキュメントをTVで見ました。
IT関係の仕事を長くされて、51歳で認知症であることを宣告され、現在までの10年間の間の軌跡を追いながら、現在の状況に辿り着く経過を追ってるドキュメントです。
伝えやすくする為に半ドラマ的に役者さんがその過程を演技で補う・・、
いや、そのご本人、佐藤さんと仰ったか・・
とても考えさせられ、ついホロリとさせられ、見てるワタシもウルウルしてしまった。
で、その中で、佐藤さんに付き添う看護士?さんが、仕事の事で詰まって思わず誰かに話したくなり、思いついた方が、友達でもなく家族でもない、その佐藤さんだったくだりがあるのですが、これが深くてねぇ・・・思わず貰い泣きでした。
何で認知症である佐藤さんなのか、自分の事で一杯々なのに、イワユル健常人である自分が何故深刻な病の佐藤さんなのか・・・。
しかし、声を聞いただけで、泣き出す看護士さんに「元気出して」、「(その話)聞かせて」と言われた事でスゥ~ッと煩う気持ちが解けていく・・・
悩み事は実際に相談しなくても、
佐藤さんの声の、多分本来持っている穏やかな声質、片言の言葉が看護士さんの気持ちを解してしまう力があった・・・
多くの説明をしなくても、一言が沁みてありがたく、泣けるということがある。
言葉は寧ろ邪魔なくらいな訳です。
泣けるということは、笑うよりもずっと心というか、思いを開放させる効果があるとも昨今では言われているのですが、どんなに悲しくても辛くても泣けない時ってあるしね・・その看護士さんが泣けたことで次に向う勇気を得た・・・という逸話が、心に残りました。
時々思うのですが、母などと話をしていると、さも無い単発の言葉で笑わせられることがある。ストーリーが分からないのに何故かアハハと笑ってしまう。
他人が聞いても多分、何でオカシイのか分からない。
でも、その母を知るワタシにだけは分かるウィークポイントがある訳です。
チグハグな言葉を発するけれど、そのチグハグさが面白い・・・いえ、母はまだ完全な認知症とは言えない宙ぶらりんな訳ですが・・・(^^ゞ
アルツハイマー型というのは、脳が縮んでいく・・・今日の事も明日には忘れるでしょうけれど、佐藤さんはPCや携帯という端末を利用して記録をとり続けている。
楽しかった事も忘れるけれど、記録として残っていれば、そうなんだ、楽しかったんだね?・・・と自分を認識出来る。
記憶は無くなるけど、記録は残る・・と仰っていた。
脳の中で一体ナニが起こっているのか・・・
現在も医学の分野では日進月歩の未知数を抱えた世界です・・・
けれど、
人としての生きる努力を続けようとしている佐藤さんの姿勢には頭が下がる。
もしもその状態になったワタシに、果たしてそんな日常を積み重ねられるだろうか?
多分・・・出来ないだろうと想像する。
佐藤さんの自分を喪失しない為の、そういう自分を認めて寄り添おうとしてる一生懸命さに心打たれた・・・のでした。
健康な時の自分より、病を得た今の自分の方が好きだとも仰ってた・・・凄い!